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放出(はなてん)≪地名由来≫

2011年05月04日 11時08分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

    【放出(はなてん)】

普通なら難読中の難読「はなてん」。

だが、大阪人なら誰もが知っているCMがある。
昭和50年(1975)深夜に流れた大阪のローカルCMが、
セクシーで意味不明だが耳に残るフレーズ&メロディーだった
ので、子供にまで口ずさまれるようになった。
今でもバージョンが変って流れているみたい。

[CM]ハナテン中古車センター 昭和50年バージョン
 youtube → https://www.youtube.com/watch?v=F1c5n13wwKo



現在は大阪市鶴見区と城東区にまたがる放出。
古代の低湿地で、その付近でいくつもの河川が合流し、
大きな湖沼ができていた。この湖沼の水量調節のために、
樋(とい)などを使って旧淀川へと水を放出した場所であった
ことから、「放出」の地名が生じたらしい。

≪別説≫

①暗渠(あんきょ)説・・・排水などのための地下水路を暗渠というが、
          一部の方言では暗渠を「放出(はなで)」ということから。

②剣を放り出す説・・・「天知天皇七(668)年、新羅の道行という僧が
          熱海神宮から草薙剣(くさなぎのつるぎ)を盗んで
          新羅に逃れようとしたが、この地で大嵐に遭い、
          これを神罰だと恐れて、剣を河中に放り出して
          逃げ去ったことから「放出」の地名が出来た。
          JR学研都市線「放出駅」の北東駅前ににある阿
          遅速雄(あじはやお)神社に、伝承の石碑がある。

③放し飼い説・・・古くにこの地で牛馬の放し飼いにされており、
        その飼育地を放出と呼んだことから。

④「はなちで」説・・・平安時代に『寝殿などに続けて外へ建て出した
         建物』や『母屋を南北に区分した南の半分』の
         ことを「はなちで」と呼んだことから、この地に
         なんらかの建築物があったのでは?

 

いずれにしても、「はなちぃで」「はなちで」が「はなてん」に変化した
ものと考えられている。

 

  『大阪地名の由来を歩く』 若一光司:著

 

 


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コメント (2)
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