ねこ庭の独り言

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天皇の祭祀 - 7 ( ロスチャイルド家 )

2019-03-16 18:46:35 | 徒然の記

 天皇制廃止を願う村上氏の著書への、7回目の書評です。今回は、直系男子による皇位継承の重要性を、卑近な具体例で説明いたします。以下の叙述は、先日『日本人とユダヤ人』の書評をした時、別途調べた情報です。

 「 ユダヤ人が、華僑やアラブ人やインド人と違うのは、」「彼らが世界の金融と、学問(思想)の主導権を握っている、というところです。」「世界経済を牛耳っているのは、ロスチャイルド、ロックフェラー、サッスーン、」「クーンロエブ、モルガン、ベクテル、ザハロフの7大財閥です。」

 「この中で、ロスチャイルド財閥と、ロックフェラー財閥が群を抜いています。」

  この中でロスチャイルド家を取り上げるのは、ロスチャイルド家が、一族の繁栄と結束を守るため、「男系相続」を徹底している事実を紹介したいからです。

 三年前にも同様の趣旨でブログにしていますが、自民党の二階、石破、野田各氏のように皇室崩壊に手を貸す議員が、何も知らない息子たちや、多くの善良な国民を、誤った方向へ誘導するのを見て、事態が緊縛してきたことを感じました。

 このまま息子たちが、彼らの主張に疑問を抱かず、見過ごすことになれば、100年も経たないうちに皇室が崩壊します。内容が重複するのは承知の上で、再度「ロスチャイルド家」について、報告します。

 ロスチャイルド家は日露戦争の時、戦費の無かった日本へ、多額の融資をしてくれました。関東大震災後の復興事業や、横須賀造船所の建設についても、政府を通じて融資をしています。さらには、米国の中央銀行FRBの大株主でもあります。

 ロスチャイルド家は、18世紀後半の創設期から計算すると、およそ300年の歴史を持つ名家です。300年余りつづいている、徳川家に劣らない家系ですから、私のような一般庶民からすればまさに雲の上の一家です。

 18世紀の後半に台頭したロスチャイルド家は、今ではヨーロッパの財閥、貴族、門閥として、その名を知らない者はいませんが、そもそもの発祥地は、ドイツのフランクフルトです。創設者の名前は、マイアー・アムシェル・ロートシルトで、「ロートシルト」を英語読みしますと「ロスチャイルド」になります。
 
 長男は、ドイツのフランクフルトで、次男は、オーストリアのウイーンで、三男は、イギリスのロンドン、四男は、イタリアのナポリ、五男は、フランスのパリでと、の五人の息子たちは、ヨーロッパの主要都市で家業を拡大・発展させました。
 
 ロスチャイルドの家族は、一族の富と事業を永久に維持・存続させるため、一族以外の人間を排除しました。女たちを事業に加えず、すべて男たちだけの秘密とし、女性たちの結婚相手は、どれほど有力者の子息であったとしても、事業への参加はおろか、仕事の中身さえ知らせませんでした。つまり彼らは、徹底して女系姻族と、女系子孫の排除をしました。

 そんなロスチャイルド家の家訓を、昔読んだ本の記憶を元に探し出しました。

  1.  事業への参加は、直系男子相続人のみとすること

  2.  本家も分家も、長男が継ぐこと

  3.  婚姻は、ロスチャイルド一族内ですること

  4.  事業内容は、男子相続人以外は秘密とすること

 ロスチャイルド家の家系を維持するには、「直系の男子相続」しかないと、彼らは知っていました。三百年の家系を持つロスチャイルド家で、金銭でしかない一族の富を守るためでさえ、彼らは「男系相続」を徹底しています。

 女系配偶者や子孫を入れると、家族が崩壊すると、ロスチャイルド家の人間は警戒しています。2600年以上も続き、国民の中心におられる天皇を、女系子孫でも良いとする国会議員や有識者は、ロスチャイルド家以下の認識しか持っていません。ロスチャイルド家が守るのは、せいぜい一族の財ですが、天皇家は、日本人の魂、もっと言えば、国の根幹を守り続けている方々です。直系男子相続を守らなくて、どうするというのでしょう。

 女系天皇や女性宮家に言及したのは、元はと言えば、小泉内閣時代の皇室典範有識者会議でした。座長だった東大の元総長である、吉川弘之氏が、次のように述べました。

 「皇室の伝統も、変わる時がある。」

  これまで、何度も申し上げました通り、敗戦後の東大は反日左翼の巣窟となり、亡国の学者や知識人の育成機関に成り果てました。氏が知識のない愚者でなく、知識を有した反日の学者だということに、注意を向けなくてなりません。「天皇の祭祀」の著者である村上氏も、東大卒の学者で、元共産党員、天皇制廃止論者です。

 女性宮家と女系天皇を国民が容認すれば、100年も経たぬうちに、皇室の家系が乱れます。野心に燃える不心得者が、天皇の地位を狙いはじめ、ご先祖様が大切にしてきた歴史を汚します。眞子さまの婚約者である小室氏が、良い見本です。女性宮家を創設し、眞子さまを宮家とすれば、小室氏は皇室の一員となります。亡国大学の元総長である吉川氏や、著者の村上氏は、さぞ満足であることでしょう。

  昭和25年に、吉田首相から「曲学阿世の徒」と批判されたのは、当時の南原東大総長でしたが、以来60余年が経っても変わらない東大総長だったということです。吉田元総理のように、「黙れ、曲学阿世の徒」と、吉川氏を一喝できる自民党の総理は、いないのでしょうか。

 神武天皇以来、昭和天皇も含め、百二十四名もの天皇が守られた伝統を、百二十五代目にあたられる陛下が、たった一人で、崩壊の決意をされるなど、そういう軽挙はとても信じられません。

 息子たちに言います。曲学阿世の反日学者や、反日のマスコミ、反日・左翼・グローバリストの政治家が、声をそろえて合唱していても、耳を傾けてはいけません。

「女性宮家賛成」「女系天皇賛成」「男女平等の時代だ。」「時代と共に、皇室も変わる。」「時代と共に、日本人も変わる。」・・こんな合唱は、すべて皇室の崩壊、日本の崩壊へとつながります。

 

 三年前のブログは夏でしたから、名句と迷句で最後を締めましたが、今回も踏襲いたします。

   名句  降る雪や 明治は 遠くなりにけり

      迷句  鳴く蝉や 昭和は 遠くなりにけり  ・・・ (私が、作りました)

コメント
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