某日、ぶらっと滋賀県甲賀市土山町にある瀧樹(たぎ)神社に行ってきました。旧東海道に面した大鳥居から入ると、長い参道が続きます。
杉木立と灯籠が立ち並ぶ参道は近くの田村神社にも似てますね。先が見えない道に木漏れ日が輝いて、幽玄な感じがします。
拝殿
社伝によれば、『古くから川田神社として地主神を奉斎し、垂仁天皇四年倭姫命は天照大神を奉じて近江国甲賀郡垂井日雲宮に至りここに座する。後に大神に神縁深い滝原宮より仁和元年速秋津日子神、速秋津比賣命の二柱の分霊を勧請して合祀し、社号を川田神社滝大明神とする。岩室郷頓宮牧の産土神と崇め奉り郷中の総社とし、祭礼儀式は特に鄭重を極めた。応永年中地頭岩室主馬頭橘家後が樹の文字を加へ滝樹大明神と改号した。旧社格は郷社』とあります。
御祭神は速秋津日子神、 速秋津比賣神。配祀神は大山祗神、事代主神、宇賀魂神。
本殿はあっさりしていて、奥が滝樹社、手前が天満宮を祀っています。
毎年5月3日にはケンケト祭という祭礼があり、室町時代から始まった田楽踊りが現在に伝承されていると云われるケンケト踊が有名です。
境内のさらに奥には野洲川が流れていて、古代、天皇が即位すると天皇の名代として皇女が伊勢神宮に参拝する斎王群行の際、ここで斎王が禊を行ったとされています。奥の橋は新名神高速道路土山ICへの取りつけ道路です。
また、ここ瀧樹神社のある土山町は県内一の茶の産地で、町内の各所に茶畑を見ることができます。
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