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< 郷土料理 > 栃木 鮎めし

2024-07-12 08:27:17 | 郷土料理

 「鮎めし」

 主な伝承地域 那珂川中流域

 主な使用食材 米 生鮎

 歴史・由来・関連行事
 鮎と米を炊き込んだ「鮎めし」は、那珂川や鬼怒川など鮎の獲れる川筋の人々が昔から作ってきた郷土料理。那珂川は古くから鮎漁が盛んな場所として「西の四万十川、東の那珂川」と称されるほどで、日本有数の漁獲量を誇る。平成14(2002)年には日本釣振興会により「天然アユがのぼる100名川」に選定されたほどである。
 内陸部の栃木県では川魚は貴重なたんぱく源として重宝されていた。中でも鮎は、祭りや農休日などの特別な日に食され、一度に食べきれない分は串に刺し、それを巻きわらに突き刺し囲炉裏のかたわらに吊り下げて保存するなど大切に扱われてきた。素焼きにした鮎とご飯を一緒に炊く「鮎めし」は、数ある鮎料理の中でも手軽に作ることができ、庶民に親しまれてきた料理である。

 食習の機会や時季
 清流に育つ鮎は貴重な食材だったため、「鮎めし」は祭りの日や農休日など特別な日に作られていた。全国でも有数の鮎漁獲量を誇る那珂川では、初夏から夏にかけては「若鮎」が、夏の終わりには卵をいっぱい持った濃厚な味わいの「抱卵あゆ」が獲れ、これらを使った鮎めしを飲食店で味わうことができる。

 飲食方法
 米をよく洗った後、調味料と水に30分くらい浸し、ワタを取って素焼きにした鮎とともに炊飯器に入れて炊き上げる。この時鮎が重ならないように入れる。炊き上がったら頭と骨を取って身をほぐし、混ぜ合わせて味が薄いようなら調整する。塩焼きの鮎を使う場合は、調味料を控える。器に盛って、好みで青しその千切りや、針しょうがを加えても良い。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 主に県内の川魚料理店で提供され、那珂川や鬼怒川など県内を流れる川で7中旬~10月末頃にかけて観光やながかけられ、観光資源として多くの人に親しまれている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_22_tochigi.html より


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