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「さふらんのように」このさふらんはどんな花?

2013-09-20 21:47:00 | 聖書


イザヤ書35:1に出てくる「さふらん」はどんな花なのだろうか。画像を探してみた。



きれいな花である。これが一面に咲くとこのように美しい景色となる。ところで「さふらん」とあるのは「口語訳聖書」で、「新共同訳」では「ばら」となっていて欽定訳と同じである。(なお、新国際版聖書New International Versionは crocus, 関根訳(昭和36年)は「ゆり」と訳している)。

聖書の原語ヘブライ語חבצלת「ハバッツェレト」の意味は「ゆり」の一種、「さふらん」、「水仙」、「クロカス」と幾種類かの名前に訳されている。辞書にある語根(三子音、動詞)は「香りか色が鮮やか(sharp)である」とあった。

イザヤ書35章は第一イザヤ書に属し、この章は「栄光の回復」(新共同訳)という見出しがついた韻文の章でこの一章がひとまとまりになっている。新国際版はJoy of the Redeemed (贖われた者の喜び)と見出しをつけている。関根は第一イザヤに属するけれども、捕囚を前提としていてイザヤの預言ではない、と断っている。ともあれ、統一ある美しい終末の描写(預言)である。

そこに末日聖徒はユタの砂漠が耕作され、花咲く野原となったことに預言の成就を見、パレスチナのイスラエルは荒野が緑の豊かな地に変わったことに預言の成就を見ている。(私はしかし、この預言がいずれ中東やアフリカで難に遭った人々にも及び[まず手当ての形で]、内紛で荒廃した地域や国々が何らかの形で以前の落ち着きを取り戻せるように、異国に逃れた人々が戻れる日が来るように願っている。)


さふらん(漢字は洎夫藍):アヤメ科の多年草。球茎を持ち、細長い葉を出す。淡紫色6弁の花を開く。英語はsaffron


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2 コメント

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かの時代のfloraは (NJ)
2013-09-23 21:30:03
情報ありがとうございます。ユリとされる場合もありますから、この辺がその説の由来かもしれません。結局はどれか今日の特定種に絞ろうとすることに無理があるようです。

flora: 特定地域・時期の植物群、植物誌
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サフランといえばパエリヤ(^^) (オムナイ)
2013-09-23 17:37:59
高級香辛料のサフランかと思いきや。。

こんな見解もありました。


http://www.asahi-net.or.jp/~ka3s-obt/message/bn071202.htm

「サフラン」-聖書にでてくる庭の植物-
イザヤ書35章 1~10節

 教会の庭に咲く、サフランはアヤメ科サフラン属であるが、イザヤ書や雅歌にでてくるサフランはユリ科コルキカム属であると「イスラエル花図鑑」にある。


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