朝日新聞土曜版(?)の呉座さんの連載・「呉座勇一の交流の歴史学」が面白い。
(家では,主人と「呉座さん」とか「網野さん」とか言っているので,そのまま「さん」で書きます。)
2014年10月の「中世の宴会」にはじまったようですが,
今はネットなどでは見ることができません。
(本当は見る方法もあるのかもしれませんが)
朝日新聞をとっているので,月1回の呉座さんの連載を楽しみにしていますが,
今年4月からは「ブックガイド編」とのことで,
最終回が近づいてきたのかなあ・・・と勝手に思っています。
4月は網野さんについてでした。
学生時代(約30年前),網野さんの「無縁・公界・楽」を読み,
衝撃を受けました。
当時はまだ,唯物史観が当たり前でしたから。
5月は「藤木久志 ロマンと無縁な戦国の現実」です。
早速,紹介されている『雑兵たちの戦場』を読んでいます。
前述した通り,
私が学生のころは,唯物史観が当たり前でした。
戦国大名の歴史ではなく,
中世・戦国時代の民衆の歴史にはまっていました。
(それがカッコよく思えました。)
ですから,中世といえば,
民衆は戦乱もあり苦しくても,
惣など自治を行ったり,
一揆を起こして,荘園領主や地頭と対立したり,
要求を通したり,・・・
それが,統一政権になると,
これまでの自由が枠の中にはめられてしまう・・・と。
学者によって見方は違いますが,
以前JMOOCで学習した本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」では,
一向宗はリゾーム(トップを持たない中世的平等)
信長はツリー(つまり,トップは1人で,枝分かれして上から下へ)
信長により,
一向宗は生き残っても,中世的平等:リゾームは消える・・・
という話だったと思います。
藤木さんの『雑兵たちの戦場』によると,
食べるのが大変だから,雑兵になり,乱暴狼藉をする,
略奪をする。
負けた方は,奴隷として売り飛ばされる。(下手をすると,海外まで)
戦国大名は農閑期に出兵し,食料を現地調達・つまり,略奪させる・・・。
まだ,半分しか読んでいませんが,
中世・戦国時代の惣も自治も一揆も
私の頭からぶっ飛びました。
(でも,こんなのだから,一向宗やのちにキリスト教に救いを求めたのかもしれませんね。)
そういえば,
今年のお正月のテレビ番組「戦国のへーほー」でも,似たようなことを言っていましたよね。
もともと,この本がかかれたのは,1995年。
またいろんな学者がいろんな説を言っているのでしょうが,
少なくとも,
戦国大名中心の歴史でも,
唯物史観の民衆史でも不十分であるということだと思います。
さて,今週の土曜日には,
呉座さんが次の本を紹介してくれるでしょう。
さて,次は誰でしょうか?
私の予想
黒田俊雄氏,石井進氏,佐藤進一氏,五味文彦氏?
えへへっ
全てJMOOCの本郷先生の講義の中に出てきた人です。
この連載がいずれ本にまとめられるでしょう。
絶対に,即,買います。
PS.「私の予想 黒田俊雄氏,石井進氏,佐藤進一氏,五味文彦氏?」
すべてはずれました。
本郷先生のJMOOCのマイ・メモを見ると,
この方々,中世の国家論で有名なようで・・・。
6月の「呉座勇一の交流の歴史学」では,清水克行氏が紹介されていました。
早速,図書館で『大飢饉,室町社会を襲う!』を借りましたが,
やっぱり買おうかな?
面白そうです。
ちなみに,『雑兵たちの戦場』はあと20ページほどです。
主人が買った本を横取りして(?)先に読みました。 (6月26日追記)
(家では,主人と「呉座さん」とか「網野さん」とか言っているので,そのまま「さん」で書きます。)
2014年10月の「中世の宴会」にはじまったようですが,
今はネットなどでは見ることができません。
(本当は見る方法もあるのかもしれませんが)
朝日新聞をとっているので,月1回の呉座さんの連載を楽しみにしていますが,
今年4月からは「ブックガイド編」とのことで,
最終回が近づいてきたのかなあ・・・と勝手に思っています。
4月は網野さんについてでした。
学生時代(約30年前),網野さんの「無縁・公界・楽」を読み,
衝撃を受けました。
当時はまだ,唯物史観が当たり前でしたから。
5月は「藤木久志 ロマンと無縁な戦国の現実」です。
早速,紹介されている『雑兵たちの戦場』を読んでいます。
前述した通り,
私が学生のころは,唯物史観が当たり前でした。
戦国大名の歴史ではなく,
中世・戦国時代の民衆の歴史にはまっていました。
(それがカッコよく思えました。)
ですから,中世といえば,
民衆は戦乱もあり苦しくても,
惣など自治を行ったり,
一揆を起こして,荘園領主や地頭と対立したり,
要求を通したり,・・・
それが,統一政権になると,
これまでの自由が枠の中にはめられてしまう・・・と。
学者によって見方は違いますが,
以前JMOOCで学習した本郷和人先生の「日本中世の自由と平等」では,
一向宗はリゾーム(トップを持たない中世的平等)
信長はツリー(つまり,トップは1人で,枝分かれして上から下へ)
信長により,
一向宗は生き残っても,中世的平等:リゾームは消える・・・
という話だったと思います。
藤木さんの『雑兵たちの戦場』によると,
食べるのが大変だから,雑兵になり,乱暴狼藉をする,
略奪をする。
負けた方は,奴隷として売り飛ばされる。(下手をすると,海外まで)
戦国大名は農閑期に出兵し,食料を現地調達・つまり,略奪させる・・・。
まだ,半分しか読んでいませんが,
中世・戦国時代の惣も自治も一揆も
私の頭からぶっ飛びました。
(でも,こんなのだから,一向宗やのちにキリスト教に救いを求めたのかもしれませんね。)
そういえば,
今年のお正月のテレビ番組「戦国のへーほー」でも,似たようなことを言っていましたよね。
もともと,この本がかかれたのは,1995年。
またいろんな学者がいろんな説を言っているのでしょうが,
少なくとも,
戦国大名中心の歴史でも,
唯物史観の民衆史でも不十分であるということだと思います。
さて,今週の土曜日には,
呉座さんが次の本を紹介してくれるでしょう。
さて,次は誰でしょうか?
私の予想
黒田俊雄氏,石井進氏,佐藤進一氏,五味文彦氏?
えへへっ
全てJMOOCの本郷先生の講義の中に出てきた人です。
この連載がいずれ本にまとめられるでしょう。
絶対に,即,買います。
PS.「私の予想 黒田俊雄氏,石井進氏,佐藤進一氏,五味文彦氏?」
すべてはずれました。
本郷先生のJMOOCのマイ・メモを見ると,
この方々,中世の国家論で有名なようで・・・。
6月の「呉座勇一の交流の歴史学」では,清水克行氏が紹介されていました。
早速,図書館で『大飢饉,室町社会を襲う!』を借りましたが,
やっぱり買おうかな?
面白そうです。
ちなみに,『雑兵たちの戦場』はあと20ページほどです。
主人が買った本を横取りして(?)先に読みました。 (6月26日追記)
アクティブに過ごされてますね。
私は、今年は「くずし字で読む百人一首」に応募者多数(無料だから?)で外れてしまい、近くの大学の四回の古文書講座に申し込んだら(有料だから?)人数が集まらず、無しになってしまいました。ガックリです。
それなのに娘の学校の広報委員にはなり手がいなくて、くじでなってしまいました。
私もNHK 通信講座は三回目が、一番難しく思いました。
古文書通信が届いて
「みんなの声」を読むと皆さんそれぞれに頑張っていますね。私も添削頑張って出そうと、思います。
何ヵ月前の新聞ロングセラーの書評に吉村昭さんの「アメリカ彦蔵」があり、読んでみて→「大黒屋光太夫」→「桜田門門外の変」→「ふぉんしーぼるとの娘」を読みました。
小説の中に書き下し文がときどき出てきます。
そうしたら、去年の「シーボルト展」をもっと、良く見てくればと後悔。でも、ネットで探したら民族博物館で図録の在庫があったので、買えたのです!小説の中で出てきたシーボルトからおたき宛の手紙もありました。(唐人が代筆したのですが)
シーボルトの収集への情熱はすごいです。
それでは、お邪魔しました。
本当にお久しぶりです。お元気でしたか?
私はブログを見ていただいた通り,2月のインフルエンザ以外は元気にしております。
古文書は相変わらず,NHK学園のみ。ほかにも挑戦しようと思ったのですが,自分の力不足を痛感し,NHK学園のみ,マイペースでやっています。
「ATSU さんは、色々お詳しいと、思ったら、中学生を教えてるんですね!すごいです。」・・・ありがとうございます。下の子どもが小学2年になる直前に今の仕事をはじめ,約15年。
これまた,非正規で最低限の仕事,それも教科は社会科だけ,というマイページを貫いています。
話は変わりますが,以前教えてくださった明治初めの銅版画を8月初め頃見に行こうと思っています。
銅版画をおいているのは,この辺りでは,明石市にある兵庫県立図書館です。といっても,うちから1時間かかります。県立図書館はまだ耐震工事中で数日前に図書館に連絡しないと見ることができないのですが,7月の終り頃から図書館の近くの明石市立文化博物館で「オバケ絵大博覧会」という特別展があるので,いっしょに見に行こうと思っています。まだ先ですが,見てきたらまたブログに書きます。
では,また時々,ブログをのぞいてくださいね。
銅板画、見に行っていただけたら嬉しいです♪
私の町はNO 138駅逓局郵便御用馬車会社-八王子です。
建物の他に時刻表も載っています。
八王子より午前6時30分----東京着11時30分着
全7便あり、
最終は、午後5時----9時30分着
逆に
東京からの最終便は、
午後7時30分----11時30分着
ヤマトさんより働き者です。
飛脚だったのが、封筒に入れて切手をはって出すようになり、本当にこの時代に生きていたら制度が色々変わって目まぐるしかったでしょうね。
生徒さんに教えるのは事前準備もあるでしょうし、何より生徒さんの前でずっと、分かるようにお話になるのは、やはりすごいです。
私は、本を読んだり、歴史番組を見たりするおばさんです。(^-^;)
明治の銅版画は絶対に見てきますからね♡
網干と八王子はコピーサービスもあると思うので,コピーしてもらってきます。もしも8月に暑くてダウンしても,そのうち行きます。ずっと楽しみにしていましたから。
また,古文書や面白い本・歴史番組のことを教えてください。