5月1日
雨が降る中、滋賀県安土町(現 近江八幡市)の安土山にある安土城址を訪れました。
麓から大手道跡の石段を息を切らせながら登って天守跡を目指します
この上下二段の郭群は、羽柴(豊臣)秀吉邸宅跡。
豊臣秀吉邸址
摠見寺に残る古い絵図ではここに秀吉邸があったとされていますが、発掘調査では秀吉に結び付くような証拠は見つかっていないようですね。礎石はいくつか見つかっているので、ここに何らかの屋敷があったことは確実なのですが・・・。
でも、安土に居る時はここに秀吉が住んでいたのかもしれないと思うと歴史ロマンを感じちゃいます
大手道を挟んで秀吉邸の向かいにあるのが臨済宗妙心寺派 摠見寺(そうけんじ)の仮本殿。
摠見寺では不定期で主に土日祝日に本堂内部の特別拝観が行われているそうですが、この日は平日なのに運良く拝観できました!
御茶室で呈茶のおもてなし。
温かいお抹茶や美味しいお菓子でホッと一息つきました。
摠見寺は、天正年間に安土城築城に伴って、織田信長によって城郭内に建立された寺院です。
安土城廃城(1585年)後も残っていましたが、嘉永7年(安政元年、1854年)に火災で本堂は焼失しています。信長公350回忌を記念して宮内庁から京都御所の一部を賜り、昭和8年にこの仮本堂が建てられました。
受付に居たお坊さんに確認して、写真撮影OKとのことだったから、本堂内を紹介しますね。
襖絵の「老櫻」は日本画家 赤沢嘉則氏(1971年~)の作品で、15年ほど前に新調されたようです。
信長の姿が描かれた掛け軸。
「安土八景」は、摠見寺の執事も勤めていた山本燈舟による襖絵。
本堂中央の部屋の須弥壇には、御本尊であり、室町時代の一本造りの仏像である十一面觀世音菩薩立像が祀られていました。
つづく
過去記事<安土城址 天守跡を目指して出発!>
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