LDS教会は1978年、全てのふさわしい男性会員に神権を付与することができる(黒人にも神権を授けてよい)という啓示を受け(6/8発表)、今年40周年を迎える。それで教会は6月1日記念の催しをソルトレークシティーの大会センターで開催する。
黒人にも神権が与えられるようになって40年経過した今日、黒人の末日聖徒を支える組織「始まり」(ジェネシス)の創始者の一人ダリウス・グレーは次のように語っている。(Salt Lake Tribune 紙による。)
「アフリカ系アメリカ人で黒人である私は大勢の教会員と共に、神権がふさわしい全ての男性会員に与えられるようになって40周年を迎えることを喜んで記念します。以来教会指導者は、神権が与えられなかった理由として黒人が前世で態度が曖昧であったためという考えを含めて、過去の推測を完全に払拭してきました。しかし、肌の色が違う人について人種差別的で無神経な発言や態度が完全に消え去ったというわけではありません。」
「癒しの第一歩は、まだ古い意識のままの教会員を含めて、問題が残っていることを認識することに始まります。」
グレイを始め黒人のモルモンは、40周年を迎え、教会が門戸を全ての人種に開いてきたことの意義に改めて気づいてほしいと願っている。(記事の引用ここまで)。
私はアメリカやカナダでダリウス・グレイ氏が末日聖徒の準研究会的な催しで話すのを何度か近くで聞いて、好感を覚えていたので、引用させていただいた。日本では、長年中学校にAET(補助英語教師)が派遣されてきたが、たまに黒人を始め有色人種が含まれているのを見かけたことがある。しかしLDS教会ではまだ日本に黒人の宣教師が派遣されてきた例を見たことがない。AETの制度に後れを取っているのではないか、と感じる。(もっとも日本人全般を含めて私たちの側に心の準備がまだできていないのかもしれない。)
参考記事(当ブログ):
・2018.02.21 西洋が黒人を奴隷とした流れ(正当化の口実を含む)
・2014.06.09 モルモン歴史学会、グレイ氏(黒人教会員)を表彰
〇2014.06.08 声明「人種(問題)と神権」の要点
・2013.10.20 教義と聖約137, 138章が与えられた経緯(仮説)
・2010.07.10 「アブラハム書」と時代背景 - - ブッシュマンの記述
・2008.06.13 1978年の啓示が与えられて30周年
さらに、
・1989年「黒人と白人との別なく - - 黒人に神権が与えられて満十年」(モルモンフォーラム誌2号)
・2013.12.06 ネルソン・マンデラの死を悼む
・2012.08.11 「白人はエフライムの末裔」は神話(myth)
・2012.07.11 モルモン歴史学会2012年カルガリー年次大会に参加 グレイ氏に言及
教会公式サイトのトップページに紹介が有り、いくつかのスピーチが有るのですが、英語でして・・・。
NJさん、もし、視聴されましたら、内容の感想をお聞かせください。
LDS.org に1,2日前に行きましたが、英語の発言を見つけることができませんでした。(→ 豚さん)
→ Rさん、「説明もなく神権を差し止めたまま現世で教会の態度が曖昧だったために」の部分、鋭い観察で納得です。
58分くらいに開会・・・
1:28くらい黒人女性歌手・モルモンのグラディス・ナイト(1944-)の登場・・・
グラディス
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88
次は、女性にですね。
モルモンもいつまで世の流れに抗えるのか?
外からの圧力よりも、内部事情から、有りえるかも?
同感です。
http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/seisho4.htm
したがって、いわゆるニグロイド(黒人)はハムの子孫、ということになります。
結論としてハムの子孫は、アフリカ大陸や、アラビア半島、メソポタミヤ、パレスチナ、スリヤ(今のシリア)、小アジア(今のトルコ)あたりの地域に移り住みました。
古代史に名立たるエジプト帝国、フェニキア人、またフェニキア人の植民都市カルタゴなどはみな、ハム系です。
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http://meigata-bokushinoshosai.info/index.php?ノアの系図と息子ハムの呪い
ノアの失態は、ハムの中にある肉の性質、つまり権威に対する「反逆の霊」があることを、かえって暴露する結果となったと言えます。
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現代でさえ大真面目にこう考える人がいるのですから、モルモンの保守的な預言者が前世云々と考えたのも頷けます。
それでもモルモンの黒人差別はましな方で同じ兄弟姉妹として礼拝していたのは誇るべきだと身内としては思ってます。
アメリカ大陸でのインディアン虐殺、黒人奴隷。
南京大虐殺、日本軍の韓国女性の性奴隷問題。
同列に扱えないほど経緯は違うはずなのに事後の対応で日本の方はいつまでも炎上し続ける感が抜けません。
外国人には日本が差別主義民族と見えるのでしょうね。
実際には真逆だと思いますが。
啓示と預言者の考えとを使い分けて、言い逃れるって、最近の国会中継を聞いてるみたい・・・。
最近の国会は野党のほうが見苦しいですけどね(^^;
真実を見たくない人はそうなんでしょうね。