ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

文議長発言と日韓議員連盟

2019-03-07 20:57:38 | 徒然の記

 皇室関係の新聞記事は、スクラップ帳に保存しています。韓国国会議長文喜相 ( ムン・ヒサン) の発言を、初めて知ったのは、2月10日の千葉日報でした。

 文の顔写真が掲載された、二段組の小さな記事です。「韓国議長、陛下 謝罪を」「慰安婦問題解決と主張」という見出しの、ソウル発共同通信社の配信です。文の略歴がありますので、それを先に転記いたします。

 「文氏は、与党所属の重鎮議員で、平成16年から20年には、」「韓日議員連盟会長を務めた。」「平成29年5月には、文大統領の特使として訪日し、」「安倍首相と会談した。」「平成30年7月から、国会議長を務めている。」

 訪米中の文が、2月8日、米国ブルームバーグ通信とのインタビューで、述べた言葉が書かれています。

 「旧日本軍の従軍慰安婦問題について、天皇陛下が、」「近く退位する前に、元慰安婦の手を握り、」「本当に申し訳なかったと言えば、」「これを最後に、問題は解決する、」「と述べた。」「陛下が、戦争犯罪の主犯の息子だ、」「とも指摘。」

 「安倍首相にも、同様の謝罪を求めたと、」「同通信が、9日までに、伝えた。」「韓国人元徴用工問題などをめぐり、悪化した日韓関係に、」「さらに悪影響が出る恐れがある。」

 これが記事の全文です。この時期に、なぜわざわざ、文が米国でこのような発言をしたのか。聞かれもしないのに、話したと思われませんので、ブルームバーグ通信の、ためにする悪意の質問が、先にあったのかも知れません。山本氏の「ユダヤ人と日本人」を読んだばかりですから、いろいろ考える私です。

 三日後の13日に、関連記事が掲載されました。5段組となり、日本の対応が書かれていますが、変わらず小さな見出しです。中身を要約いたします。

 1. 安倍首相

   発言を読んで、私も本当に驚いた。甚だしく不適切な内容を含み、極めて遺憾だ。

 2. 菅官房長官

   わが国の厳しい立場を、強く申し入れている。誠意ある対応を注視したい。

 3. 河野外相

   到底受け入れられない。極めて無礼な発言だ。

 4. 外務省金杉局長

   議長発言直後の8日、在日韓国大使館に、抗議を伝達した。9日に、長嶺駐韓大使が、韓国外務省第一次官へ抗議を申し入れた。

  徴用工問題、レーダー照射問題で、やりたい放題に言われている時、さらにこの文発言ですが、政府の反応は穏やかなものです。これが、反日・野党議員や朝日新聞などが政府に要求する、「大人の対応」なのでしょうか。相手が子供だから、大人は我慢しろという理屈ですが、韓国は本当にそんな子供なのでしょうか。

 翌2月14日の記事は、見出しの活字が大きくなり、ソウル発共同通信の配信です。

「安倍氏の抗議、理解不能」「韓国国会議長 慰安婦発言で謝罪拒否」・・訪米中のワシントンでの発言だと言います。

 私は、怒りと共に、文の発言を記事から転記いたします。

 「心からの謝罪が、一言あれば終わる話を、」「日本が、長い間引きずっているというのが、」「私の話の本質だ。」「私自身が、10年前から話してきた持論であり、」「被害者の、最後の許しが出るまで、」「日本側が謝罪しろということだ。」

 「日本政府が、文氏に謝罪と撤回を求めていることについては、」「謝罪する事案ではないと一蹴し、」「態度を硬化させた。」

 ここまでが、記事の半分です。歴史を知らない息子たちならいざ知らず、この文の悪態を聞き、握った拳が震えない日本人が、いるのでしょうか。韓国の売春婦問題だけでも、朝日新聞が捏造した大嘘なのに、加えて、陛下に謝れとは・・・。国会議長ともあろう人間が、この程度の歴史認識しかなく、しかも反対に、日本政府に文句をつけてくる、怒りが体を突き抜けます。

 彼らはいったい、日本人に何度謝らせれば、気がすむのか。これが最後、これが最後と、ゴールのないゲームみたいに、何度煮え湯を飲まされたことか。「心からの謝罪が、一言あれば終わる話」と、最もらしいことを言いますが、これが変幻自在の、曲者言葉です。

 「確かに日本政府は、何度か、謝っている。」「しかし日本の政治家は、すぐその後で、謝罪をひっくり返すようなことを言う。」「心から、謝罪していない証拠だ。」

 彼らの屁理屈を、何度も聞いていますから、我慢できなくなります。要するに、この言で行けば、反日韓国のクズどもが気に入らなければ、永遠に、何度でも、日本に文句がつけられるということです。「心からの謝罪」という言葉の、「心から」とは、具体的に何を指すのか。中身は何もなく、もやもやとした気分があるだけで、未来永劫言いがかりをつけられる、「悪魔の言葉」です。

 息子たちと、訪問される方々に言います。前回の「ユダヤ人と日本人」のブログを、思い出してください。

 「人災とは、ユダヤ人が受けてきたような、」「災害に用いられるべきであろう。」「これは、千年でも二千年でも、じりじりと続いて、」「いつ果てるとも知れないのである。」

 彼らがやっていることは、いつ果てるとも知れない、じりじりと続く「日本攻撃」です。私はもう、彼を文氏と呼ばず、文と呼び捨てにしています。そして、韓国政府に関係する人間たちを、「こやつら」と蔑称いたします。日本の国旗を燃やし、総理の顔写真を傷つけ、こやつらは過去に散々、理不尽で礼儀知らずな、日本攻撃をしてきました。

 そして今度は、私たちの心の中心におられる天皇陛下を、薄汚い政争の場に呼び入れました。「戦争犯罪者」などと、事実でもない話をする文を、政府はなぜ放置しているのか。私は、なされるがままの政治家にも、強い憤りを感じます。昭和天皇が戦争犯罪人になったなど、そんな事実は、歴史のどこにもありません。

 この記事の後半分には、日韓議員連盟会長の、自民党の額賀氏の対応が書かれています。腹立たしいことに、スペースがなくなりましたので、続きを次回といたします。

 ( 私の気持ちを、先に述べさせて頂くなら、文と同様に、額賀氏も呼び捨てにしたい衝動があります。)

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大丈夫なのか、千葉日報 - 2

2019-03-07 15:45:58 | 徒然の記

 去年の6月に、私は同じタイトルで、ブログを書きました。2月24日付の千葉日報を手にし、続きを書かずにおれなくなりました。

  前回の記事は、カンヌ映画祭で、「万引き家族」が最高賞を受賞し、映画の中で千葉県いすみ市の海岸が、ロケ地に使われているという、大喜びの一面トップ記事でした。私が気にかかったのは、「万引き家族」が反日作品で、賛否両論のある問題映画だからでした。参考までに前回のブログでの、私の意見を一部分転記します。

 「千葉のことなら、目出度い話は何でも特別記事にするというのでは、あまりに単純で、田舎者丸出しの振る舞いではありませんか。千葉には、伊能忠敬をはじめとし、立派な人物が沢山いるのですから、まずそこから勉強し直してもらいたい。」

 今回もそっくり同じ気持ちで、「大丈夫なのか、千葉日報」と繰り返します。性懲りも無く、一面のトップにした「万引き家族」の記事から、大見出しの活字を転記いたします。

 「米アカデミー賞候補」「万引き家族 快挙に期待」「ロケ地 いすみ 再現シーンPR」「波打ち際 なりきりジャンプ」

 記事の中身は他愛ないもので、アカデミー賞がもらえたら、いすみ市の海水浴場がもっと有名になり、多くの人が訪れる観光地になるという、期待だけです。一面のほとんどを使った記事の、書き出しの部分を紹介しましょう。

 「海水浴シーンが撮影されたいすみ市で、」「賞獲得の快挙へ、期待が高まっている。」「海水浴シーンは、万引きで日々の糧を得る、貧乏家族が、」「かりそめの幸せに浸る場面で、」「物語の、ターニングポイントにもなる。」

 「ロケに関わった市民は、映画を象徴する場所に、」「身近な海岸が選ばれるとはと、驚き、」「絶対に受賞をと、力を込めた。」「ロケ誘致団体は、家族が波打ち際でジャンプする場面を、」「有志で再現。」「インターネットで発信し、ロケ地をアピールしている。」

 移民法の成立以来、総理への批判が高まっているにもかかわらず、政府が国を挙げ、日本を観光立国にしようと力を入れています。オリンピックと大阪国際博覧会を好機として、観光客誘致の政策を打ち出し、全国自治体の尻を叩いています。森田知事も、県のトップとして国に協力し、千葉県の知名度アップに努力しているため、こうした新聞記事になるのだと、そこは私も理解いたします。

 天皇陛下は、戦争犯罪人の息子だと、先日韓国の文議長が、暴言を吐きましたが、こんな敵対国の韓国人を、政府はノービザで入国させています。中国人もノービザです。国の安全保障を優先させ、欧米諸国が、外国人の入国を制限しようとしている時に、日本政府だけが、観光立国とぶち上げ、外国人を誘い込んでいます。しかも、一番危険な、一番厄介な、嫌悪すべき韓国人と中国人が、ノービザです。

 いくら二階氏や菅氏が、中国と韓国に甘いからといっても、国の安全保障を緩めるとは、理解できない行為です。だから私は、安倍総理への支持を保留にしています。

 いつものことながら、話が飛びましたが、今回は、千葉日報を少しばかり褒めたい気も、あります。千葉日報の読者の一人として、私は「両論併記」の実例を報告したくなりました。7面の中段に、三段組の記事があります。

 「万引き家族、仏セザール賞」「式典欠席で、是枝監督お詫び」という見出しで、パリ発共同通信社の記事です。

 「是枝監督は、アカデミー賞発表を前に、」「米ロサンゼルスに滞在中で、」「ツイッターを通じて、コメントを発表した。」

「手違いのため、セザール賞の式典会場に、関係者が誰も出席せず、」「賞の授与や、コメントの代読も行われない、」「大変失礼な事態になったと、明らかにした。」

 当時、是枝氏は林文科大臣の祝意を、「自分は、公権力とは潔く、距離を保つ」と言って、拒絶しました。なのに、フランス政府からの映画賞は、嬉々として受け取るのかと、多くの批判が寄せられました。だから氏は、授賞式に出席できなかったのだろうと、この記事で理解しました。

 このところマスコミは、都合の悪い話は「報道しない自由」を駆使し、国民に知らせません。是枝氏の授賞式欠席の話も、世間に広まれば、「万引き家族」の評判を落としかねず、都合の悪い部類に入るはずですが、千葉日報社は、共同通信の記事を掲載しました。

 結局、アカデミー賞は逃しましたが、こんな失礼なことをする監督の作品に、アメリカが賞を贈るとは考えられませんので、当然だと思います。

  1. 一面トップに、「受賞を期待する、派手な記事」

  2. 7面の中段に、「受賞を逃しそうな、心配な記事」

 これが、千葉日報社が実行した「両論併記」の実例です。ブログのタイトルも、修正しなくてなりません。

     修正前 ・・「大丈夫なのか、千葉日報」

     修正後 ・・「大丈夫だった、千葉日報」

コメント (2)
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