機会があればキリスト教書店に寄るようにしているが、
最近大阪キリスト教書店で手にした「本のひろば」
(2014年2月号)に「日本YMCA人物事典」の刊行が紹介さ
れていた。これを見てある思いが心にうかんでいる。
この記事にはほかに四つの人物辞典をあげていた。
ずっと以前、人物事典の末日聖徒版ができないだろう
かと考えたことがあった。香港の図書館で香港カトリ
ック教会の小さい人物事典(冊子)を見たのがきっか
けだった。これなら日本の末日聖徒版もできるかもし
れないと感じた。しかし、指導者の異動が速いlds教
会を前に、非力な私は何もできないで年月がたってい
る。
今振り返って見れば、日本の教会を扱った「日本末日
聖徒史1850-1980年」(1996年)、「世紀を越えて 末日
聖徒イエス・キリスト教会伝道100年のあゆみ」(2002
年)、「日出づる国と共に -- 末日聖徒神殿参入の証
詞」(2007年)、そして伝記的内容では「あしあと」
(柳田聡子自伝、1988年)、「昇栄への備え」(渡部正
雄伝記、1999年)、「佐藤龍猪 -隠され居りし学者
の生涯―」(2004年)などが出ている。日本の末日聖徒
はかなり自らの資料を残していると言えるのではない
か。(ただ、いずれも公的図書館などに置かれていな
いのが残念である。)
そこで、少し趣向が異なるが、次に日本の今日のlds
教会を築いてきた人々の人物誌を刊行する時期が来て
いるのではないだろうか。彼らの献身と貢献を記録に
留め、資料として日本におけるlds教会歴史も一覧で
きるようなものを添えて世に現わすことができれば素
晴らしいと思う。
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「日本紳士録」無期休刊へ 掲載辞退増で「使命終えた」
2007年04月29日23時45分 asahi.com
個人情報の問題で。lds の場合、同じく警戒感で見られる可能性がある。少し食指が動いたが、断念すべきか。