ユキワリイチゲ(雪割一華)
林の中や渓流沿いに咲くユキワリイチゲは日本固有種で滋賀県から九州にかけて分布するキンポウゲ科の多年草です。
今日、仕事帰りの夕刻に滋賀県甲賀市土山町の瀧樹(たき)神社を訪れました。
瀧樹神社は社伝によれば、『古くから川田神社として地主神を奉斎し、垂仁天皇四年倭姫命は天照大神を奉じて近江国甲賀郡垂井日雲宮に至りここに座する。後に大神に神縁深い滝原宮より仁和元年速秋津日子神、速秋津比賣命の二柱の分霊を勧請して合祀し、社号を川田神社滝大明神とする。岩室郷頓宮牧の産土神と崇め奉り郷中の総社とし、祭礼儀式は特に鄭重を極めた。応永年中地頭岩室主馬頭橘家後が樹の文字を加へ滝樹大明神と改号した。旧社格は郷社』とあります。
毎年5月3日にはケンケト祭(国の無形民俗文化財)という祭礼があり、室町時代から始まった田楽踊りが現在に伝承されていると云われるケンケト踊りが有名です。
瀧樹神社とその前を流れる野洲川の間にユキワリイチゲの群生地があります。
各地で絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている希少植物で、ちょうど今の時期にしか花を見ることができません。
毎年、見に行きたいと思うものの年度末は忙しく、いつもすっかり忘れて時期を逃してしまうことばかりでした。
今年はNHKのローカルニュースで今が満開と取り上げられていたので、雨が降る前にと早速行ってみました。
淡い紫色の可憐な花ですね
花言葉は『しあわせになる』。
ユキワリイチゲも滋賀の絶滅危惧種に指定され、この群生地も保護区になっているので、とるのは写真だけにしましょうね。
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