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さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

指定難病とわかるまで 《1》

2019年01月13日 09時48分44秒 | 家族

病院の窓から見た風景 

 

 

ここからは長男の話…


           


思えばの一昨年の2017年の11月末から昨年2018年の正月頃、

我が家の長男の咳がいつまでも止まらなかった時期があった。

咳が出始めてから2週間過ぎたころ、「病院行けば~」と勧めたが、

仕事が忙しいとか風邪薬飲んでるから大丈夫と行かなかった。

たぶん面倒くさいというのが勝っていたのだろうと思う。


その時にすでに肺炎を起こしていたのだろう。

「過去に肺炎になった形跡がありますよ。」

後に聞く医者の一言が物語っている。

それまではそれほどひどい咳をしたことがなかった。



小学生のころ、風疹の時は遊んで帰ってきてから

「あんた顔赤いで~、これぶつぶつちゃうん?!」

と念のため医者に行って風疹と診断されたが熱もなく元気だった。

おたふくかぜのときも片方しか膨れず歯痛いノン?

と聞いたぐらい(笑)。やっぱり念のため医者に行ったら、

おたふくかぜだったというぐらい病気とは縁のない子だった。

おたふくかぜは片方しか膨れないこともあるそうだが、そういう

場合は後にもう一度かかる可能性もありますよ、といわれた。

次男は接触したはずなのにおたふくかぜにならなかった。

我が家の子供たちは二人とも怪我はあれど病気には強かった。



話を戻します。

そんな長男が昨年の6月中旬のある日の朝、トイレの前で倒れていた。

私:「どうしたん? 何そんなとこで寝てんのん?」

長男:「しんどい・・・」

びっくりしたわが夫まーちゃんも来て尋ねると今度は、

「息ができない・・」と。



その前日と前々日には朝から晩遅くまで仕事してたはず。

前日の日曜日にはしんどそうにしてたから声かけたら熱があった。

薬飲んで寝るからと本人が言っていたが、月曜日の朝倒れてしまった。

後から聞いた話だけど、

「41度ぐらい熱が出てたからしんどくて動かれへんかってん。

次の日にましになったらお医者さん行こうと思ってた。」だって!

  (40度もの熱出して息苦しいんやったら医者行けよー、このバカたれがぁ~。
               言えば車で連れて行ったるのに~。:まーち
ゃん談)



「40度以上もの熱を出して肺炎じゃあ市販の風邪薬では効きませんヨ。」

いつもの診療所の医師が呆れてた。最初、肺炎だと言っていたが

とりあえずのレントゲン写真みれば吃驚仰天!!


「ここでは手に負えないから大きな病院行かれた方がいいですよ。

紹介状を書きますからこの封筒を一緒に持っていってください。」

と救急車を呼んでくれた。



よく知ってる私たちのかかりつけの大病院いったものの長男は検査漬け、

(しんどいのにゆっくり寝かしてくれよ~。)と思ったとか…:後の長男談。

私たちは即入院準備の説明だらけ。一旦まーちゃんは仕事があるからと

帰ったものの3時間後に説明受けた私は、尋常じゃない医師の気配に

まーちゃんにあわてて来てもらってもう一度説明を受けた。

・・・

ただでさえ息ができなくてしんどいのに、

肺に水を入れて今悪さしてる菌を取り出すのだとか・・

一日経ったら菌がいなくなる可能性もあるからともいう。


えっ、それってもしかして命に係わるんじゃないの?

と私はそう思ったので尋ねると、その可能性もあるという。

しかし、菌の種類が多すぎて最初から色々と順番に薬で試し探し

いるうちに菌がいなくなる可能性がある。その菌が体の他の部分に

移動して悪さする場合もあるから、先に菌を見つけてから集中して

その菌にあった治療をしたほうが早いのだとか。。。そんな説明だった。


 

「今、菌がいるうちに検査したほうがいい」と言うものの、

「うちには感染病棟がないから明日は必ず専門の医師のいる病院

移転してもらいます。」と入院できる病院を探してくれていた。

その後は、人工呼吸器を使わなければならなくなるかもとも言った。

 

 

喉を切る人工呼吸器には実家の父で嫌な思い出がある。

単なる鼻か口での人工呼吸器ですめばよいけれど、

喉を切れば予後が悪くなると確信していたし、しんどい時に

なぜしんどくなる検査の方がいいというのかも信用できなかった。



危なくなってから移動した実家の父が思い出される。

強い薬で体力を持たせての移動だったのだ。

移転直後にあった病院の先生が驚き、つぶやいていたのが忘れられない。

「こんな強い薬を使っているのか・・」


そんなわけでどっちがいいか結構悩んで迷っていたが、

本人は了承しているとも先生が教えてくれたら、

まーちゃんは仕方がないと受けるほうに傾いていた。

私は(長男に対しなんでそんなに簡単に返事しとんねん)と思いつつ、

暫く渋っていたが仕方がないのか・・と思ったときに

「感染専門医師がいる受け入れ先の病院が見つかった」との知らせ。


検査するにしてもそちらへ行ってからのほうが良いとのこと。

それ以外のすべて終わった検査代を払い、この病院での入院予定

だったものの書類はすべてキャンセルしたのでパジャマを買った。

病院着着替えさせてくれてから、またまた私と長男は救急車で移動。

まーちゃんは車で来てたので救急車の後をついていった。


最初の病院で今日中にする検査をするのかと移転した総合病院で

待っていたけど、入院手続き後しばらくしたら病室へ案内された。


そこで、感染の専門医から説明を受け、

「今は危ない状態なので、様子を見て後に検査します。」

と聞いた時、えっ、最初の病院と全く逆じゃん!と思ってしまった。

「どの菌かは大体の菌のめどがついているから薬で試していきます

ので、副作用などを見ながら一週間ぐらいづつ薬を変えますね。」



だよね~。そうこなくっちゃ~♪ 

やっぱり専門医師だなあと安心した。よかった!早まらなくて。



電車で歩いて行くにも自転車でもちょっと遠かったので、

結局は長男が退院するまで毎日まーちゃんが一緒に通ってくれた。

家での仕事になった夫はこの時のためだったのかとさえ思った。

 

 

 

 

 


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