「外国人も日本人も、同じ人間ですからね。」
「この人たちにも、日本に来なければならない事情があった。」「可哀想だと思った。」
慰霊碑の建つ土地を提供した田中すえこさんは、言いました。施主の石橋青年は、次のように語りました。
「これから先も、特攻隊員の慰霊と、米兵の慰霊を両方とも行なっていきます。」「過去を恨むという気持ちは、僕らにはありません。」「当時のことを、僕らがあれこれ言うより、当時の方々へ敬意を払って、」「ずっと慰霊していくことが大切だと思います。」「自分の国だけでなく、相手の国にも目を向けることが大切です。」
息子たちに言います。父は、お二人の意見に反対しているのではありません。善意の二人を利用し、自分たちに都合の良い意見に変えている、最後の部分に異議を唱えているのです。
「過去を振り返らずして、未来はありません。」・・・彼らは石橋氏に、このように語らせています。正しい意見だと思います。だからこそ父は、「温故知新」の読書を続け、過去を振り返る努力をしています。
「歴史を学び、平和を願うことは、今を生きる私たちが、」「戦争の歴史を、後世に語り継いでいくことに繋がり、」「平和を守り、維持していくためにも、」「重要な意味があると、思います。」
父は彼らが、結びとして石橋氏に語らせた言葉に、異議を唱えるのです。彼らは広島でも長崎でも、同じ言葉を繰り返しています。歴史を学び、戦争の歴史を語り継いでいけば、本当に平和が保たれるのでしょうか。大事なことは、学んだ歴史から隠されていた事実を学ぶことなのです。石橋氏と同様、私には過去の米国への憎しみはありません。しかし、「日本だけが悪かった」「日本だけが間違った戦争をした」という、東京裁判の結論をそのままにしておいて良いのでしょうか。
反日左翼勢力の許し難い捏造に、騙されてはいけません。多くの視聴者は動画を見て、「ちょっぴり良い話」と感じ、隠れていた美談を教えられたと感動しています。だが私は、国民の善意を利用し、日本を貶める勢力に妥協しません。こんな結論で動画を終わらせては、石橋氏と田中さんの善意を無にするだけでなく、尊い命を捧げた特攻隊の兵士たちを冒涜することになります。
「日本がした、悪い戦争のため、彼らは死んだ。」「日本がした無謀な戦争のため、彼らは犠牲になった。犬死した。」と、ここにはそんな反日思想が隠されています。
疑問を解く鍵として、最後に残ったのは、動画を作成した『多摩探検隊・にっぽん列島探検隊』でした。全国に埋もれた話題、人物、物語を掘り起こし、伝えていこうという団体で、中央大学の松野良一教授のゼミの学生たちです。
ネットで検索し、松野教授の履歴を知った今は、全ての疑問が解け、息子たちにも、「ねこ庭」を訪問される方々にも、説明する必要がなくなりました。ネットの情報をそのまま羅列いたします。
・昭和31年生まれ、現在64才。中央大学国際情報学部教授
・日本のメディア研究者。専門はメディア論、ジャーナリズム論
・九大卒業後に、朝日新聞記者、TBS報道局ディレクターを務める。
・平成10年 筑波大学修士号取得、 平成15年 中央大学博士号取得
・平成8年から平成9年まで、ハーバード大学客員研究員
・平成15年、中央大学総合政策学部助教授、平成16年から教授
・平成23年、中央大学大学院総合政策研究科委員長
・平成25年、総合政策学部長
・平成31年、新設された国際情報学部教授
反日左翼メディアから、反日左翼学者への転身を遂げた松野教授ならば、架空の団体を拵えたり、善意の人間を利用したり、そんなことは何でもありません。手を変え品を変え、日本をダメにするため頑張っている彼らに、騙されないようにしましょう。
「皇室護持」も「自主憲法制定」も、彼らに騙されてきた過去があったため、正常化が遅れています。これから先も、油断は禁物です。