ATSUー歴女(おばさん?)のひとりごとー

見たこと・聞いたこと・ちょっと調べたこと,気ままに「My 日記」として書いています。

歌麿の浮世絵の美女たちの着物は, 本当はどんな色だったのでしょうか。

2019-05-13 10:46:18 | 日記
2015年3月,姫路城大天守は「平成の大修理」を終え,
一般公開が再開されました。
すると,「白すぎる!」という意見が多かった,と聞きました。
私もそう思いました。

しかし,そのうち,風雨にさらされ,カビやホコリで以前のような色に戻る,とも聞きました。

確かに・・・,4年たった今は,「白すぎる」とは思わなくなりました。


さて,前回の浮世絵の疑問の件です。

疑問①退色する青としない青,
この違いは,ベロ藍かどうかでしょうか。

家にある
田辺昌子監修『カラー版徹底図解 浮世絵』によると,

ベロ藍導入以前は,青の絵の具は,露草と本藍。

そのうち,露草の方は,水や湿気に弱く,失われやすい性質から,
現存の版で青として確認できることは稀で,
ほとんどは薄い褐色に見えるそうです。

本藍は古い藍染めの布から抽出したと考えられています。

ベロ藍(プルシアンブルー)は
文政末~天保の頃に導入されるようになるベルリンで発見された青です。
北斎などたくさんの浮世絵師が使うようになりますが,
個人的には,以前,
神戸市立博物館「俺たちの国芳 わたしの国貞」
で見た歌川国貞のベロ藍の濃淡の美人画が好きです。

となると,先日見た
浮世絵EDO-LIFE「江戸のアイドル頂上決戦!歌麿“当時三美人”」
(Eテレ 毎週水曜 午前5時55分 | 毎週金曜 午前11時45分)

歌麿の浮世絵の美女たちの着物は,
本当はどんな色だったのでしょうか。



(写真はテレビより)






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