英国聖書協会によると中国における聖書に対する需要は高まる一方で印刷・配布が追い付かないという。2009年1年だけで50万人がキリスト教に改宗したと見積もられている。以下クリスチャン・トゥデイの記事から要約紹介させていただきたく。
昨年約4百万冊の聖書が印刷され中国全土に送付されたが、年を追うごとに教会が成長しているため聖書に対する需要が供給を上回っている。中国のキリスト教徒の公的な人数は2千8百60万人であるが、実際は公認されていない家庭教会で礼拝していると思われる人たちを加えると9千万人になるのではないかと思われる。
英国の聖書協会は聖書1冊の価格を300円(2ポンド)以下におさえるため聖書印刷に資金援助を行っている。教会に通う人たちの70%が中国の地方に住んでおり、そこでは半数の人口が1日2ドル以下で暮らしている。
聖書は国所有の友交印刷公司(Amity Printing Company)で印刷されており、1987年に設立されて以来約7千万冊印刷され、およそ5千万冊が中国人の信者の手に渡っている。
記事は、「毎年聖書印刷のため資金援助を行わなければならない。ほとんどのキリスト教徒が比較的貧しい地方に住んでいるからである。中国のキリスト教徒が買える価格で聖書を入手できるようにするため紙を提供しなければならない」と結んでいる。
Source: The Christian Today 2010/02/19 Charlie Boyd記
[コメント] このニュースは英国ロンドンに本部を置くキリスト教関連の媒体であるので一定の信頼がおけるものと思われる。これによると少なくとも聖書印刷に関連して外部から資金援助が行われていることがわかる。昨年一年の改宗者数(予測)は驚くべき数字である。中国におけるキリスト教会の現状と今後の発展は注目に値する事柄である。また、中国のキリスト教徒の分布が地方に多いということが再確認される。
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