最近は青山繁晴氏の動画、【ぼくらの国会】を見ています。公設秘書の三浦麻未氏が進行役をつとめ、隣に座った氏が、折々の活動報告をするというもので、30分程度にまとめられ、ほとんど毎日発信されています。普段は知ることのできない、議員と役人のやりとりなどが参考になります。
倒れそうだとか、寝不足だとか、ぼやきが多いので、最初は重要視していませんでしたが、「国民投票法」、「土地利用規制法」、「皇位継承問題」などが語られるようになると、心が惹かされました。野党はもちろんですが、総理にも大臣にも失望しつつある私は、藁にも縋る気持ちで、愛国の士を探す日々です。
最近の動画での氏は、別人のように見えます。もしかすると氏は、左に傾きつつある自民党を、正しい位置に戻すのではないかと、そんな期待が生まれています。議員になる前から知っていますが、氏は国を愛する国民の一人で、反日左翼の対極に位置します。議員になっても「公言実行」を続け、しかも単独行動をせず、党内の有志を募り、少しずつ輪を大きくしています。
反日左翼や、中途半端なリベラルという左傾の議員が多い政界では、氏の集めた有志は「右翼」と呼ばれたりしますが、実態は保守本流です。最初は5人で作った会派が、今は66人になっています。
会派に参加しても、名前を公表しない議員が衆議院に4名、参議院に2名います。議員は「選挙で落ちればただの人」ですから、政界の風を読み、懸命な離合集散を繰り返します。私たちは傍観者ですから、「風見鶏」と言って笑いますが、議員個人は真剣勝負なのだと思います。
それでも2、3年したら、影も形も無くなった政党や会派を、私たちは沢山知っています。「護る会」がそうならないことを、願うばかりです。
「ねこ庭」を訪問される方々は、ご存知だと思いますが、私の息子たちはおそらく青山氏を知りません。氏が作った「護る会」について、ネットで調べた情報を紹介したいと思います。
1. 令和3年6月現在、自民党内での議員数
衆議院の自民党議員数 277名 護る会の議員数 37名
参議院の自民党議員数 110名 護る会の議員数 29名
合 計 387名 66名 比率17%
参考のため、自民党内の7つの会派と所属議員数を調べましたので、比較してください。
細田派 ( 清和政策研究会 ) 96名
麻生派 ( 志向会 ) 55名
竹下派 ( 平成研究会 ) 52名
二階派 ( 志帥会 ) 47名
岸田派 ( 宏池会 ) 47名
石破派 ( 水月会 ) 17名
石原派 ( 近未来政治研究会 ) 10名
66名と言えば、かなり大きな勢力になりますが、「護る会」の議員は、党内の他派閥の所属議員で構成する、「派閥横断組織」なので、単純な比較はできません。会派の発足は、令和元年6月ですから、まだ3年を経過していません。政界を吹き荒れる政争の中で、果たして生き残れる会派となれるかは、まだ未知数です。
私の目に映る「護る会」は、輝いて美しいけれど、触ると砕けるガラス細工のような不安感もあります。不動の会派となるには、議員諸氏の確かな活動と国民の支持が必要で、まだまだこれからの組織です。
次回もまた、息子たちのため、「護る会」の情報を続けますので、ご存知の方はスルーしてください。