書名:兵士は起つ 自衛隊史上最大の作戦
著者:杉山隆男
出版社:新潮文庫
出版年:2015年
ジャンル:ノンフィクション
内容紹介(背表紙説明より)
津波に呑まれながらも濁流の中を自力で泳ぎ、人々を救助した隊員たちがいた! 自らの家族の安否も確認できないままでの救助活動、遺体と向き合う苛烈な日々…。そして非常事態に陥った福島第一原発では、世界が注視する中、全国からさざまな部隊が召集されていた―。自衛隊を追い続けた著者二十年の歳月が生み出した緊迫と感動のノンフィクション。兵士シリーズの最高傑作。
読売新聞記者からノンフィクションライターに転身し、『メディアの興亡』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者。氏のライフワークでもある自衛隊を取材して書き上げた「兵士シリーズ」の第5作目でした。
25万もの兵力を持ち、核兵器以外のあらゆる兵器を有する巨大な組織でありながら、軍隊として存在することは許されない自衛隊。それまでの氏の兵士シリーズでは、戦う相手も見えない中で日々過酷な訓練に励む自衛隊員の描写がメインでした。
戦後最大、未曾有の大災害となった東日本大震災では、職務とは言え、献身的に被災者の救助にあたり、原発の暴走を防いだ自衛隊の皆さんには感謝の念でいっぱいです。
それに比べ、自衛隊を統べる政府、政治家の皆さんときたら・・・。
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