滋賀県甲賀市水口町にある天台宗楊柳山千光寺(ようりゅうさん せんこうじ)に立ち寄ってみました。
千光寺は天平21年(749年)に行基によって興された寺院です。
かつては甲賀六大寺のひとつで十数坊からなる巨刹で全盛を誇りましたが、天正8年(1580年)の織田信長の兵火によって全ての堂宇が灰燼に帰してしまいました。
この地に移ったのは正保2年(1645年)だそうですが、度々火災に見舞われ、またまた堂宇や古文書は全て消失してしまいました。
今は本堂と収蔵庫のみの小さなお寺となってます。
明治時代に再建された本堂。
川枯寺の石碑はもともと川枯寺(せんこじ)と呼ばれていたものが千光寺になったんだとか。。
収蔵庫
本尊の木造 十一面千手観音菩薩像は平安時代の作で国の重要文化財に指定されてます。
度重なる火災から本尊だけは守られ今に至るそうです。
神仏分離の前は横の八坂神社の神宮寺でもありました。
八坂神社には川枯神(かはかれのかみ)や川枯姫命(かはかれひめのみこと)が祀られていて、これが川枯寺の由来になったんでしょうか?
8/27から滋賀県にも緊急事態宣言が発出されました。
県を跨ぐ行楽はまだしばらくはお預けです。。。
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