本日は、ロス氏の意見を紹介します。4年前には意識せずに読んでいましたが、馬淵氏の動画を見て、ロス氏の意見が無視できない発言だったと、気づきました。
氏の説明によりますと、国連の最高機関である安全保障委員会が決定した、国連の目標があります。つまり五大国が決めた、世界の未来像です。
なんとそれが、「グローバル化」なのです。氏が、反対意見を述べています。
「官僚言葉でグローバル化などと曖昧に言わず、世界の文化の均質化、資本市場の開放、労働力の流動化と問題を具体的にして議論すべきだ。」
「政治家たちが、なぜ具体的に語らないのかと言えば、グローバル化とは、国家や領土や民族までも超越した、地球世界へとつながっていく概念だからだ。」
「国毎の歴史や、伝統を大切にする国民が、大多数を占めている現在においてハッキリ言いすぎると、邪魔されるため、曖昧にして進めているのがグローバル化なのだ。」
グローバル化とは、強いものが弱いものを淘汰していく、弱肉強食の世界政策です。4年前の私の意見が、現在そのまま通用します。
「一部の大富豪が、世界の富を独占してしまうグローバル化に、私は到底賛成できない。」「職業外交官として、こうした正論を表明したロス氏は、きっと勇気のある人物なのだろう。」
ここでやっと、馬淵氏の動画へ戻ります。
「トランプ大統領は、アメリカファーストと言っています。」「マスコミはこの言葉だけしか伝えませんが、次の言葉が重要なんです。大統領はなんと言っているか、各国ファーストと言っているのですよ。」「アメリカだけがファーストでなく、世界の国々がそれぞれファーストだと、そう言っているんですよ。」
「国連が目的としているのは、世界のグローバル化です。」「人も物も金も自由に行き来し、国境も何もない地球国家を作ろうとしているんです。」「世界の金融を支配する人々にとっては、都合の良い国家ですね。」「アメリカの指導者たちは、国連を舞台にして、そんな世界を作ろうとしているんです。」
「トランプ大統領の国連演説は、このグローバリズムへの明確な反対なのです。」「大統領は、こうも言いました。アメリカの目指すゴールは、世界の調和だ。」
対立と破壊を繰り返し、それを進歩と捉え、是認してきた世界の思想があります。その中で日本は和の尊さを語り、神々の共存を認め、調和のある社会を目指してきました。トランプ氏の意見は、日本の文化そのものだと氏が語ります。そこまで広げるのは考え過ぎでないかと言う気もしますが、氏に言われると私は賛成したくなります。
ロス氏の著書を思い返しますと、馬淵氏の言う「国連の目的が、世界のグローバル化」だと言う意見が、単なる思い込みでないことが分かります。世界のグローバル化を目的としている勢力は、下記の2つです。多くの人には別々のものと思われていますが、どこかでつながっているとそんな気がしています。
1. 世界の金融界を支配する、国際金融資本家たち
2. 社会主義者・マルキストたち
「彼らはこれまで、金と物のグローバル化には成功しつつあります。」「それがIMF ( 国際通貨基金 ) と 、WTO ( 世界貿易機関 ) ですね。」「金と物の動きは、この二つでグローバル化の道がつきました。」「残るのは、人の動き、人間の流動化です。」「経済的移民を促進させるだけでなく、彼らがやっているのは、世界各地で大量の難民を動かし国境を越えさせることです。」「難民を発生させ、ヨーロッパやアメリカに動かしているのは、顔を見せない彼らなんです。」
「一方で、大量の移民を合法的に動かすのは、人材派遣会社です。」「彼らが、儲けますね。」
この時私はすぐに、竹中平蔵氏の顔を思い出しました。氏は米国の金融資本の代理人として、日本政府に送り込まれた学者であり、自己中心的な悪徳商人です。馬淵氏の話は怪しげな陰謀説が混じると言う人もいますが、私は氏の言葉のはしはしに、愛国心を感じ取ります。
氏はさらに、トランプ大統領の国連演説について語ります。
「世界のリーダーがなすべきこととして、大統領は六つのことを述べました。」
1. 祖国を大切にし、祖国を建設すること
2. 文化を大切にすること
3. 歴史に敬意を払うこと
4. 国民を宝とすること
5. 国を強くし、繁栄させること
6. 道義的に正しい国家を作ること
「ここに述べられていることは、日本の古事記の思想そのものです。」「私はこのような話は、トランプ氏でなく日本の総理大臣にしてもらいたかったですね。」
現在のトランプ氏が、道義的に正しい言動をしているのか、首をひねるところですが、演説をする勇気にf敬意を表します。安倍総理にしても、移民法を成立させたり、アイヌ新法を作ったりロクでもないことしていますが、保守の旗は下ろしていません。
馬淵氏と田中英道氏が、トランプ氏と安倍総理を否定しない間は、私も是々非々でいく考えです。息子たちに言います。大切なことは、自分の国を愛して、愛する日本を自分の子供たちに残すことです。間違っても、次の二つの勢力に騙されてはいけません。
・ 世界の金融界を支配する、国際金融資本家たち
・ 社会主義者・マルキストたち