お気楽忍者のブログ 弐の巻

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大日本仏法最初 四天王寺1(2018年)

2021年08月31日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記(過去編2)

2018年10月

JR天王寺駅から北へ10分ほど歩いた所にある日本仏法最初 和宗総本山 四天王寺に立ち寄った時の記録です。

四天王寺は推古天皇元年(593年)に造立が開始された聖徳太子建立七大寺のひとつとされ、山号は荒陵山(あらはかさん)、本尊として救世観音菩薩をお祀りしています。

境内の西側に建つ極楽門(西大門)

1962年、松下電器の松下幸之助氏の寄進によって再建された門です。

極楽の入り口とされる門で、極楽浄土があるとされる西に落ちる夕陽を見ながら日想観が行われます。

阿弥陀堂。

今の本堂は昭和28年に四天王寺末寺の三重県国束寺(くずかじ)の本堂を移築したものだそうで、法然上人二十五霊場の札所となっています。

萬燈院

紙の衣を着て修業した羅漢さんを形どった仏(紙衣仏;かみこぶつ)をお祀りしているお堂で、病気回復に功徳があると云われています。

実は訪れた日が偶然、衣替え法要の日で、御堂の前ではその準備が行われてました。

この後、病気平癒を願う多くの信者さんで賑わったんでしょうね。

宗派は天台宗に属していた時期もあったそうですが、元来は八宗兼学の寺で、日本仏教の祖とされる聖徳太子の寺であることから、全仏教的な立場として、宗派に拘らない「和宗」の総本山として独立しています。

そのため、境内には真言宗の空海(弘法大師)(上)、浄土真宗の親鸞(中)、浄土宗の法然(下)といった各宗派の祖の銅像も祀られていました。

境内の南側に回って、外側から眺めた南大門

元は推古元年に創建されましたが、現在の南大門は昭和60年に再建されたものです。

南大門の内側には熊野権現礼拝石が鎮座してて、古来より熊野詣に出発する前にはまずこの場所で熊野を遥拝してから旅立ったと云われています。

こんな飛出し坊やを見つけました!

笑いながら飛び出す聖徳太子・・・シュールですね~(笑)

仁王門

仁王門の左右には仏法を護る力強い金剛力士像(仁王像)が睨みをきかせてます。

西側(青)が密迹金剛力士で、東側(赤)が那羅延金剛力士ですね。

大仏師 松久朋琳・松久宗琳両師の手による代表的な仏像です。

訪れた前年に修復・再塗装作業が行われたそうなので、めっちゃ色鮮やかな仁王様でした!

四天王寺 中心伽藍。

南から仁王門、五重塔、金堂、講堂の順に並ぶ四天王寺式伽藍配置で、日本で最も古い寺院建築様式です。

時刻はまだ朝の8時前だったから、中心伽藍の拝観は叶いませんでした。。。

つづく

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