小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内には地形のため何ヶ所かテレビの難視聴地区がある。風祭以西の地域は国道1号を挟み両側が丘陵地となっているために通常のアンテナでは電波が受信出来ずテレビの共聴組合が組織され共聴アンテナで受信した電波を各家庭へと接続している。小田原市風祭地区。小田原市内の多くの地区では真鶴半島か曽我丘陵にあるテレビの中継所へアンテナを向ければ電波が受信できるが風祭地区は両側を山に阻まれて以前からテレビの難視聴地区となっている。先日、別件で風祭地区を探索中にふと道路脇に目をやると新しい鋼鉄製のポールが山に向かい続いているのに気が付いた。鋼鉄製のポールにはNHKと記載されたプレートが取り付けられていたのでたぶんテレビ共聴のための支柱と思われる。H24.10との記載はおそらく設置年だと思われるので2年ほど前に整備されたようだ。架線をたどればアンテナへとたどり着けると思い農道伝いに山側へ上っていく。すると農道の行き止まりの先で、架線とポールが山の斜面へと続き追跡するのが困難になった。架線伝いの共聴アンテナ探索を一旦あきらめて、別の農道から水之尾と足柄幹線林道を結ぶ林道沿いへ。ほどなく林道脇にNHKのプレートが取り付けられたポールを発見。架線伝いへ山側へと探索を進める。架線をたどり林道から50mほど入った雑木林の中に共聴アンテナを発見。アンテナの向きを見ると曽我丘陵方面に向いていておそらく浅間山の中継所の電波を受信していると思われる。風祭の隣の入生田地区もテレビの共聴組合が組織されていて独自の共聴アンテナがあるようなので、機会があれば探索してみたい。

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