「桜井戸」
桜井戸(さくらいど)は山口県岩国市の南部、通津地区にある井戸。
概要
昭和60年(1985年)に環境庁(現在の環境省)の名水百選に選ばれる。同地区の飲料水や灌漑用水して利用されるのみならず、お茶会の水としても利用されている。
*Wikipedia より
古くより名水として伝えられており、現在でもお茶会の水として使われるほか、灌漑用としても利用されている。井戸及びその周辺の水路は文化遺産として整備され、毎年水神祭り及び観月お茶会が開催されている。
水質・水量
約50m3/日
由来・歴史
この水は古くから地区の飲料水、灌漑用水として重要な役割を果たし、瀬戸内海を往来する船舶の飲料水に用いられてきた。「玖珂郡志」によれば、初代岩国藩主吉川如兼(広家)が当地に隠居した1622年頃、この櫻井戸の水と京都御所の「柳の水」とを比較したところ遜色ない水であったと伝えられている。また、史跡「名水櫻井戸」由来記によれば、有名な茶人で浅野家の家老上田宗箇宗匠が如兼公に招かれたおり、この水をこよなく愛(め)でられた。そして以後は近郊の有名な茶会の席には好んでこの水を用いるようになったと言われている。また、いつからともなくこの水を若水として汲むと長寿の薬になるという伝説も生まれている。と記されている。
水質保全活動
井戸及びその周辺の水路は昭和57年に文化遺産として地元通津地区史跡桜井戸保存会により整備され、地区住民が井戸及び用水路の清掃を実施するなど保全に努めている。
周辺の自然環境-山も近く、周囲には小中学校もあり田畑に囲まれ季節折々の自然を満喫できる。
利用状況-観月お茶会や市外、県外からも飲用として利用する人が多く訪れている。又、灌漑用水として利用。
イベント情報-毎年旧暦の8月15日の翌日、水神祭り及び観月お茶会が開催され、地区内外から約300人が訪れている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=72 より
桜井戸の水は、一般的な販売がされていません。ただし現地で採水することは可能であり、ペットボトルなどの容器を持参すれば、持ち帰ることもできます。
また、桜井戸の水を利用して栽培した「泥付き岩国れんこん」が採水地付近で販売されています。
*https://www.flair-water.jp/meisui/1829/#i-8 より
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