「みそポテト」
主な伝承地域 秩父地方
主な使用食材 ジャガイモ、味噌
歴史・由来・関連行事
「みそポテト」は、「第5回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦inちちぶ」(平成21年)で優勝したことから知名度が上がったが、実は秩父地方に古くから伝わる郷土料理である。平地の少ない秩父地方では、古くから畑作が行われてきた。収穫したジャガイモのうち小ぶりなものをいろりで焼き、味噌だれをぬって食べたのが「みそポテト」の始まりだと言われている。農家では、農作業の合間に「小昼飯(こぢゅうはん)」として食べられてきた。ホクホクとしたジャガイモに甘辛い味噌が絡む「みそポテト」は、現在ではおやつやおつまみ、おかずとさまざまなシーンで親しまれている。
食習の機会や時季
秩父地方などの農家では、農作業の合間などに小腹が空いた時に軽食やおやつを食べること、またその郷土料理を「小昼飯」と呼ぶ。その「小昼飯」でよく食べられていたのが「みそポテト」だ。現在は給食や家庭料理としても一般的で、日常のおやつや食事として食卓に並ぶ。
飲食方法
味噌に砂糖や酒などを加えて味噌だれを作る。皮をむき一口サイズに切ったジャガイモをゆで、小麦粉と水で作った衣をつけて油で揚げる。からりと揚がったら油を切り、熱々のうちに味噌だれをかける。たれに柚子のみじん切りや青のりを加えてアレンジしても良い。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
家庭で一般的に作られるほか、保育園や学校の給食でも提供されている。また、県内の飲食店でも味わうことができる。秩父市では、「みそポテト」が好物の「ポテくまくん」をゆるキャラとして起用している。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_11_saitama.html より
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