「Go Toトラベル東京発着も対象に 10月1日から 赤羽国交相表明」
とニュース。(9月11日)
東京に住む息子は,正月帰ってこられるでしょうか。
(息子の帰省とGo Toトラベルは関係ないですね (;^_^A )
この夏は,コロナの心配,猛暑,
それに,実家の親まで夏バテで
バタバタ忙しく過ごしていました。
幸い,実家の親の方は復活!
ということで,近くですが,興味深いところに出かけることができました。
播磨のある豪農の住まいと暮らし:その2 日記
前回と同じ,永富家住宅。
永富六郎兵衛定群の日記『高関堂日記』
(文政12年(1829年)~没するまでの33年間,現存22冊)の一部です。
蔵では,本物の『高関堂日記』が何冊も展示されていて,
(数えてくるのを忘れました。)
歳暮進物について(文政12年)などさまざまなことが書かれています。
その中で私が興味あったのは写真の嘉永2年の一揆の記事。
展示に解説もありますが,
以下,プラスして内容を大まかに書きます。
(読み間違えているかもしれません。)
12日,合訴(強訴)があった。
門の外に詰め寄り,飯を乞う。
飯を6斗炊き,門外から河原まで遣わし,
引き取ってもらう。
大塩(姫路市内に大塩という地名があります。そのことかな?)
山本氏のところにいたけれど,
飛脚が来て,このことを聞き,驚天!
すぐさま帰ると,静まった。
脇坂家(龍野藩藩主)が寛文11年(1671年)に初入りして以来の珍しいことである。
もっとも,昨年より,年貢取方が非道だからだ。
というようなことが書いている,かな?
おもしろい!
で,ふっと思って・・・
図書館で借りました。
永富家編集委員会編『高関堂日記』
そして見たのは
嘉永7年,南海トラフの東海,東南海地震
ありました。
地震については,
嘉永7年11月4日 「朝五ッ過,大地震」に始まって,
全部で9行(「八日」で1行使っていますが)
(この活字の本で9行です。)
「当国にても,高砂,加古川,飾(旧字が出てきません)万,網干,赤
穂海浜,就中大破損也」
という文もありました。
この本,全部で日記等活字になっているとはいえ史料だけで446ページ。
読む元気はありませんが,
永富家に展示してあった史料は,ほかの史料ももう少しゆっくり読みます。
とニュース。(9月11日)
東京に住む息子は,正月帰ってこられるでしょうか。
(息子の帰省とGo Toトラベルは関係ないですね (;^_^A )
この夏は,コロナの心配,猛暑,
それに,実家の親まで夏バテで
バタバタ忙しく過ごしていました。
幸い,実家の親の方は復活!
ということで,近くですが,興味深いところに出かけることができました。
播磨のある豪農の住まいと暮らし:その2 日記
前回と同じ,永富家住宅。
永富六郎兵衛定群の日記『高関堂日記』
(文政12年(1829年)~没するまでの33年間,現存22冊)の一部です。
蔵では,本物の『高関堂日記』が何冊も展示されていて,
(数えてくるのを忘れました。)
歳暮進物について(文政12年)などさまざまなことが書かれています。
その中で私が興味あったのは写真の嘉永2年の一揆の記事。
展示に解説もありますが,
以下,プラスして内容を大まかに書きます。
(読み間違えているかもしれません。)
12日,合訴(強訴)があった。
門の外に詰め寄り,飯を乞う。
飯を6斗炊き,門外から河原まで遣わし,
引き取ってもらう。
大塩(姫路市内に大塩という地名があります。そのことかな?)
山本氏のところにいたけれど,
飛脚が来て,このことを聞き,驚天!
すぐさま帰ると,静まった。
脇坂家(龍野藩藩主)が寛文11年(1671年)に初入りして以来の珍しいことである。
もっとも,昨年より,年貢取方が非道だからだ。
というようなことが書いている,かな?
おもしろい!
で,ふっと思って・・・
図書館で借りました。
永富家編集委員会編『高関堂日記』
そして見たのは
嘉永7年,南海トラフの東海,東南海地震
ありました。
地震については,
嘉永7年11月4日 「朝五ッ過,大地震」に始まって,
全部で9行(「八日」で1行使っていますが)
(この活字の本で9行です。)
「当国にても,高砂,加古川,飾(旧字が出てきません)万,網干,赤
穂海浜,就中大破損也」
という文もありました。
この本,全部で日記等活字になっているとはいえ史料だけで446ページ。
読む元気はありませんが,
永富家に展示してあった史料は,ほかの史料ももう少しゆっくり読みます。
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今までせいぜい100人余りだったのに,なんで?
特に,悪質なコメントの被害等なし
goo blogの紹介か何かに載ったんだろうね。
なにこれ?とのぞいた人がいたのかな?
お忙しそうですね。
いつもながらのブログ興味深く読みました。
さて、NHK学園古文書講座解読実践コース2019年度が終わったので、学園に電話をして2020年度を送って頂きました。第1回目をやっています。ATSUさんも書いておられましたが、難しいです。
地元の博物館で古文書講座がありました。北海道ですから明治の資料です。バッタの大群の襲来の話でした。以前通信講座の基礎コース再学習で除蝗録があったのを思いだしていました。本州と北海道で虫も作物も違いますが、同じような被害があったのだと知りました。講師のお話を聞ける機会はあまりないので勉強になりました。
やっと秋の気配です。こちらはめっきり寒くなりました。
お互いがんばりましょう。
いつもありがとうございます。
NHK学園,私はただ今第2回返却待ち,第3回をやっています。
古文書講座,私も受けてみたいです。
いつもながら,家庭の事情で,講座がよく行われる土日には家をあけることができません。
そのストレス(?)から,数年前にこのブログを書きはじめ,今,こうして北海道に住む雪花さまや九州のYAPI さまとお話ができるのですから,よかったのかもしれません。
もうすぐいつもの兵庫県立歴史博物館でも古文書講座が始まるのですが,不参加です。
そういえば,NHK学園古文書講座の夏期講習も何の案内も来ませんでしたね。仕方ないですね。
最近,小さな資料館や古民家で古文書をいくつか見ていますが,バッタの群衆の被害は,見たことがありません。もちろん,私が見た古文書の数が少ないからでしょう。
よく見るのが,旱魃,水害でしょうか。
「地震で家が傷んだうえに,豪風雨で家が壊れました。」とか,
雨ごいをしたとか・・・。
注意して見ると,虫の被害もきっと古文書に載っていると思います。
興味ある視点,ありがとうございました。
古文書講座基礎コース再学習は受講されなかったのでしょうか?
その中の「除蝗録後編」は記憶に残る課題でした。
漫画のような絵で、ウンカだそうですが、それを退治する場面が書かれています。その説明を解読筆写でした。
除蝗録はネットで検索すると出てきます。参考になると思います。
北海道の蝗害というのでしょうか。それはトノサマバッタだそうですが、本州のはウンカあるいはイナゴらしいです。
NHK学園の古文書講座、ちらっと古文書通信に出ていたような、どうせ行けないと思いあまりよく見ていませんでした。今年は中止だったのかもしれませんね。
私のコメントは,説明不足でしたね。
古文書講座の「除蝗録」はとても印象深かったので,詳しい内容は忘れましたが,なんとなく覚えています。
私は近隣・播磨の古文書を見て回っている中で,まだ見たことはない,という意味で書きました。
すみません。
今までの古文書のテキスト,課題,私が出した答案は「はじめての古文書」からすべて大事においています。
これを機会に,「除蝗録」を読みなおしてみます。
『除蝗録』は私もNHK古文書講座で読みましたよ。
添削された答案と問題の史料は全部保存しています。
あれを復習すると力がつくだろうな。復習だけだったらお金がかからないので、新しく講座を申し込む気になれないんですよ。
『除蝗録』の著者は大蔵永常(おおくらながつね)という九州の人です。だから地元の史料館なんかで『除蝗録』の原本を展示してたりします。
農民を助けたいという思いは本物でしょう。
渡辺崋山の推挙で田原藩に士官したのだとか。全国を行脚するこういう人は顕彰しにくいと思います。
「ここが地元」というのがないので。
大蔵永常は『除蝗録』の他にも沢山の著書を残しています。たとえば和紙の作り方を詳細に説明した著書を見たことがあります。あれなんかも和紙づくりの貴重な史料だと思います。いまの和紙は江戸時代とは違った作り方なので。
あまり長くなったのでこの辺で。
すみません。ふりがなが間違っていました。
大蔵永常のふりがなは
×「おおくらつねなが」→○「おおくらながつね」の間違いでした。
大蔵永常の和紙づくりの本に興味があるのは、私が和紙大好きだからです。
高知まで行って和紙を実際に作ったことありますよ。
土佐楮を重炭酸ソーダで煮て、塵を手作業で取り除いて、ビーターで攪拌して絞ってから水とトロロアオイのをいれて液状にして簾で流漉して(以下略)
結構大変だったけど、ちゃんとした和紙が作れました。薄くするのは結構大変です。
江戸時代の和紙は簀の子(すのこ)の大きさの関係で肩幅くらいの長さの紙しか漉けないんじゃなかったかな。明治になると大きな紙が作れる技術が生まれました。
江戸時代の和紙は重炭酸ソーダではなくて草木灰で煮るから中性紙で今もきれいに残ってるのだそう。
今の一般的な和紙は苛性ソーダを入れたりして繊維を傷めてしまってるので酸性紙が多いんです。だから今の普通の和紙が千年保存できるかものすごく疑問です。
文化財用には苛性ソーダではなく炭灰を使ってるそうですが。
体験してみると色んな事が分かりました。江戸時代の知恵って今でもバカに出来ないと思いました。
また長くなって失礼しました
おはようございます。
昨夜の投稿で大蔵永常のふりがなを訂正しましたが、よく見ると最初から間違ってなかったですね。いらぬ混乱を招いて大変失礼しました。(寝ぼけていたので)
さて、コロナ禍で学習環境も一変したように思います。いま古文書の講座に出かけるのは気が進みません。
それでこのごろはオンライン学習に切り替えています。最近はZoomというアプリで生配信の講義や学会を無料や格安で参加することも出来るようになりました。
遠くの講座(たとえば九州―北海道)でもリアルタイムで気軽に参加できるようになっています。マイクで質問も出来るし、すごい時代になったものです。
Zoomを使わなくてもYoutubeで大学の講義を無料で公開してくれる太っ腹な先生もいらっしゃいます。
私の恩師・杉本欣久先生もYoutubeチャンネルを開設していらっしゃいます。
杉本先生には早稲田大学の学芸員資格課程夏期集中講座で沢山のことを教わりました。
掛軸の扱いや学芸員の心構え,日本刀の扱い方など。直球勝負の熱いお話しに大変刺激されました。
その杉本先生がYoutubeチャンネルを開設されていたのを発見して時々見ています。ハキハキしたお話しぶりはお変わりなく、とてもおもしろいですよ。
Youtubeで先生のお名前で検索すればすぐに見つかると思います。わたしがオススメの講義は「つれづれ夜話・研究編ー「勉強」と「研究」何が違う?」という講義です。この講義は学芸員だけでなく歴史を学ぶ方にも参考になること多々あると思います。
コメント,いつもありがとうございます。
雪花さまのコメントとも関連しますが,
『除蝗録』
昔の間違いだらけの課題を今見ています。
(えへ,「解答例」には,課題以外の部分も解読筆写してくださっているから便利です。(^^♪)
今,手元に,『高関堂日記』があります。
一揆の記事があるということは,飢饉の記事もあるかもしれないと思い,ざっと見ています。
(この日記,役人への接待や疱瘡それにプチャーチンも出てきます。)
少々お待ちください。
杉本欣久先生のYoutube,見つけました。
これについても少々お待ちください。
まだまだ書きたいこともあるのですが,
すみません。
時間の都合で,また後日。
YAPIさま,本当にいつも貴重な情報,ありがとうございます。
訂正
(えへ,「解答例」には,
課題以外の部分も解読筆写してくださっているから便利です。(^^♪)
どうでもいいこと,すみません。