鏡開き
1月11日は鏡開きの日。
丸い餅から家庭円満を象徴するもの。
鏡餅には歳神様が宿っているので、神様とも縁を切らないよう
に「割る」や「砕く」とは言わず「開く」と、縁起のよい表現を使う。
詳しくは「日本文化いろは辞典」HP参照→ こちら
我家では、お餅を食べるのに毎年ぜんざいを作ります。
といっても結婚してからこのかた、この鏡開きにおいては
ほとんど自分で作ったことがなく義母から戴くことが多いです。
というのも、今は亡き義父がぜんざいが大好物だったからです。
病気の時や入院しているときも
何か食べたいものがあるかと聞けば、
必ず「ぜんざい!」といっていたのでした。
そのつど、我家へもおすそ分けに戴いたのものでした。
平日でも月に2度戴いたこともありましたね。
今年も、お供えに義母が作ってくれました。
「砂糖薄めに作ってるから砂糖入れや~。」
って言うんですが、そのままで十分美味しいです。
今日は、ちょっと変ったことしてみました。
粒ハトムギを煮込んで、いつも1回分毎に冷凍して置くんです
が、それを上に乗せて「ハトムギぜんざい」にしてみました。
ハトムギは意外とやわらかくておいしいんですョ。
≪ハトムギのイボ取り効果≫
ハトムギはイボ取りの薬とか言われているらしいですが、
それは、江戸時代に日本で栽培されるようになってから、
滋養強壮剤として産後・病気の回復に粥やお茶として
食べられ広まり、そのうちイボがなくなったという話が出て
きて「イボとりの薬」といわれるようになったそうです。
① コクイセノリド(抗腫瘍成分)
細胞を老化させ老化や生活習慣病の原因となる
活性酸素を消去するSOD作用や、中枢神経に働いて
精神を落ち着かせる作用もある。
② コイキソール
血圧を下げたり、鎮痛解熱などの作用がある。
③ 良質のたんぱく質・ビタミンB類
皮膚を美しく保ち、シミ、そばかす、ニキビにも効く。
④ 食物繊維
便秘の解消や、高血圧や動脈硬化、癌などの予防に役立つ、
⑤ 鉄分
貧血予防
もともとは、中国から漢方薬(ヨクイニン)として伝えられた
ようですが、この「イボとり」効果は日本から中国へと
逆輸出されることになったそうです。
「ヨクイ」・・・ハトムギの実そのものをいう。
「ヨクイニン」・・・殻を取り去り精白したものをいう。
中国での効用・・・関節炎・リュウマチ様疾患・
疼痛のある身体麻痺など
朝鮮人参と並んで「上薬」とされ、最高ランクの生薬とされる。
(上薬=長期に渡り服用しても副作用のないもの)
中国の宮廷料理にも使われていたそうです。
最近では、女性特有の冷え性・頭痛・肩こり・酷い生理痛・
子宮内膜症・貧血などの体調不良にも効き、「ヨクイノール」
という生理活性物質は卵巣を若返らせるといわれています。
また、ハトムギはカロリーが高いが、食物繊維や、代謝や
排泄を促進する成分もあるので肥満には繋がらないようです。