皇室関係の新聞記事は、スクラップ帳に保存しています。韓国国会議長文喜相 ( ムン・ヒサン) の発言を、初めて知ったのは、2月10日の千葉日報でした。
文の顔写真が掲載された、二段組の小さな記事です。「韓国議長、陛下 謝罪を」「慰安婦問題解決と主張」という見出しの、ソウル発共同通信社の配信です。文の略歴がありますので、それを先に転記いたします。
「文氏は、与党所属の重鎮議員で、平成16年から20年には、」「韓日議員連盟会長を務めた。」「平成29年5月には、文大統領の特使として訪日し、」「安倍首相と会談した。」「平成30年7月から、国会議長を務めている。」
訪米中の文が、2月8日、米国ブルームバーグ通信とのインタビューで、述べた言葉が書かれています。
「旧日本軍の従軍慰安婦問題について、天皇陛下が、」「近く退位する前に、元慰安婦の手を握り、」「本当に申し訳なかったと言えば、」「これを最後に、問題は解決する、」「と述べた。」「陛下が、戦争犯罪の主犯の息子だ、」「とも指摘。」
「安倍首相にも、同様の謝罪を求めたと、」「同通信が、9日までに、伝えた。」「韓国人元徴用工問題などをめぐり、悪化した日韓関係に、」「さらに悪影響が出る恐れがある。」
これが記事の全文です。この時期に、なぜわざわざ、文が米国でこのような発言をしたのか。聞かれもしないのに、話したと思われませんので、ブルームバーグ通信の、ためにする悪意の質問が、先にあったのかも知れません。山本氏の「ユダヤ人と日本人」を読んだばかりですから、いろいろ考える私です。
三日後の13日に、関連記事が掲載されました。5段組となり、日本の対応が書かれていますが、変わらず小さな見出しです。中身を要約いたします。
1. 安倍首相
発言を読んで、私も本当に驚いた。甚だしく不適切な内容を含み、極めて遺憾だ。
2. 菅官房長官
わが国の厳しい立場を、強く申し入れている。誠意ある対応を注視したい。
3. 河野外相
到底受け入れられない。極めて無礼な発言だ。
4. 外務省金杉局長
議長発言直後の8日、在日韓国大使館に、抗議を伝達した。9日に、長嶺駐韓大使が、韓国外務省第一次官へ抗議を申し入れた。
徴用工問題、レーダー照射問題で、やりたい放題に言われている時、さらにこの文発言ですが、政府の反応は穏やかなものです。これが、反日・野党議員や朝日新聞などが政府に要求する、「大人の対応」なのでしょうか。相手が子供だから、大人は我慢しろという理屈ですが、韓国は本当にそんな子供なのでしょうか。
翌2月14日の記事は、見出しの活字が大きくなり、ソウル発共同通信の配信です。
「安倍氏の抗議、理解不能」「韓国国会議長 慰安婦発言で謝罪拒否」・・訪米中のワシントンでの発言だと言います。
私は、怒りと共に、文の発言を記事から転記いたします。
「心からの謝罪が、一言あれば終わる話を、」「日本が、長い間引きずっているというのが、」「私の話の本質だ。」「私自身が、10年前から話してきた持論であり、」「被害者の、最後の許しが出るまで、」「日本側が謝罪しろということだ。」
「日本政府が、文氏に謝罪と撤回を求めていることについては、」「謝罪する事案ではないと一蹴し、」「態度を硬化させた。」
ここまでが、記事の半分です。歴史を知らない息子たちならいざ知らず、この文の悪態を聞き、握った拳が震えない日本人が、いるのでしょうか。韓国の売春婦問題だけでも、朝日新聞が捏造した大嘘なのに、加えて、陛下に謝れとは・・・。国会議長ともあろう人間が、この程度の歴史認識しかなく、しかも反対に、日本政府に文句をつけてくる、怒りが体を突き抜けます。
彼らはいったい、日本人に何度謝らせれば、気がすむのか。これが最後、これが最後と、ゴールのないゲームみたいに、何度煮え湯を飲まされたことか。「心からの謝罪が、一言あれば終わる話」と、最もらしいことを言いますが、これが変幻自在の、曲者言葉です。
「確かに日本政府は、何度か、謝っている。」「しかし日本の政治家は、すぐその後で、謝罪をひっくり返すようなことを言う。」「心から、謝罪していない証拠だ。」
彼らの屁理屈を、何度も聞いていますから、我慢できなくなります。要するに、この言で行けば、反日韓国のクズどもが気に入らなければ、永遠に、何度でも、日本に文句がつけられるということです。「心からの謝罪」という言葉の、「心から」とは、具体的に何を指すのか。中身は何もなく、もやもやとした気分があるだけで、未来永劫言いがかりをつけられる、「悪魔の言葉」です。
息子たちと、訪問される方々に言います。前回の「ユダヤ人と日本人」のブログを、思い出してください。
「人災とは、ユダヤ人が受けてきたような、」「災害に用いられるべきであろう。」「これは、千年でも二千年でも、じりじりと続いて、」「いつ果てるとも知れないのである。」
彼らがやっていることは、いつ果てるとも知れない、じりじりと続く「日本攻撃」です。私はもう、彼を文氏と呼ばず、文と呼び捨てにしています。そして、韓国政府に関係する人間たちを、「こやつら」と蔑称いたします。日本の国旗を燃やし、総理の顔写真を傷つけ、こやつらは過去に散々、理不尽で礼儀知らずな、日本攻撃をしてきました。
そして今度は、私たちの心の中心におられる天皇陛下を、薄汚い政争の場に呼び入れました。「戦争犯罪者」などと、事実でもない話をする文を、政府はなぜ放置しているのか。私は、なされるがままの政治家にも、強い憤りを感じます。昭和天皇が戦争犯罪人になったなど、そんな事実は、歴史のどこにもありません。
この記事の後半分には、日韓議員連盟会長の、自民党の額賀氏の対応が書かれています。腹立たしいことに、スペースがなくなりましたので、続きを次回といたします。
( 私の気持ちを、先に述べさせて頂くなら、文と同様に、額賀氏も呼び捨てにしたい衝動があります。)