7月30日、共同通信社が配信した千葉日報の記事です。記事のタイトルを紹介します。
「強者は雑なうそをつく」「見え見えなのに、もやもや」「専門家に聞く」
槍玉に上がっているのは、日大アメフト部の前監督内田正人氏です。大きな見出しの横に、氏の写真が掲載されています。「日大アメリカンフットボール部の、反則問題をめぐり、記者会見で質問に答える内田正人前監督。」「東京都千代田区」、という説明がついています。
共同通信社が専門家として選んだのは、立正大名誉教授の齊藤勇氏と、多摩大名誉教授の樋口裕一氏です。
記事の書き出しの文章を、紹介します。
「大勢の前で見え見えの嘘をつき、ばれても悪びれもせず、しらじらしく言い訳を繰り返している。」「政治や行政、スポーツを巡る最近の不祥事に、そんなもやもやを感じている人も多いのでは。」「なぜ白黒はっきりしないのか。」「嘘と言い訳の専門家に、解説してもらった。」
内田監督の顔写真は記事の内容に直接関係がなく、記事の中身は安倍政権批判です。齊藤教授の、意見を紹介します。
「自分と同じくらい強い相手に嘘をつく場合、ばれた際のリスクを慎重に検討する必要がある。」「でも相手の立場が弱い場合、ばれても報復される恐れは小さい。ならばと、強者は雑な嘘をつくようになる。」
「一連の不祥事が、一強の首相官邸や最強官庁の財務省で起きたのも、示唆的です。」「情報化が進み、様々な情報が記録、保存される現代は、嘘が簡単にバレる時代にもかかわらず、うそを認めない強者の振る舞いが、これまで以上に、目立っているのでは、と氏は読み解く。」
読み解いてもらわなくても、これは同社による安倍内閣打倒記事だと分かります。氏は同社のお抱え学者の一人で、つまらない話なので無視していましたが、続く樋口教授の意見を読み気が変わりました。
「真偽が分からない情報が飛び交う中で、真実は一つと思わない人が増えている。」「自分に不都合な事実はフェイクと切り捨て、自分好みの真実を語るトランプ大統領が象徴です。」
「前財務事務次官のセクハラ問題で、現場の音声や、被害者の証言が表面化しながら、はめられたとの陰謀論が流れたのも根は同じと見る。」
前事務次官は傲慢な人物なのでかばう気はありませんが、樋口氏の意見は専門家らしくない粗雑さです。
告発している女性は、前事務次官との二人きりの会話を録音したり、週刊誌に売ったりする記者です。前次官もいかがわしい人物ですが、女性記者も似たようないかがわしさです。樋口教授は女性記者を庇っていますが、疑問を感じさせられます。
「考え方や関心が近い似た者同士が、ネットなどを通じて結びつき、狭い人間関係の中で内向きに生きる傾向も強まっていると、氏は指摘する。」
反日左翼の人間もネットの世界で同じことをしていますが、氏はそれについては言いません。ネトウヨと下品な言葉を使っていませんが、記事全体の流れで読者に示唆しています。
「そうした世界の住人は、身内の利害に敏感な反面、世間一般のルールを破って批判されても、私は間違っていないと思いがち。」「仏頂面で会見に臨んだ、アメリカンフットボールの監督は、この種の人間かもしれない。」
「人は誰でも、失敗する。」「説得力のある言い訳で共感されれば、失敗を前向きに乗り越えることもできる。」「逆に愚かな言い訳で失態を演じれば、人生が、狂ってしまいかねない。」
樋口氏の意見は、内田監督の名前を言いながら安倍氏批判をし、ついでにネットを利用する保守の人間を軽蔑します。記事を読みながら、樋口氏の残りの人生が狂ってしまわないことを祈りました。
しかしこうして読み返しますと、斎藤、樋口両氏の意見だけでなく、私のブログそのものに大した内容がありません。「共同通信社の記事は、国民への挑戦」と、ブログのタイトルに恥ずかしくなるほどのお粗末さです。削除しても良いのですが、恥の記念として残します。
私は恥ずかしくて削除しようと思うのに、同社は恥ずかしく無いのでしょう。下記地方紙に配信しています。これが、まともなマスコミのやることでしょうか。
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