[画像はPenn Medicine のサイトより]
一昨日高槻で、初めて性的少数者であるLGBTの講師から話を聞いた。「多様な性」と題する講演で、テレビや活字ではそのような人の存在を見て知っていても、目の前にカミングアウトして活躍する人に出会ったのは初めてであった。軽いショックを受けた。
外観は女性と分かる人であったが、声は男性の声であった。講演を聞いてその思考や展開はしっかりしていて、テンポが速く明快で男性的に感じられた。(もちろん女性にもそういう人はいるから、このような感想自体が古いということになる)。33歳の時、「女」に転換し妻と娘と女3人で暮らす。
[佐倉智美]
大阪大学大学院で修士号(人間科学)を得、甲南大学で講師(非)をし、著書多数、研修や講演を行なったりしている。講師佐倉智美さんは、社会のあらゆる所に人口の5%にのぼる性的少数者がいる、性別は2つという前提を持たないで、いろいろな人がいることを受容する社会になっていってほしい、と語った。拙速なアクションは逆効果を生むので注意しなければならないが、「世の中を攪乱できる(rock the boat)」働きをしてゆきたい、と語った。(攪乱という言葉はきつすぎるが私もこの言葉 rock the boat が好きである。)
5%だと隣近所や友人知人の中に、また教会の中にもいるのかもしれない。しかし、これまでそのような人がいることに気づいたことはない。私はLGBTの人から講演を聞いてずっとこの問題を身近に感じることができた。社会が誰にとっても自由でおおらかな生きやすいものになれば、と私も思う。佐倉さんは、結局目前の問題を一つ一つ解決していくことだと結んだ。
>社会が誰にとっても自由でおおらかな生きやすいものになれば、と私も思う。
共感します。
昔活躍されていた評論家の塩田丸男さんが同性愛者(当時の表現)につてコメントしていたのを思い出しました。
「同性愛者がある一定数存在することは理解するが社会は多数の傾向によって様々な事が決められねばならない。マイノリティーがまるで多数であるかのように振る舞う昨今の風潮は私は違うと思う。」的な意見でした。
アメリカも民主党のオバマさんによって拙速と思われる同性婚合法もトランプさんでやや揺り戻した感があります。
日本もまずはLGBTの権利確保、差別撤廃からでしょうか。
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%20%E6%80%A7%E6%95%99%E8%82%B2