旅からわかる江戸時代[全3巻]
「読書メーター」で知りました。
おもしろそう!・・と思い,地元図書館の児童書のコーナーにあるこれら3冊を借りました。
1: 参勤交代で大移動! 武士の旅
2: あこがれの名所めぐり! 庶民の旅
3: 特産物はどう運んだ? 船と物の旅
私の1番のお気に入りは,
2: あこがれの名所めぐり! 庶民の旅
です。
(「読書メーター」感想より)
「武士の旅」よりももっとおもしろかったです。
もっともっとあきません。
浮世絵に名所図会,たくさん出版されたものですね。
今もそうでしょうが,寺社参詣といいながら,楽しいのは見世物や芝居,料理にお土産。
地元の図書館に現代語訳された江戸時代の本,秋里籬島『東海道名所図会』があるのを発見!
遠いところはわからないので,「〈上〉京都・近江・伊勢編」を予約しました。
(私は関西の人間です。)
私も「名所図会」で気分は江戸時代の旅に出発!です。
ちょうど,歴博でも,浮世絵をやっています。
ん?・・・?広重は本当に旅をして絵を描いた?
調べてみました。
浅野秀剛『浮世絵細見』 講談社選書メチエ(2017年発行)
第二章 描かれた謎
その四 広重は東海道を歩いたか (150ページ)
広重は東海道を旅せずに版下を描いたのではないかと半ば思っている。
この問題は,決定的な資料が出現しない限り,
今後もしばらく検討されることになるであろうが,
想像を逞しくすれば,
自身のスケッチや既刊の図のほかに
そこを旅したことのある人から話を聞いて描いた,
また,現地で刊行された図を見たり,
その地で描いたスケッチや絵画など
(つまり,他人の写本)を基に描くこともあるはずである。
(中略)
つまり,現地の絵心のある人に描いてもらい,
それを江戸に送ってもらうという方法であろう。
(中略)
広重が「東海道」を制作した頃は,
江戸の版元(書物問屋,地本問屋)が地方に本を届けるルートはかなり整備されていた。
そのルートを使って,版元が地方に住む関係者に頼むことは,
さほど難しくはなかったと思われる。
ちょっと引用が長すぎました。
この話を歴博の職員さんにすると,
職員さんが教えてくれました。
広重「東海道五十三次之内 池鯉鮒 首夏馬市」の初摺りには,
実際にはない小山が描かれていて,
後摺りのものには,この山がないそうです。
江戸時代の浮世絵や名所図会がすべて正しいことを描いているかどうかは別として,
見ていて面白いし,興味がわきます。
ということで,
今日,図書館で借りた本(『旅からわかる江戸時代』2に紹介されていました。)
秋里 籬島 (著), 粕谷 宏紀 (監修)
『東海道名所図会〈上〉京都・近江・伊勢編 (新訂 日本名所図会集)』
現代語訳です。
八隅 蘆菴 (著), 桜井 正信 (翻訳)『現代訳 旅行用心集』
こっちも現代語訳ですが,縮小コピーの江戸時代のものも載っています。
(字が小さすぎて,読めませんが)
そして,なぜか家にあったのは,
榎原 雅治『中世の東海道をゆく―京から鎌倉へ、旅路の風景』(中公新書)
ゆっくり読みます。
「読書メーター」で知りました。
おもしろそう!・・と思い,地元図書館の児童書のコーナーにあるこれら3冊を借りました。
1: 参勤交代で大移動! 武士の旅
2: あこがれの名所めぐり! 庶民の旅
3: 特産物はどう運んだ? 船と物の旅
私の1番のお気に入りは,
2: あこがれの名所めぐり! 庶民の旅
です。
(「読書メーター」感想より)
「武士の旅」よりももっとおもしろかったです。
もっともっとあきません。
浮世絵に名所図会,たくさん出版されたものですね。
今もそうでしょうが,寺社参詣といいながら,楽しいのは見世物や芝居,料理にお土産。
地元の図書館に現代語訳された江戸時代の本,秋里籬島『東海道名所図会』があるのを発見!
遠いところはわからないので,「〈上〉京都・近江・伊勢編」を予約しました。
(私は関西の人間です。)
私も「名所図会」で気分は江戸時代の旅に出発!です。
ちょうど,歴博でも,浮世絵をやっています。
ん?・・・?広重は本当に旅をして絵を描いた?
調べてみました。
浅野秀剛『浮世絵細見』 講談社選書メチエ(2017年発行)
第二章 描かれた謎
その四 広重は東海道を歩いたか (150ページ)
広重は東海道を旅せずに版下を描いたのではないかと半ば思っている。
この問題は,決定的な資料が出現しない限り,
今後もしばらく検討されることになるであろうが,
想像を逞しくすれば,
自身のスケッチや既刊の図のほかに
そこを旅したことのある人から話を聞いて描いた,
また,現地で刊行された図を見たり,
その地で描いたスケッチや絵画など
(つまり,他人の写本)を基に描くこともあるはずである。
(中略)
つまり,現地の絵心のある人に描いてもらい,
それを江戸に送ってもらうという方法であろう。
(中略)
広重が「東海道」を制作した頃は,
江戸の版元(書物問屋,地本問屋)が地方に本を届けるルートはかなり整備されていた。
そのルートを使って,版元が地方に住む関係者に頼むことは,
さほど難しくはなかったと思われる。
ちょっと引用が長すぎました。
この話を歴博の職員さんにすると,
職員さんが教えてくれました。
広重「東海道五十三次之内 池鯉鮒 首夏馬市」の初摺りには,
実際にはない小山が描かれていて,
後摺りのものには,この山がないそうです。
江戸時代の浮世絵や名所図会がすべて正しいことを描いているかどうかは別として,
見ていて面白いし,興味がわきます。
ということで,
今日,図書館で借りた本(『旅からわかる江戸時代』2に紹介されていました。)
秋里 籬島 (著), 粕谷 宏紀 (監修)
『東海道名所図会〈上〉京都・近江・伊勢編 (新訂 日本名所図会集)』
現代語訳です。
八隅 蘆菴 (著), 桜井 正信 (翻訳)『現代訳 旅行用心集』
こっちも現代語訳ですが,縮小コピーの江戸時代のものも載っています。
(字が小さすぎて,読めませんが)
そして,なぜか家にあったのは,
榎原 雅治『中世の東海道をゆく―京から鎌倉へ、旅路の風景』(中公新書)
ゆっくり読みます。
お元気でしたか。
実は,私もほかの人のブログなどで紹介してくれた本をよく読んでいます。江戸時代の旅の本がそうです。
図書館まで徒歩3分なので,よく借りています。
その中で,やっぱりほしい・・・と思った本は買っています。(笑)
古文書の方も順調そうですね。
私は今,第7回の返却待ち,第8回はほぼ出来ています。
私は第6回では先生に「今回はなかなかの難物(!)でしたね。」と書かれてしまいました。
お互い,頑張りましょう!
本の紹介は知らないことを教えてくださる参考になります。
浮世絵はあまり知らない分野だったのを、よく教えてくださったのもこのブログです。
図書館で浮世絵コーナーをいろいろ見て、「別冊太陽 浮世絵図鑑」を手始めに借りてきました。図版がきれいだったので。
旅のものも興味あります。
NHK学園の古文書通信講座は4回目が返却されてAでした。今5回目を提出しています。
出してから間違ったと気づいた所もあります。
⒍回目に取り組んでいますが、虫食いが多く難儀しています。でも読めなかった字が一字でも読めるとうれしいものです。
長くなりますが「坐」と「座」をよく間違えて直されていましたが、今頃調べて違いがよくわかりました。
いつか出てきたらよく考えて解答してみます。