[Robert M. Price, 1954- 神学者]
[最近進行中のこと]
現在和訳許可を出版社 Signature Books を通じて、著者に求めた人サイード・サフラン、سعيد سهلاがいる。この資料はモルモニズム研究にとって重要な文献の一つだろうと思っている。この人が翻訳作業を完了すれば、net上にPDFで、また抜き刷りのような形で薄くても印刷物になればと希望している。(NJ)
I know a person who is contacting the publisher, Signature Books, to get permission to translate R.M.Price's "Joseph Smith: Inspired Author of Book of Mormon" into Japanese. Hopefully, the work will be finished in the early part of next year.
2016.11.03 (Update) Permission was given by the author, Robert M. Price, at the end of October.
Latest percentage of translation : See http://www.translatedmaterials-for-jpselds.com/ ニュース欄
プライスの記事英文 original
当ブログの参考記事
・2012.01.04「モルモン書をどう読むか」4の項
・2010.08.21「申命記はヨシア王がもたらした創作?」最後の段落
・2008.07.12「聖書における引用とモルモン書の場合」3の項
・2006.03.01「神学者が見た聖書の読み方」
原文がリンクしてあったので最近進化したと話題のグーグル翻訳で読んでみました。
以前より確かに進化していますが、やはり猿人レベルです。
チェスや将棋の人工知能は無敵でも翻訳となるとまだまだ人間に追いつくのはかなり先なのかもしれません。
しかし、私のような保守派には手厳しい内容なのは読み取れました。
だからこそ、ではあるけれども、興味は尽きません。
翻訳・出版?期待しています。
背後にNJさんが。。と理解してましたが。
粋なお答え。
LDS外部のクリスチャンがモルモン書をJSの創作と断じるのはお決まりのことでしょう。
それならば、他人の宗教を馬鹿にして終わりだけでなく、内容にまで踏み込んだ上で、モルモン書の記述が(主にアメリカのクリスチャンたち)に何を伝えたかったかというところまで、現代人にわかるようになっていればと願うばかりです。
ロバート・M・プライス myth
http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BBM%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9%20%20%20myth
たまWEB的には、モロナイ7:39あたりが、関係するかも・・・「・・・あなたがたが柔和であるのを見て、あなたがたにはキリストを信じる信仰があると思うからである。あなたがたはキリストを信じていなければ、キリストの教会の民の中に数えられるにふさわしくない。」
キリスト教学者さんがかならずしもクリスチャンではないわけで・・・
まぁ、ジョセフ非予言者説、キリスト非実在説とまぁ、つながっていくんですかねぇ、それはそれで、一学者さんの見解、非信仰者、無神論者(本人もそのように)としての見解、信条なんでしょうねぇ。
R.M.プライスは初め、南部の福音主義派(根本主義)に居て、その後批判神学の研究者になっていった経歴の持ち主であると理解しています。彼の著について、このブログ記事に参考記事のリンクを追加しました。ご参照ください。
彼のジョセフ・スミスやモルモン教に対する見方は、驚く程、理解があり、積極的評価をしていて、おそらく日米ともクリスチャンはもとより、神学者も首を傾ける人が多いのではないかと予想しています。
たまWEBさん
神学は一種の学問です。研究と信仰は別に分けて考えるべきものでは、と私は思っています。・・しかし、研究者も特定の宗教が持つ価値観や生き方を尊重して実践する方が少なからずいることも事実です。
R.M.プライスがモルモン書を高等批判(俗にケチョンケチョンにする)だろうという予測は、末日聖徒の聖書の理解の仕方のベクトルと、福音派のベクトルが(決定的に異なる教義を除いて)ほとんど同じだからです。
(例をあげると、両者とも、文字通りイエスが奇跡で水の上を歩いたと本気で信じており寛容性に乏しく、象徴的な別の意味をもつ可能性を考えることを不信仰と思ってしまうあたりです。)
リンクを読ませて頂きました。 R.M.プライスの理解が真か偽かはさておいて、彼の中の理解としては、モルモン書は聖書と同じ(なぜなら聖書もまた宗教者による創作であるから)価値を持った書物であって、相互にそのような共通認識があれば、伝統的クリスチャンもモルモンを理解可能になると。
「彼のジョセフ・スミスやモルモン教に対する見方は、驚く程、理解があり、積極的評価をしていて・・・」も含めて、概ねそのような期待を持って、待っています。
たまWEBさんへ
リンクのひとつにR.M.プライスは、ラブクラフトのファンであり、クトゥルー神話の研究にも熱心だったと知って、急に親近感をもつようになりました。 実は昔、彼の作品を読んではまりました。
(クトゥルー神話とは、禍々しい神々の復活をモチーフにしたラブクラフトが考案した人工の神話で、本物かと錯覚するほど良くできた設定のため、それをひきついで小説・映画・アニメなど多くの派生作品が生まれたりしました)
http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/cthulhu/pc/index3.asp
学問・・・真理の探究、学者さんも人それぞれってことでしょうかぁ・・・