i 教義と聖約132章概説
ii 私たちにとって多妻は(潜在的)目標なのか?
iii 「妻、夫」ヘブライ語、ギリシャ語では?
i 教義と聖約132章概説。
多妻の教義について、ジョセフ・スミスは1831年か1832年に知らされていましたが、1843年になって書き記され(D&C132)、1852年になって教会員に知らされることになります(総大会で啓示が読まれた)。そして1890年に公式の宣言一で、多妻結婚は廃止され今日に至ります。
一夫多妻は啓示が与えられた時期、「日の栄えの結婚」、「新しく且つ永遠の誓約」とも称され、旧約時代の族長たちが多妻結婚を行なっていたことから、神が認められたものとして、ジョセフ・スミスを始め教会初期の指導者も実施するに至ります。
132章で多妻結婚は、結び固めや昇栄と関連して説かれ、肯定的に記されています(啓示が与えられた文脈から言ってその流れ)。しかし前述のように廃止されるに至り、教会はその部分を改訂するか削除する方法で対処することになります。事実1930年、ジェームズ・E・タルメージはD&Cの要約版を編集した時、132章を除去する意図があったようですが、ヒーバー・J・グラント大管長に止められたという経緯がありました(William Victor Smith, "Textual Studies of the Doctrine and Covenants: The Plural Marriage Revelation (Section 132)," p. 180)。
ii 私たちにとって多妻は(潜在的)目標なのか?
答え: (今を生きる末日聖徒の一人として) No. 一夫多妻は私の目標ではありません。
別の質問: 来世で多妻はあり得るか?
答え: 私はないと考えます。(自分が来世で多妻結婚をするとは思いません。米で昔多妻結婚をした人々やその子孫は「然り」と答えるかもしれませんが。)
この問題は考え方が分れるようです。日本の教会員でも、再婚した米幹部を見て彼らは来世で多妻になるから、来世では多妻が行なわれると考える人がいます。それに対し、再婚した場合でも永遠の伴侶は一人を選ぶことになる、という考え方が出ています。
「私はこの一般的な考え方(多妻は来世で継続する)を再考し、一夫一婦制の結婚について改めて考えるのが有益ではないかと提案したい。多妻制は神に制定された一時的な例外的慣行であるが、やはり神によって恒久的に廃止されたのである。自己の発見と向上に不可欠な熟達は、夫婦という全く対等で、対局にありながら相互補完的な個人と個人の統合によって初めて可能である。」 (Eugene England, “Fidelity, Polygamy, and Celestial Marriage” 1994)
iii 「妻、夫」ヘブライ語、ギリシャ語では?
興味深いことに、共に「男」が「男」だけでなく「夫」をも意味しており、「女」が「女」だけでなく「妻」をも意味しています。
Heb. 男 אִישׁ (イーシュ) は創3:16で「夫」、女 אִשָׁה (イーシャー)は創3:20で「妻」の意味で使われています。
同様にGrk. 男 ἀνήρ (アネール) はIテモテ3:2で「夫 」、女 γυνή (グネー) は同じ聖句で「妻」の意で使われています。
極めてマチズモな考え方ですが、正直、感心しました。そこまで自分に自信を持てるってすごいなぁと。彼はその意気込みをずっと持ち続けているだろうか、今の時代になっても・・・。
現在の私自身は「結婚が神の定めた制度」という考えそのものが宗教的寓話、と言う理解です。結婚は社会や共同体の必要に応じて作られた概念であり、絶対的に必要とは思わないが否定はしません。むしろ社会全体で維持し守るべき価値がある、ただし個人や家族によって幸福の概念は様々なので多様性は認められるべき、と考えます。
そういう考え方なので、同性婚も、多妻結婚も当事者が幸福ならそれでいいと思ってます。
テストステロンは、一般に男性ホルモンと言われてるものです。
近年の日本の若者は、これが減少してるとの報告も有ります。
テストステロンは、男性だけが保有するものでは無いのですが、男性が育児をしているとテストステロンが減少する、と言う統計も有るようです。
女性でも、アスリートの方などはこれが多いようです。
人間が獣を捕って生活していた時代には、男性の筋力とか運動能力を高めるために必要だったとか。
で、言いたいのは、「男女の性別は神が決めた絶対的なものではない。」と言う事です。
ここから派生する概念は、「男女一対の夫婦を基準とした家族」と言う価値観は今後薄れて来るんではないか?と言う事です。
モルモンの教義が、社会の変動についていけなくなってるかと思います。
せっかく、「生ける預言者」と言う「社会に適応出来る宗教としての機能」を持って居るのに、その「生ける預言者」自体が社会の変化についていけていないのはまことに残念ですね。
一夫多妻じゃなくて「多夫多妻」の方が時代に会うのかも?
いいですね、こういう考え方。
真理は永遠に変わらない知識であるとか、「天地は過ぎゆくとも我が言葉は過ぎゆくことなくして・・・」と言う教義があるので難しいのでしょうか。
一番リベラルなはずが一番保守的になっている?日本共産党みたいな??
チンパンジーは乱婚的で
ゴリラは一夫多妻、
テナガザルは一夫一妻。
鳥は90%近くが一夫一妻
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とあるように生殖に結婚を結びつけて考えると。
ホモサピエンスという人科の猿も群れで行動しますし、縄張り争いもする。
群れとしては、より優秀な遺伝子を残そうとして群れのボスがハーレムを形成する。
というのが昔の人類に神様が与えられた本能ではないでしょうか?
現在の人類には一夫一妻制の方が揉め事が起こらない気がします。
おおよそ男性50%、女性50%の確率で生まれるのですから、
一夫多妻でも一妻多夫でもあぶれたり、嫉妬したりで、うまくいかない気がします。
>来世で多妻はあり得るか?
この福音は現世のものであるべきで、
来世のことは来世に啓示されることにしておいた方が良いでしょうし、今後も明確な解釈は出ないでしょうね。
教義的には男性が族長であり群れのリーダーなわけですから、
一夫多妻もありえるかなと。
嫉妬も争いもない究極の人格を備えた人々ですからね。
まぁ、実際姉妹たちの方がより多く昇栄しそうですもんね。
生々しい生殖とは無関係の世界でしょうから単にどのグループで生活するかに等しいかと。
夫婦と子供の関係がチェーンみたいに連なってるのに、何処で切るんですか?
そう考えると、来世には「家族」なんて関係は存在しない気がします。
いとこいさんの漫才のネタですが
親父が嫁の連れ子と結婚した
連れ子は、親父の妻だから、俺の母親で、親父は子供の婿だから義理の息子になる・・・。
これ分かります?
ですね。
>いとこいさんの漫才のネタですが
しゃべくり漫才すばらしいかったですねー。
>来世の族長は誰?
日の栄の昇栄した男性でしょ?
オムナイは月の栄から宇宙開闢のお手伝いをするわけですな。
UFOに乗ってあちこち偵察とか。。
ヒンクレー神グループに使えるか、アダム神グループに使えるか。。
あるいは豚師匠神に使えるのかも。
現世同様あまり役にはたたんでしょうけど。
表と裏が同時に存在する世界。
真理と偽りも同時に存在する世界。
一夫一妻制であり一夫多妻であり、父であり子であり、妻であり娘でもあり母でもある。
この世では矛盾する事が秩序正しく整う世界。
そう考えています。
さすが師匠、分かっていますね
勿論「家族」なんてこの世だけのものですよ
だってさー、まず前世では「皆神とともにあった」と書いてあるがや
最初から皆存在していたのだから、親子関係なんてないよ
あるのは天父との親子関係
来世ではそもそも住むべき世界がどこになるか分からないのだから、親子関係なんて無いよ
じゃー神殿で結び固めるのはなんだ ?
暇つぶしだよ(笑い)
日本の今の教会の現状を見れば分かるだろうが、リタイアした教会員に生き甲斐を持たせるには丁度良いのが神殿活動なんだよ。
この世で「御霊」を受けることなく一生を終える大部分の教会員にとって真実が何かというよりも重要なのは、「生き甲斐」を失わないことだよ
「御霊」が最も重要と教える教会の会員でありながら、実は御霊を知らないという現状があるのだから、そういう人間に必要なのは真実ではなく「偶像」なんだよ
神殿は分かりやすい偶像
そして教会が偶像を奨励しているのだから、会員に罪は無い
つまり神殿は「御霊を受けられない会員」が罪びととして一生を終えることがないようにする救済措置なんだよ
だから、教会は神殿活動を活発に行っている
御霊を受けている会員にとっては神殿なんて大して重要ではない
いい線行ってるよ!
どこのどなたか存ぜぬが、なかなか話せそうだね
ただ気になるのは「A,Aさん関係」ではないよね ?