12月になりました。
昨日発表の「流行語大賞」は「3密」!
「アマビエ」もトップ10に入っていましたね。
兵庫県立歴史博物館
特別展「驚異と怪異ーモンスターたちは告げるー」で
本物(?)のアマビエの絵
京都大学付属図書館の「肥後国海中の怪」を見たのは,6月の終わりごろでした。
緊急事態宣言はあけても,結局,私は自粛です。
コロナのこともあるし,
また,緊急電話があるかもしれません。
揖保乃糸 資料館 そうめんの里に行った時(9月)のように。
(今はその姑とも会うことができません。姑がいるところは大丈夫ですが,
たくさんの病院や老人ホーム等でクラスターが出ています。仕方ないです。)
でも,今年も新しい発見がたくさんありました。
自分がいかに自分が住んでいる地域のことを知らないかもよくわかりました。
ということで,
10月,たつの市立龍野歴史文化資料館「特別展 龍野城下のたたずまい」
ここで,寛文年間(1661~1675年)に淡口しょうゆを開発したと伝えられる圓尾家の古文書等を見ました。
また,こんな展示があったのです。
ここで,網干の圓尾家と龍野の醤油の圓尾家と関係があるのかな?
と思ったのですが,まだわかりません。
9月に行ったそうめんの里
「明神講素麺連中約定書」という明治5年の古文書には,
毎年9月の晦日,1月10日に生産者が集まって,協議し,
職人の賃金を決めることなどが書かれていました。
11月に行ったうすくち龍野醤油資料館では,
「蔵方江法度書覚」(文政5年:1822年;労働者の守るべき注意事項)です。
当たり前のことですが,
そうめんでも,しょうゆでも経営者がいれば,労働者がいます。
どちらの史料にも,
「我侭」が出てきます。
「明神講素麺連中約定書」には,
そうめんの組合で労働者の賃金を決めているが,
勝手してはいけません,守りなさい,と経営者同士で約束。
「心得違無之様 一統堅申合候事」
として,細かい取り決め。
「蔵方江法度書覚」には,
三役の指図を「不用我侭成義致人 其時限断ニ及可申候」
つまり,言うことを聞かない労働者は辞めさせられる?
ところで,うすくち龍野醤油資料館は,
ヒガシマル醤油の前身,菊一醤油造合資会社の本社として,建てられ,
浅井醤油合名会社と合併後,龍野醤油(株)となり,
のちに,ヒガシマル醤油(株)と改称した後も,本社でした。
資料館は江戸から明治の古文書だけでなく,
帳場はもちろん,大きな仕込蔵,圧搾場などが再現されていて,
製造工程がよくわかります。
というか,こちらがメインですね。
次は播磨の瓦!
と今のところ考えています。
最近読んだ本
公益財団法人永青文庫 熊本大学永青文庫研究センター編
『永青文庫の古文書 光秀・葡萄酒・熊本城』
読書メーターから感想をのせて,
今日の長いなが~い雑談を終わります。
久しぶりに雑誌ではない本を読んだ。
といっても,興味のある章全体の3分の2ほど。
熊本細川家には,6万点近くの歴史資料が伝わっている。
永青文庫である。
この本には,明智光秀や細川幽斎,ガラシャの章もあるが,
私がおもしろいと思ったのは,細川忠興とガラシャの子,忠利。
薬として,葡萄酒やアヘンを製造させている。
もちろん,これらは,古文書,一次史料からわかることである。
また,改易された加藤家に代わって,寛永9年(1632年)忠利は熊本城に入るのだが,
もともと雨漏りもしていた上に,地震や水害で熊本城は被害にあい,熊本城を普請することに。
でも,福島正則が改易になったことも頭によぎる。
慎重に計画。
江戸城の公儀御普請や将軍家光の病気・自分の病気,島原・天草一揆などでなかなか進まない・・・。
時々,史料の写真が載っている。
もう少し大きな写真で,それぞれの史料の翻刻文と解説もあったら,と思うが,
・・・難しいけどね。
昨日発表の「流行語大賞」は「3密」!
「アマビエ」もトップ10に入っていましたね。
兵庫県立歴史博物館
特別展「驚異と怪異ーモンスターたちは告げるー」で
本物(?)のアマビエの絵
京都大学付属図書館の「肥後国海中の怪」を見たのは,6月の終わりごろでした。
緊急事態宣言はあけても,結局,私は自粛です。
コロナのこともあるし,
また,緊急電話があるかもしれません。
揖保乃糸 資料館 そうめんの里に行った時(9月)のように。
(今はその姑とも会うことができません。姑がいるところは大丈夫ですが,
たくさんの病院や老人ホーム等でクラスターが出ています。仕方ないです。)
でも,今年も新しい発見がたくさんありました。
自分がいかに自分が住んでいる地域のことを知らないかもよくわかりました。
ということで,
10月,たつの市立龍野歴史文化資料館「特別展 龍野城下のたたずまい」
ここで,寛文年間(1661~1675年)に淡口しょうゆを開発したと伝えられる圓尾家の古文書等を見ました。
また,こんな展示があったのです。
ここで,網干の圓尾家と龍野の醤油の圓尾家と関係があるのかな?
と思ったのですが,まだわかりません。
9月に行ったそうめんの里
「明神講素麺連中約定書」という明治5年の古文書には,
毎年9月の晦日,1月10日に生産者が集まって,協議し,
職人の賃金を決めることなどが書かれていました。
11月に行ったうすくち龍野醤油資料館では,
「蔵方江法度書覚」(文政5年:1822年;労働者の守るべき注意事項)です。
当たり前のことですが,
そうめんでも,しょうゆでも経営者がいれば,労働者がいます。
どちらの史料にも,
「我侭」が出てきます。
「明神講素麺連中約定書」には,
そうめんの組合で労働者の賃金を決めているが,
勝手してはいけません,守りなさい,と経営者同士で約束。
「心得違無之様 一統堅申合候事」
として,細かい取り決め。
「蔵方江法度書覚」には,
三役の指図を「不用我侭成義致人 其時限断ニ及可申候」
つまり,言うことを聞かない労働者は辞めさせられる?
ところで,うすくち龍野醤油資料館は,
ヒガシマル醤油の前身,菊一醤油造合資会社の本社として,建てられ,
浅井醤油合名会社と合併後,龍野醤油(株)となり,
のちに,ヒガシマル醤油(株)と改称した後も,本社でした。
資料館は江戸から明治の古文書だけでなく,
帳場はもちろん,大きな仕込蔵,圧搾場などが再現されていて,
製造工程がよくわかります。
というか,こちらがメインですね。
次は播磨の瓦!
と今のところ考えています。
最近読んだ本
公益財団法人永青文庫 熊本大学永青文庫研究センター編
『永青文庫の古文書 光秀・葡萄酒・熊本城』
読書メーターから感想をのせて,
今日の長いなが~い雑談を終わります。
久しぶりに雑誌ではない本を読んだ。
といっても,興味のある章全体の3分の2ほど。
熊本細川家には,6万点近くの歴史資料が伝わっている。
永青文庫である。
この本には,明智光秀や細川幽斎,ガラシャの章もあるが,
私がおもしろいと思ったのは,細川忠興とガラシャの子,忠利。
薬として,葡萄酒やアヘンを製造させている。
もちろん,これらは,古文書,一次史料からわかることである。
また,改易された加藤家に代わって,寛永9年(1632年)忠利は熊本城に入るのだが,
もともと雨漏りもしていた上に,地震や水害で熊本城は被害にあい,熊本城を普請することに。
でも,福島正則が改易になったことも頭によぎる。
慎重に計画。
江戸城の公儀御普請や将軍家光の病気・自分の病気,島原・天草一揆などでなかなか進まない・・・。
時々,史料の写真が載っている。
もう少し大きな写真で,それぞれの史料の翻刻文と解説もあったら,と思うが,
・・・難しいけどね。
女筆の本購入しました。
古文書を楽しもうという考えに賛同して、知識を広めたいと思ったのでした。
難しいですが興味はあります。
知人から古文書の解読を頼まれました。
ご先祖の祐筆の方が持っていたというものです。
北海道では先祖が武士という方は余り聞きませんので、めづらしいと思い解読が楽しみです。
めっきり寒くなりましたし、コロナも猛威を振るっています。
雪花さんは『女筆入門』を購入されたのでしょうね。
私もこの本を持っています。これで復習してスラスラと読めるようになりたいものです。
この本に「ここは吉田先生はこう解読しているけど、こう読んだ方が意味が通るのではないかな」という所があります。
そう思いながらほったらかしていたので、今度出版社に問い合わせてみます。
兵庫県立歴史博物館特別展「女たちのひょうご」の図録は解読文まであって勉強になりそうですね。通販で取り寄せようと思います。
史料館や博物館で図録を製作してくれるのはありがたいですね。
図録があるってことは古文書を解読できて解説できるレベルの高い学芸員さんがそこにいるってことなので。
ある史料館には古文書を読める学芸員がいなくて、古文書を扱う知識も無く、戦後のオリンピックの歴史とかでお茶を濁しています。(?_?)
そこの学芸員さんは「古文書は読めますよ」と学芸員採用試験の時に申告していたのに、実際は読めなかったという 。(・・;)
史料を公開してくれなくて困っている人もいますので(誰が?)、ちゃんと企画展示して図録も作ってくれる博物館は羨ましいですね。
私も楽しんで古文書を学んでいきたいと思います。
YAPIさま,
こんにちは!いつもありがとうございます。
内容が重なるので,まとめて書きました。すみません。
早速ですが,吉田豊氏の『女筆入門』買いましたが,実は買うと安心(?)してしまい,まだちらっとめくっただけで読んでいません。
同時に買った小山聡子氏の『もののけの日本史』を先に読んでしまって・・・。
おもしろいですよ,この本。(この手の本,好きですから。)中公新書の割には読みやすくて。
それに,先にNHK学園の課題を・・・
(いいわけですね。どうも難しそうで・・・。でも,おもしろそうです。)
歴博の図録の方も,もちろん「見た」のですが,古文書までは読んでいません。展示の前で,頑張っていくつか読みましたが,これも後回しになっています。
YAPIさま,学芸員なのに,古文書が読めない方もおられるのですね。
歴博(兵庫県立歴史博物館)は専門がわかれていますが,中世の古文書の学芸員の先生,近世(女筆も含む)古文書の先生などおられますが,
小さな太子町立歴史資料館にももちろん学芸員の先生がいて,受付の方に質問すると,学芸員の先生を呼んできてくださいます。特別に江戸から明治にかけての庄屋の日記を見せてもらったこともあります。小さい資料館は小回りが利いていいですね。(なんちゃって)
私が古文書という点から一番好きな図録は(私が持っているもので)たつの市立龍野歴史文化資料館『秀吉からのたより』『脇坂家文書集成』です。
前回の茶々あての手紙よりも前なので,茶々あてのの手紙ではなく,秀吉が七本槍の一人,脇坂安治に宛てた手紙を中心とする100余りの文書集成,翻刻付きです。
私のブログ,「秀吉の手紙 その2 特別展「秀吉からのたより」(2016-03-11)」に詳しく書いていますので,良かったらご覧ください。
雪花さま,古文書の解読を頼まれるなんてすごいですね。
頑張ってください!
そして,コロナ,
北海道も兵庫県も大変です。
こちらでニュースを見る限りでは,
札幌がおさまらないと北海道はおさまらない・・・というふうに聞こえます。
こちらは,大阪がおさまらないと兵庫県はおさまりません。
不安ですが,・・・まだ,近場をちょろちょろしているATSUでした。