金運来福、千客万来、おまけに七福神まで揃った、何とも欲張りさんな招き猫。
4月6日に訪れた愛知県瀬戸市の『招き猫ミュージアム』の様子を紹介しています。
写真撮影は可能ですが、フラッシュ、三脚の使用はNGです
2階のミュージアムスペースにはたくさんの「日本招猫倶楽部」のコレクションが展示されてました。
招き猫を縁起物としている日本各地の社寺のコーナー。
真ん中は長野市松代町にある黒猫大明神。日本帝国海軍 東郷元帥のご子息で貴族院議員を務めた東郷彪の蒐集した黒猫コレクションを祀るお社だそうです。
大阪の住吉大社の招福猫
毎月授かる招福猫を集め、48体揃えて満願成就の証として納めると、一回り大きな招福猫と交換してもらえ、今後の繁栄を祈願してくれるんだって
招き猫が抱える小判も時代とともに変わってきました。
元々は千両、万両だったものが、今は千万両が主流。さらに写真の招き猫は千億両や億万両というバブリーな小判を抱えてます。
奥の500円玉を持った招き猫はめっちゃ慎ましいですね(笑)
こちらは陶器、陶磁器ではなく、素朴な張り子の招き猫たち。
滋賀県の現東近江市に伝わる小幡土人形の招き猫。
享保年間(1716~36年)に初代 安兵衛が飛脚業から家内で出来る仕事を考えた末、京の伏見人形の製法を習い、小幡の地で土産物として作り初めたのが最初と云われてます。
群馬県の豊岡張り子(高崎張り子)の招き猫。
養蚕業が盛んな地で、蚕を食い荒らすネズミ除けのまじないとして大切にされました。髭や眉毛の描き方が独特ですね。
宮城県の堤人形
猫よりもお稲荷さんのキツネを強く意識したような造形ですね。
他にも日本各地に伝わる招き猫がたくさん展示されてました。
愛知県瀬戸市の市街中心部、観光拠点の瀬戸蔵の近くにある招き猫ミュージアムは、入館料 大人¥300、定休日は火曜日です。お近くにお越しの際はぜひ
つづく
過去記事<招き猫ミュージアム 古瀬戸タイプの招き猫>
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