5月12日
浄土宗大本山 紫雲山 金戒光明寺の極楽橋は寛永18年(1641年)の建造で、京都の社寺では最も古い石橋とされてます。
三重塔へ向かう石段を少し登ると、そこにあるのは・・・。
前に来た時に見逃したアフロ仏(爆)
阿弥陀仏が法蔵菩薩の時、衆生を救わんと五劫の間ただひたすら思惟をこらして四十八願をたて、阿弥陀仏になったとされます。この五劫思惟(ごこうしゅい)阿弥陀仏は、思惟をこらし修行をされた結果、髪が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表してます。
一劫とは、四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの時間だそうで、五劫は更にその5倍ということになります。
また、五劫思惟阿弥陀仏の像は全国でも15体ほどしか確認されてません。
幕末に京都守護職が置かれた金戒光明寺には、会津藩士の墓地もあります。
鳥羽・伏見の戦で敗れ、賊軍の汚名を着た会津藩士の遺体はそのまま路上に放置されていましたが、元々 会津藩部屋頭だった侠客の會津小鉄は遺体を収容して荼毘に付して埋葬し、会津藩主で京都守護職だった容保公の恩義に報いんが為に黒谷會津墓地の清掃・整備の奉仕を続けたという逸話が残っています。
石段からは京都駅方面が見渡せました。
手前の茶色の建物は京セラ美術館ですね。平安神宮の大鳥居や京都タワーも見えます。
橋の下の蓮池は源平の戦いで有名な熊谷直実が出家を決意した際に兜を洗ったことから、「兜の池」の別名を持ってます。池のふちには花しょうぶが咲いてました。
歩き疲れたから、境内にあるお食事・甘味処の「快庵(かいあん)」さんで休憩タイム
さっきのアフロ仏をモチーフにした土産物も売ってましたよ(笑)
お団子とアイスクリームの参拝御礼セットを注文しました。
このセットはみたらし団子2本がデフォルトでしたが、お願いしたら、1本はあんこのお団子にしてくれました
そして、久々のグリーンティーで喉を潤しました。
手水鉢にはなぜかアヒルがいっぱい。
金戒光明寺を出ると、心配していた雨がとうとう降り出しました。。
つづく
過去記事<京都写ん歩 再び、くろ谷さんへ>
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