銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

桜予報、三国時代

2010年03月11日 | Hの生きる喜び、それは
日本一帯でぶり返しの寒い日が続いています
各地でなごり雪とは言い難い大雪&吹雪が
観測され、大荒れの空模様

そんな寒い日に流れるあたたかい話題

「サクラ開花予想」

日本人は本当に桜が好きなんですね
1ヶ月以上も前から、各地点ごとに、
開花予想、満開予想、散り予想をそれぞれ立て、
日々更新するのですから

そんな桜の開花予想

今年は気象庁が1955年から続いた開花予想を中止すると発表
予算削減と人員の関係だそうですが、
近年では担当職員が一人だけになっていたのだとか

そこで桜開花予想に参入してきた民間企業

 A「ウェザーニューズ」
 B「ウェザーマップ」
 C「日本気象協会」

三社が独自の手法で開花予想を行っています

たとえば、
 A は,全国各地の一般の方から届くタイムリーなレポートをまとめ、
   蓄積された膨大な情報から開花日を算出

 B は、気温に基づいて独自の統計処理を加えて算出

 C は、標本木や協力機関からの正確な観測データを重視し、
   気象学的な視点から算出

なるほど、気象庁の撤退に伴って
民間企業も必死になっているようです

それによると、今年は平年より2日~4日早い開花になる予想

ある地点の開花予想日は…

【神戸市】開花日 3/23 満開日 4/1
【京都市】開花日 3/23 満開日 4/2
【大阪市】開花日 3/23 満開日 3/30
【奈良市】開花日 3/23 満開日 4/1

【福島県】開花日 4/7 満開日 4/11
【東京都】開花日 3/23 満開日 3/30

などなど…

激しさを増す、桜開花予想

果たしてこの競争を制するのは
どこの予想でしょうか?


ちなみに、私はこの予想、あまりあてにしていません

なぜなら、
毎年、様々な開花予想をしてくださるのですが、
直前の1週間の天気、気温で
いとも簡単に予想が覆され、
結局例年どおりの開花日におさまる、ということが多いのです

焦らず、情報に惑わされず、
長い目で予想を見守りたいと思います
桜は咲きたい時に咲くでしょう



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天平仏群、大移動

2010年03月10日 | Hの生きる喜び、それは
先月飛び込んできたセンセーショナルなニュース

-天平仏の宝庫、と言われる東大寺法華堂で
 16体の仏群、修理に伴い大移動
 5/17で現在の姿が見納め-

法華堂には本尊・不空羂索(ふくうけんじゃく)観音像や
金剛力士像、四天王像、
日光・月光両菩薩像などを安置

16体のうち12体が天平美術を代表する国宝、
4体は重文指定を受けています

板張りの須弥壇は鎌倉時代の作とされ、
シロアリの被害などで傷みが激しく、
床下にジャッキを入れて補強している状態

地震対策が課題となり、
3年計画で須弥壇と仏像の修理を行うことになったのです



昨年、阿修羅に始まり火がついた仏像ブーム

その何年も前から私にとって東大寺法華堂は特別な空間でした

狭い、いえ本当は広いと思うのですが
仏像群がひしめきあって、
狭く、息苦しく感じるほど
圧迫した空気が流れる法華堂内部

初めて訪れた時は、その圧倒的な迫力に、
たちまちに外へ飛び出してしまったのを覚えています

中央に配される3㍍半を超す不空羂索観音像は、
あまりに神々しく、
大きな存在感で、
両脇の日光月光菩薩が小さく見えるほど

両菩薩は何もかもを見通したような涼しげな眼差しです

一見不釣り合いなようですが、
絶妙のバランスがとれた配置

この三位一体の仏像のまわりに、
隙間ないほどに林立する仏像群が、
勢いを増して私たちに迫ってきます

暑い夏の日に訪れたことがありました
それでも背筋はゾクッとしました

大勢の人混みの中で拝見したこともありました
それでもすべての仏像と眼が合った気がしました

一体、一体を見ると他にも素晴らしい仏像はたくさんありますが、
この張り詰めた空間、圧倒的な仏像の存在感は、
ここ東大寺法華堂しか味わえない、そう思います

修理となれば仕方ないですが、
この麗しき三位一体のお姿が見納めになるかもしれない
というのは、私たちにとって大きな損失です

今回の修理に伴って法華堂内部の仏像が堂外に移されるのは、
創建以来初のこと
再びこの16体が集うこともなくなるかもしれません


…5/17で見納め

行かなければ!


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綿業会館とH&M

2010年03月09日 | のほほん同志Aの日常
「大阪には観光名所がない、そう嘆く人があるがとんでもない。
 産業都市・大阪はレトロ建築のきらめく宝石箱。
 なかでも『綿業会館』は、特大のダイヤモンドである」

大阪のレトロモダン建築を紹介した本に書かれたこの一節。
その本を読んで以来の憧れの場所、綿業会館を
きのう、銀ステ・旅サロンの建築見学会で訪ねました。

パンフレットによると…

綿業会館は昭和6年、日本綿業倶楽部の建物として竣工。
クイーン・アン・スタイルの貴賓室、
ルネッサンス初期、ジャコビアン・スタイルの談話室など
各部屋ごとに趣向がこらされているのが特徴で、
名実ともに戦前の日本の近代建築の傑作と言われている、とか。

先月号のお便りで募集したところ、
定員の24名はあっという間にうまり、
キャンセル待ちでご参加いただけなかった方も。
実はこちらの綿業会館、会員制のため、一般の入館は原則禁止。
やはり皆さん、よくご存じなのですね、

このたびは銀のステッキ旅行での見学会ということで
詳しい見どころのご説明を受けながら、
特別に内部をご案内していただきました。

見事な装飾タイルが壁一面にほどこされた談話室や、
両面に設置された鏡が連綿とつづく空間をつくりだす「鏡の間」。
約1時間におよぶ見学後――

あまりに豪華な空間の連続で、まだご昼食の前だというのに、
「ふー、もう、おなかいっぱい…」 の声もあがるほど。

とはいえ、見学後、もうひとつの楽しみは
ミューラルデコレーションの装飾天井が美しい
会員制食堂でのコースランチ。
皆さま、きれいに完食しておられました。

デザートが終わるころ、各テーブルをまわっていると、
なぜかひとつ、いたずらっぽい笑みを浮かべて
「ねえねぇちょっと…」と手招きするテーブルが。

はいはい、なんですか?と伺うと、
「ねえ、このあとナンバのH&Mにご一緒しない?」

H&M…!

2~3年前に銀座に登場した、若者向けの衣料品店、ですよね。
先週、戎橋にオープンして
雨のなかすごい行列ができたとかいう、あのH&Mですか…!?

「そう、それよそれ。
 おばあさんだけで行くのも何だし、あなたご案内してよ」

H&M。
名前ぐらいは私も知っていますが、
●若者向け ●行列ができる、その2点だけで個人的にはパス。
そのH&Mに、私の祖母の世代にあたるお客様が行きたいの、と。

正直、スゴイ!と思いました。

今月号の『銀ステ弥生便り』に寄せられた、あるお客様からのお声。
「年を取らない秘訣」と題して
「好奇心を失わず行動すること」とありました。

きのうのお客さまにしても
昭和の名建築「綿業会館」から、若者カジュアルのH&Mまで。
その好奇心の幅広さに、ただただ感服です。


さて、有志で訪ねたH&Mはというと――

オープン3日目とあって、
平日とはいえ道頓堀の川沿いに延々と長い行列。

どうします?と振り返ると、

「あの行列におばあさんが並んでると、さすがに笑われるわね」
「そうね。今度、東京のツアーでご一緒するじゃない。
 そのとき、銀座のH&Mに連れてってよ」

あ、
やっぱり行くんですね。

…もう、脱帽です。



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2年ぶりの上海

2010年03月08日 | 見かけだおしNのつぶやき
数年前
よく現地のガイドさんが
言ったものです

「上海万博でもっともっと上海は変わります!」
それはそれは誇らしげでした

ですから、いつ訪れても工事中
埃っぽい上海のイメージは仕方なしとして
それでも、古き良き
私が魅かれるレトロ上海は健在でした、その頃は
それが・・・

先ほど上海から帰国しました

二年ぶりです、上海は
中国が驚く速さで変化しているのは承知しています
でも
まさか
これほどまでに・・・

私が好きな上海
それは、近代化しながらも
パジャマ姿でうろつく日常が存在していたこと

あ~過去系です!

今回のガイドさんによると古い建物は万博に向け
どんどん壊され、高層ビルの建設ラッシュ

なんで~

京都の鰻の寝床に似た、狭い移住空間
洗濯物が無造作につるされ
居眠りする猫
ステテコの耳毛おやじ
その背景にそびえ建つ高層ビル
まさに
手塚治虫が描いた未来都市

そのちぐはぐが上海の魅力
・・・でした
なのに

もう、どこもかしこも高層ビル
しかも、かの外灘も工事中で
多分、万博に向け、間もなく
キレイすぎる遊歩道が完成するのでしょう

まさか肝心の租界地跡の洋風建築まで
工事の手が及ぶとは思いませんが・・・
頼みますよ、上海遺産というより
残すべき万人遺産のはずですよ、そこは!

そして見た、まさに工事中の「和平飯店」の姿
ご存知オールドジャズバーで知られた
上海ならではの懐古の象徴です

立ち入り禁止の看板を横目に
中を覗き込みました

「え~」
そのアールデコの天井いじるの~
その硝子窓は置いとかないと
あかんて、やめて、やめて
見ていると叫びそうになりました!

上海は租界地の歴史があります
時を経て、その歴史遺産がたいへん貴重な存在となっています
複雑な思いはあるにして

どうぞ、これを残して下さい

数億人の期待の万博
その前に蚊の鳴く声は届かないのでしょうか・・・

上海、
とにかくすごいスピードで時間が
今、流れていました



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イケアへ行こう!

2010年03月07日 | のほほん同志Aの日常
なぜか私の場合、世間で話題になってから
2~3年遅れでマイブームがやってきます。

「時間の淘汰を経たものだけ、相手にしてるんで」
とかなんとか、うそぶいてはいますが、
どう見ても、完全に、ブームに乗り遅れているだけ。

今のブームは、イケアです!
ご存じ、スウェーデン発祥の家具小売店。

関西エリアとしては初めて、
神戸のポートアイランドにオープンしたのは2008年のこと。

でも
「自分で持ち帰る?」「自分で組み立てる?」
そんなの、ムリムリ…

イケア独自のスタイルを聞いただけで、
自分には縁のない店と思って足が向きませんでした。

ところが先月、ツアーの下見で近くまで立ち寄り、
ふと覗いてみる気に。

あとには予定があったので、
あのバカでかいイケアストアを15分で一回り。
(最後はほとんど走り抜けました、しかも逆走)

そして、飛び乗ったシャトルバスの中で。

「イケアって楽しい!!」

子どもの頃のように高揚していました。

商品の家具はもちろん、カフェも、店内のインテリアも
シンプルで洗練された北欧スタイル。

さらに、安いのです!
だいたいコレぐらいかなぁと思うお値段の、
5分の1から10分の1。話題になるはずです。

それにしても

「あんなに安い店ができたら、家具屋さんはたいへん」
そう母に言うと、
「いや、あそこで買い物できるのは若い世代だけ。
 私らにはとても無理やわ」と。

たしかに店内は、20~30代のカップルや家族連ればかり。

自分でパーツを探して安く組み立てる若い世代と
すべてのパーツが揃った完成系を求める熟年世代。
なんだか「旅」にも通じる話です。


さて昨日、ふたたびイケアを訪ねました。
前回が下見なら、今回は本番です。
カートを押して買う気満々ではあったのですが、すぐに

「イケアって難しい…」 すっかりトーンダウン。

見本エリアと倉庫エリア、
二つに分かれているのがイケア・スタイル。

ショールーム形式の見本エリアで欲しいものがあれば、
その商品番号と在庫の置かれている棚番号をメモしてまわり、
最後の最後、倉庫エリアの配列棚から自分で探してレジへ。
(…って、一大ブームでしたから、皆さんご存じなんでしょうか?)

だだっ広い見本エリアを一回りしただけで、
すっかりくたびれてしまい、
棚から商品を探し出す余力と気力は残っていませんでした。

「もう今日は買わずに帰ろっか」
「いや、せっかくここまで来たんだし…」

葛藤のあげく、なんとか気力をふりしぼって
棚へ、つづいてレジへ、最後に駐車場へ、
そしてやっとこさ自宅まで持ち帰ってきました。

はぁーやれやれ
ひと仕事終わった気になり、そして気づきました。

最後の大仕事、組み立てが…

ゾッ


▼ゴールデンウィーク「貴州・苗族“姉妹飯まつり”」はこちら
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