[潟沼誠二名誉教授。2018年瑞宝中綬章を受けられた時の写真]
[記録] 元北海道教育大学教授潟沼誠二兄弟が「BYU紀要」にこんな文を掲載していた。一部翻訳紹介させていただきたいと思う。以下、引用。
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日本の知識階級は私達の教会をアメリカの教会と見做している。これは現実の状態である。この問題を克服する一つの重要な鍵は、「この教会の国際化を図るには、教会の民族化(nationalization)が必要」という点にある。
言い換えると日本人の教会、日本人のための教会にならなければならない。兄弟姉妹が必要とすること、願望、そして祖先から受け継いできたものに郷愁を覚えた場合、その思いに注意を払う必要がある。
隣人に教会のことを話す時、私達はアメリカの文化や徳を語っていないだろうか、よく自問する必要がある。日本人の、否、韓国、中国、他のアジア諸国のよき伝統の中に家族や先祖のことを大事にする習慣がある。これは教会が絶えず教えてきたところでもあるので、日本人に話す時には賢明に織り込めばよいのである。
教会の教授法や手引き、そして人々に与える教会の印象が日本に適応したものに変えられなければ、日本における主の業は急速に変容する社会にあって、遅れを取ることにならないだろうか。
日本の同胞にこの教会はアメリカの教会ではなく日本人の教会でもある、と感じさせることができなければ、日本でこの教会は深刻な試練に遭うことになるのではないか。
日本におけるこの問題を解決するのは日本人をおいて他にいない。
結論として強調したいのは、宗教教育の教材は文化を超越したものにするということである。教義と聖約1:24にあるように、「彼らが理解できるように彼らの言葉に倣って与えられ」る筈だからである。
(「BYU紀要」、14巻1号、1973年秋季。評論の題は「日本の教会」。翻訳文の責任はブログ管理者にある。)
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従来からもそうであるが、私(沼野)は近年とみに教会の中央集権的特徴を感じている。お金がかかわってくる災害支援などで本部が乗り出してくるのは仕方がないとしても、リアホナ誌のローカル頁が目に見えて縮小、貧弱化しているのは大変残念な傾向である。 M.R.マリンズが「宗教はその土地固有のものにおいてのみ現れる」(IIコリ4:7参照)と指摘していることを覚えたい。
参考 ・マーク・R・マリンズ「メイド・イン・ジャパンのキリスト教」2005年、p. 5
・このブログ 2020.01.17 前史を持たないアメリカ人とモルモン書
アメリカ人宣教師の英会話が伝道の手段ですので、しゃーないな~
最近知ったんですけど、Googleマップから「末日聖徒イエス・キリスト教会」が無くなってるんですわ。あれ、ウチのワード無くなってる、何で?と思ってよく見たら「Go-EIGOミッションスクール英会話教室」ってなってるのね。
はぁ~いつの間に教会の名称変更したんだろうねぇ。
オオ!ソレハ、スッバラシイ デンドウ デスネ!!!
激しく同意します
例えば
監督→ビショップ
監督会→ビショップリック
ステ-キ部→スケーク部
ステーキ部長→ステーク会長
伝道部長→伝道部会長
意味不明な変更だよね、なんでビショップなんだ
ステーク部なのに、なんで会長なんだ
会員記録のローマ字化が進んでいる
日本名はローマ字にしたら、個人を特定できない
同じ音で別人は沢山いる
こういう下らん変更に対して、日本人指導者はなにもない意見をいわないのか
そら、あんさん、教会への意見を言ったら
いつまでグダグダ文句を言ってるがやー
お前はなぜいつまでも教会にいるがやー
教会のおいしさを知ってるがやー
とかいちゃもんを付けてきて、教会が改善されるのを妨げる勢力が存在するからですよ。
これは実際に起きていることだよね
まさに「ご説、ごもっとも」
実際にそうだし
日本の「上級指導者」の多くは「教会職員」だからね
伝道部長、地域七十人、神殿長 などはだいたいが「職員」だし
それでは、あまり幹部に対して「意見」を言えないとちゃうかい
だから「アメリカ式」が日本に直輸入される
それでは日本ではダメだよね
それな!
このコメント欄にもいる。若干名!
こういう「日本の事情」を説明すると
「信仰なんだよ」と言われるそうだよ
と、ある指導者が話していたよ(笑い)
自分の頭で考えようとしない
自分の意見をはっきり言わない
意見をはっきり言わないのに、本心は不満を持っている
教会では「良い子を演じる」
そもそも、「議論下手」
意見が違う相手とは「人間関係」まで悪くなってしまう
要するに、「未熟」なんだよね
激しい議論を通して理解を深めるということができない
すぐに感情に流される
日本人の議論は「子供の喧嘩」だよね
「オウム返し」「イタチの最後っ屁」になるのだよね
激しい言葉を交わしながらも、節度を弁えるようにならないと、日本はまだまだだよな