ユタ州シーダーシティの弁護士ナディン・ハンセン女史は今年8
月サンストーンシンポジウムで、教会が1996年発表した「家族の
宣言」はそれが出た時から今回のような政治目的を含んでいるこ
とに気づいていた、と述べた。これは私もうすうす感じていたこ
とであった。この宣言に同性婚という言葉そのものは記載されて
いないが、法制上同性婚を容認するような事態に対処するための
布石であったというのである。
教会は今年6月20日付けのカリフォルニア州の会員宛文書で会員に
時間と資金面で同性婚反対のために尽力するように呼びかけてい
て、ハンセンはこの秋に多額の献金が教徒から寄せられることを
予測していた。そして、教会員個人からの献金がどのような金額
になるかを調べ、ネット上に掲載した。末日聖徒の千ドル以上の
献金者を、カリフォルニア州務局の献金リストの中から確認し、
集計を発表した。その結果一千五百万ドルがモルモン教徒による
ものであることを明らかにした。これは教徒が州人口の2%しか占
めないにもかかわらず、同性婚禁止側が得た献金の半分近くに達
していたことになる。
ハンセンはこのサイトの目的を純粋に情報提供においているので
あって、どちらの側についているのでもなく、まして反モルモン
を意図するものではない、と断っている。ただ、本人も予測し得
なかったことであると思われるが、このサイトの情報が修正案8
号通過後のモルモン教会と教徒に対する厳しい反対運動を引き起
こす一つの要因となった。
ナディン・ハンセンは61歳になる末日聖徒で弁護士である。ユタ
州在住であるが、長年カリフォルニア州に住み、息子が加州でス
テーク会長をしている。6年前サンストーンシンポジウムで私が
拙速バプテスマについて発表したとき、数少ない聴衆の中にいて
発表後質問をした婦人であった。息子が日本に伝道した、と言っ
ていた。今年の夏も同シンポジウムで彼女の方から挨拶してこら
れた。いつもにこにこ笑顔を絶やさない、アメリカ人にしては小
柄な温和な人である。シンポジウムではパネリストや司会者とし
て参加していた。
Source: Mormonsfor8.com
http://jp.youtube.com/watch?v=HcL9R94MGMk
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同性愛とか同性婚については、全く理解できませんが、人それぞれの価値観があるから、そのような人たちに、とやかくは言いませんが、組織をもって反対を呼びかける行為には納得できません。
宗教が政治に口出しをして良いのか悪いのか?日本の政界をみても判るとおり、感心できることではないと思います。
ちなみに、我が弟は某学会に属していて、選挙のときはるばる新幹線を使って来て、投票を依頼していきました。聞く耳をもっていても、投票するかどうかは別ですからね。権力にすがり付いている様をみると、他の宗教ながら嫌気がしてきます。
しかし、モルモン教徒ではありません。
雨翁爺さんへ
コメントと経験によるご意見をありがとうございました。政教分離について次のような説明を見つけました。
「政教分離原則というのは、基本的には「国家が、宗教団体を、保護したり圧迫したりしてはいけない」という内容のもので、目的は「信教の自由を保障する」ことにあります。宗教組織が政治に関与することを禁じるものではありません。・・特定の宗教団体が政治上の権力を握って自宗教にとって有利となることをやるのは禁じられていますが、政治参加をすることは宗教以外の組織と同様に認められているものと解されています。」(Yahoo知恵袋)
先代の法王の例を見ても宗教(家)が政治に意見を言うなど政治参加は問題ないと思います。節度と法制度を守る、バランスが取れていることなどが求められるのだと思います。
教会に対して厳しい抗議運動があったことに動揺を隠せない様子でした。
教会が行ってきた数々の活動が素晴らしい印象や記憶を残しても、時に教会の示す別の面がすっかりそれを損なってしまう、と書いた人もいました。(同族嫌悪 homophobia という見出し)。
ヒンクレー大管長はメディアとの接触に柔軟で教会のイメージ向上に尽くしたと言われています。それが逝去後間もなくして崩れてしまった、と見る人がいます。彼であればバランス感覚に優れていて、カリフォルニア州の保守派宗教連合から呼びかけがあっても対応が違っていたかもしれない、というわけです。(もっとも「家族の宣言」を出したときの大管長でもあるのですが。)
ホモフォビアといえば、「ビショップ」などの用語が聖典でも来年度には書き換えられる、という話しは私にホモフォビアを起こさせる事柄です。無念!
自業自得だと思いますが・・・
この問題を解決する能力は(モンソンにも無いと思いますが)
ヒンクレーにはなかったと思います。
彼の過去の発言を見れば分かります。
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1998年10月4日 第168回半期総大会
「そのような人たちが,不道徳な行為にふけるようになったり,
あるいは,いわゆる同性結婚を唱導し,擁護し,また実際に
その趣旨に従って生活するようになれば,わたしたちとしては
それを見過ごしにしておくわけにはいきません。」
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ヒンクレーは同性愛自体を不道徳な行為と見なしています。
これがそもそも大きな間違いなのです。
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1999年10月2日 第169回半期総大会 神権部会
「一部の人々はいわゆる同性結婚を市民の権利として法制化
しようと考えています。これは市民としての権利の問題ではなく,
道徳の問題です。」
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ヒンクレーの視点はズレています。
ここ数年の同性婚問題は、全く市民権の問題です。
ヒンクレーの発言の中には、ゲイやレズビアンも神の子であり、
彼らを虐待して言いと言うわけではないと言った趣旨のものがあります。
しかし、それは不道徳な行いをしている人がいるからと言って
彼らを虐待して言い訳ではない、程度の意味でしかなく、
同性愛者に対する理解や思いやりを持っているわけではありません。
モルモン批判は根強く残るでしょう。
それを招いたのは誰なのでしょうか?
無念。
根が深い問題ですね。
中央がこの問題の意味に気付いていないのか、あるいは確信的なのか…。
モルモンは帝国主義なんだということです。
もし本当に日本でモルモンを根付かせたいなら
日本の教会は日本人に委ねなければ…
知日派や親日派の米国人ではなくて日本人にね。
戦国時代にキリスト教の布教が成功したのはイエズス会が「日本の伝統文化と生活様式を尊重すること、日本人司祭や司教を養成して日本の教会を司牧させる」(Wikipedia「日本キリスト教史」より引用)としたからだそうです。
日本のモルモンはあと数年で完全に第2世代の時代に入るでしょう。それでも日本人が地域会長でない。会長会に日本人が1人もいない。教会は明らかに失敗したのです。
宣教師達の大半が日本人を小馬鹿にしているのは
伝道中に十分見てきたじゃろう
勿論、中には立派な宣教師もおったがね
今では以前ほどアメリカ人は日本人を含めて世界の人たちから敬意をもって見られていないように思います。
伝道がしにくくなっている状況でしょう。仕方なしに聞いてもらえる人たちを探して話しかけるものですから、ますますその人たちをそんな目で見ることがあるかもしれません。(今 身の回りではそのような宣教師を見かけることはないようですが。)
私は彼らの「外向きの顔」を論じているのではありません
「こいつは英語が分からんから大丈夫」という無防備な彼らの本音を言っているのです
温度差があるように感じました。
せんじつ教会の廊下で著名な米国会員が同性愛者の教会に対する嫌がらせ(彼は迫害といっていましたが)は犯罪だと怒っていました。
同日に日本人会員がオフレコで同性愛者の知人が何人もいるが皆良い人ばかりだ教会は他にもっとやるべきことがあるだろうと言っていました。
伝道に来ている夫婦宣教師に、ブッシュに対してどう思っているかなど、米国以外の世界がどう感じているか伝えたいと思うことがありますが、まだ実現していません。(遠慮がちな日本人なのです。)
カルフォニアからきたリベラルな監督が
自分の教会で同性愛に理解を求めるファイヤサイドを開いたそうな。
その次の週から聖餐会で
男性だけの席の列
女性だけの席の列
ができたそうな。
そして今でも賛否両論絶えないそうな。
有り得ないだろ~!!
監督即解任でしょう。
しかしこんな都市伝説が出てくることが
非常に興味深くないですか?