鹿児島県南九州市にある知覧町は、特攻基地のあった場所として有名です。ネットで検索しますと、たくさんの動画があります。皇室関係のプログを中断しましたので、久しぶりに知覧関係の動画を見ました。
知覧特攻基地を取り上げているのは、保守系の人物が多く、国のために命を捧げた若い彼らへの、感謝と敬意の念に満ちています。今回見た動画は、反日・保守の枠を超えた客観的立場で作られていましたので、参考のため、動画に寄せられた視聴者のコメントを、4件紹介します。
1. 「お互いに敵同士であっても、勇敢に戦った相手の兵士を尊敬する、真に武士道精神があったのですね。」
2. 「日本兵もアメリカ兵も、同じ人間同士だ。」「どちらも違う国に生まれて、それぞれの国家の企てに翻弄され、死んでいった。」「第2次大戦で苦しんだ世界で、未だに戦争が行われている‼️ 人間ほど愚かな動物はいない‼️」
3. 「中央大学の学生さんたち、素晴らしい映像を、ありがとうございます。」「知覧のことよく知らなかったのですが、理解を深めいつか足を運んでみたいと思いました。」「特攻隊員のみならず、戦争で亡くなった全ての国の全ての方を、慰霊したいと思いました。」「人間同士が、今も同じように殺し合っていますが、戦争のない世界になるよう願っています。」
4. 「素晴らしいですね 。」「若い石橋さんがこのような素晴らしい碑を建てるなんて、」「人間として日本人として、誇りに思います 」「戦争から、沢山の事を私も学びました 。」「知覧に行った際には、私もこの米兵慰霊碑に行きたいと思います。」「生のドキュメンタリー制作も、感動致しました。素晴らしい情報を有り難うございました。」
動画のテーマは、知覧特攻基地で撃墜され、墜落死した米国兵士の慰霊碑です。こういうものがあることを、昨日動画を見て初めて知りました。それもそのはずです。慰霊碑が建てられたのは、平成27年の8月7日で、動画が公開されたのが、今年の4月7日です。慰霊碑も新しく、動画も新しいのです。知覧には沢山の人々が、訪れていますが、慰霊碑を知らない人が多い理由も分かります。
「『多摩探検隊・にっぽん列島探検隊』は、東京の多摩地域をはじめ、」「全国に埋もれた話題、人物、物語を掘り起こして、」「伝えていこうというポリシーのもとで、制作している魅力発見番組です。」
「企画、取材、撮影、編集の全てを、中央大学FLPジャーナリズムプログラム・松野良一ゼミの学生が行っています。」
中央大学の学生への感謝のコメントも、素直に読めました。高さ13メートル、横幅6メートルの慰霊碑には、墜落死した米兵6名の名前とともに、建立した関係者の名前が刻まれています。米兵の名前と階級を、動画から書き写しました。
1. 操縦士 中尉 Mayri Frank Henry
2. 副操縦士 少尉 Lankcaser Vermon Jr
3. 爆撃士 中尉 Krukjian Theodoria
4. 機関士 二等軍曹 Lane George Thomas
5. 銃手 二等軍曹 Beck Philip Syndney
6. 無線士 伍長 Lawrence Frederik G
建立した関係者の名前も、書き写しました。
施 主 兵庫県朝木市 石橋直也 ( 平成27年建立当時 24才 )
土地提供者 知覧町 田中すえこ
協 力 NPO法人南日本C.L.E交流センター
動画に登場する日本人は、善意の人ばかりですから、見ているだけで明るい気持ちになります。次回は慰霊碑の施主となった石橋氏と、土地提供者の田中さんについて、報告いたします。