第150回 2017年1月31日 「足元のおもてなし ふかふか!カーペット~山形 羊毛製品~」リサーチャー: 南沢奈央
番組内容
海をモチーフにした人気のカーペットがある。染め分けた羊毛を複雑に配置し、たゆたう波を表現。しかも弾力性があって心地良い。これは新歌舞伎座のメインロビーなど、名だたる施設のカーペットを手がけてきた山形県の老舗カーペット会社が作ったもの。さらに、柔らかい羊毛と固い麻を組み合わせた独特の踏み心地が人気のマットなど、知られざる羊毛製品の産地・山形から生まれたカーペットの魅力に南沢奈央が迫る。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201701311930001301000 より
山形緞通[オリエンタルカーペット]
山形県山辺町にある老舗カーペット会社 「オリエンタルカーペット」は平成25(2013)年に、これまでの技術の粋を結集したオリジナルブランド「山形緞通」を立ち上げました。
日本の美を織り込んだ優雅な和柄だけでなく、オレンジや緑のグラデーションが鮮烈なオリジナルデザイン、そして、世界的デザイナーの作品もあります。
海をモチーフにした、その名も「UMI」は、山形市出身の世界的工業デザイナー・奥山清行氏が デザインしたものです。
奥山さんは、フェラーリエンツォ、マセラティクアトロポルテなど自動車やドゥカティなどのオートバイ、
鉄道、船舶、建築、ロボット、 テーマパークなど、数多くのデザインを手掛ける世界的デザイナーです。
新国立競技場の設計を行った建築家の隈研吾氏の手による斬新なデザインのコレクションもあります。
オリエンタルカーペット 山形県東村山郡山辺町大字山辺21
月山緞通(がっさんだんつう)[穂積繊維工業]
穂積繊維工業は昭和22年創業。
「地元に産業を」という初代社長の想いから、山形県中山町に手織り緞通の工場が誕生しました。
その後、ハンドフックを用いた「月山緞通」の製作に着手。
それまでの「絨緞といえばウール」という概念から離れ、麻を使った「麻緞通」の製作を開始しました。
他に、麻とウールを組み合わせたもの、 デニム地の絨毯も手掛けています。
穂積繊維工業 山形県東村山郡中山町大字柳沢542−14
*https://omotedana.hatenablog.com/entry/Ippin/Yamagata/carpet より