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「活けるキリスト一麦西宮教会」の献堂式に招かれて

2019-05-04 23:27:47 | キリスト教

 [献堂式次第の表紙] 

 5月3日、西宮市樋ノ口町に完成した単立教会「活けるキリスト一麦西宮教会」の献堂式に招かれて出席した。なぜ招かれたかと言えば、私と子供たち、父母、祖父母が4代にわたって住んだ土地に建設されたからである。父母が教会に土地を譲渡し、私と弟が教会に土地を売却して、土地は教会のものとなっていた。

 献堂の記念式典はとてもよかった。モダンに美しく完成した礼拝堂、語られた言葉、耳にした賛美の歌声、目にした信者の方々やゲストの様子・顔触れからそれが感じられた。また、昔、長年住んだ所が立派な教会となったことに快い好感を覚えた。

 私は同じ日本人として、この単立教会が日本人によって拓かれ、ゼロから成長・発展して立派に運営されて、今日二度目の礼拝堂献堂を迎えたことを、讃え祝福したいと思う。神の栄光を現わしているということができる。

 信者の皆さんの活気(礼拝の様子)、人数の伸びは近くにいて感じていた。そして献堂式のこの日、神戸(かんべ)牧師の献堂の辞や説教、役員(執事)の報告、近隣の同系統の教会を代表して招かれたゲスト(牧師)たちの祝辞・お話はいずれも、それぞれの人格・信仰・経験からくる力量に溢れていて、感動した。コーラスによる賛美も素晴らしかった。牧師自身が立派な声量で指揮されたのには驚いた。

 ゲストが幾人か話されたが、中でも招かれて式に参加した平岡修治師は、説教の名声の高い評判の方らしく、楽しく、テンポ速く、一気に会衆を話に引き込んだ。ユーモアと機知に富んだ話の展開は漫才の如く、人々は喜び笑い話し手と聴衆は一体となった。しかし、顔にケロイドの跡が残る母親と娘の、悲しくも後その理由が明かされて娘さんの態度が一変する逸話に涙を誘われない人はいなかった。

 式典を通して、聴衆も語り手もユーモアと笑いが大好きな関西人であることがわかった。

 この「活ける一麦」教会は一人の女性牧師(下条末紀子師)が単身で名古屋から開拓伝道で西宮に来たことに端を発していた。今立派に実を結び、一人の人が苦労を乗り越えて大きな業を達成した例であった。

 私は宗派が異なっても、日本人の手でこれだけのことができるキリスト教会があることに喜びを覚えている。総工費に4億円かかり、この日300人が出席した。西宮市長も列席していた。


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157 コメント

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Unknown (オムナイ)
2019-05-05 07:31:06
>神の栄光を現わしているということができる。

まさしくですね。

キリスト教は日本では1%と言われますが影響力は大変大きいものがあると思います。

生まれた時は神社にお世話になり、死ぬ時はお寺にお世話になる。

結婚の時は教会にお世話になる。そんな住み分けになると素晴らしいと思います。

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キリスト教徒・クリスチャンの背景・ (たまWEB)
2019-05-05 09:04:15
生い立ちの豊かな、NJ先生というこっちゃな・・・

その牧師さんもたくさん輩出してるトリニティ神学校卒に名前あがってますな・・・

「トリニティ神学校(トリニティしんがっこう、Trinity Evangelical Divinity School、TEDS)は、アメリカ合衆国イリノイ州ディアフィールドにある150以上のPhDプログラムを持ち、世界中から1200人以上の大学院生が集う世界有数の福音主義神学校。トリニティ国際大学を含める。アメリカ福音自由教会の働きの一つである。

日本の福音派から、後に神学校の教師となった人物などの指導者が多数留学したことでも知られている。
・・・」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E7%A5%9E%E5%AD%A6%E6%A0%A1

モルモンに縁ができて、そうでなかったら牧師さんだったんでしょうねぇぇ・・・
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Unknown (kizuka)
2019-05-05 13:42:38
あれ?NJさん、以前その教会との土地売買で揉めて、憤慨してませんでしたっけ?
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記憶がいいですね (NJ)
2019-05-05 18:43:40
ええとですね。それは、活ける一麦教会が福音主義派で(原理主義的ですから)、末日聖徒の教会に対する排斥・攻撃の勢いも激しかったのです。

それで私が抗議の書簡を出すということになりました。返事がなかったので、不快感を抱いたわけです。

今ではさしものカリスマ、強力女性牧師も、円熟され?!、私も理解ある高齢末日聖徒となって、次の牧師さんの現代的弾力性を感じさせる人柄もあって、和解に至ったという次第です。

献堂式では、下条師と私は隣り合って最前列に座り、丁寧な挨拶を交わすことになりました。
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なるほど (NJ)
2019-05-05 18:50:33
神戸博央(かんべ)牧師が米トリニティ神学校(Trinity Evangelical Divinity School)の卒業生であることを教えていただき有難うございます。
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やっぱそういうところで系統立てて学問・ (たまWEB)
2019-05-05 20:53:54
研鑽を積んで、牧師という職業人でしょうかねぇ、導き養えるように訓練受けるというわけなんでしょう・・・
外部からは、米国の教会と関係してるとみちゃいますかしらん??

ワードのビショップリックでは3人とも訓練らしきといえば2年間の宣教活動だけとなりましょうかねぇぇ・・・同じくやっぱし外部からはアメリカの教会下にあるっていうふうに見られてるんかも・・・
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いいですね (落伍者)
2019-05-06 07:57:03
 住み慣れた土地から離れることは寂しさがありますが、
プロテスタントと末日聖徒のご縁が生まれ、橋渡し役となられたことは素晴らしいことと感じます。

 他の教会とのつながりができ、誤解や反目を乗り越えていくきっかけとなったことでしょう。

教会同士が理解しあうことは教義上の違いや過去の歴史ゆえに時間を要しますが、個々の会員がこのように
他の教会とのつながりを持てば、もっと理解が深まって協力や尊重の気風が生まれると思います。
 
閑静な住宅街、武庫川近くで落ち着いたエリアですね。
 
 信者の方々も大きな喜びがあることでしょう。

 献堂式に出席されたことは末日聖徒の教会にも大いに意義があることと感じています。
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容易でない自立 (NJ)
2019-05-06 09:59:41
楽伍者さま

 温かいコメントを有難うございます。最近特に教会の自立ということについて考える機会がふえています。LDS以外は、大げさに言えば、懸命に自立を図りながら存立の瀬戸際にあるように思えます。(全般的な教勢不振)。

 また、福音主義派一般も含めて、特に活ける一麦さんは洗練された宗教組織に成長しつつあるように感じられます。(異端への排斥的姿勢が影を潜め、エキュメニカルな方向に向かう?直感です。)
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Unknown (YM)
2019-05-06 15:57:24
全般的な教勢不振
http://www.kirishin.com/2017/06/27/6832/
ここで語られているのは、将来の末日聖徒イエスキリスト教会の将来かも知れませんね。
宣教師数が減らされる話がありました。
今後は、夫婦宣教師の出番が重要となってくるでしょう。
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いざ帰りなん ふるさとへ (たまWEB)
2019-05-07 03:09:08
エキュメでどこもかしこもににゃっちゃらば、近隣コミュニティーでの相互扶助・奉仕生活優先、かつ高齢となってはのご厄介の身、ついにNJ老師、心のふるさとへ御帰還奉りにて御座候・・・というのもありでしょうかん??!!
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