ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

選挙に向う目的の確認 (「 戦後レジームからの脱却」 )

2024-10-20 20:03:21 | 徒然の記

 9月27日の衆議院選挙の投票日まで、あと1週間となりました。 

 8月末に『自由民主党総裁選挙の検討・研究』のブログを書いて以来、昨日の『理想と現実』まで一貫しているテーマは、「選挙に向う目的の確認」です。

 選挙は27日の「衆議院選挙」だけでなく、来年7月までに実施予定の「参議院選挙」を含んでいます。「戦後レジームからの脱却」の第一歩となる選挙であると同時に、自由民主党が下野する選挙になるのかもしれないという重要な国政選挙です。

 その選挙が1週間後となりましたので、8月末から昨日までの「ねこ庭」の過去記事を整理し、選挙の目的を再確認することにしました。

 ・昭和20年8月の玉音放送以来、敗戦国となった日本はアメリカの従属国家となった。

 ・国民の多くは、日本を独立した自由と民主主義の国と信じているが、国際社会で日本は「アメリカの属国」と見られている。

 ・かろうじて皇室が存続していることを除けば、政治も経済も文化もアメリカに従属しているが、多くの国民は気がつかない。

 ・マッカーサー元帥が占領統治を直接行わず、日本の政治機構を生かした形で「間接統治」をしたため、国民の多くは戦後政治のほとんどが日本政府の意志で行われたと思っている。

 事実を挙げていくとまだありますけれど、以上が「ねこ庭」が認識している日本の現状です。詳細は「ねこ庭」の過去記事で説明していますので省略しますが、アメリカは日本の支配者としての顔を見せず、日本の良き理解者、日本の保護者としての顔だけを見せ、現在も間接統治を続けています。

 しかしアメリカの対日戦略は、GHQの統治以来不変です。

  「アメリカは、日本を二度とアメリカに挑戦する国にさせない。」

 このための対日政策も、一貫しています。

    1.  「日本には軍隊を持たせない」

    2.  「国民を一致団結させる天皇を廃絶する」

 1. は「日本国憲法」として成立させ、現在に至っています。 

 2. は当時の日本で実行すると内乱の恐れがあったため実行できず、「皇室典範」の改定で「11宮家の皇籍離脱」を強行しました。

 皇統の断絶を招かないための宮家でしたから、宮家の減少は50~70年経てば男系継承を困難にし、100~200年経過すれば男系継承が不可能になるとGHQは考えたと言われています。

 昭和天皇の反対の御意志もあったため、GHQは天皇の弟宮である秩父・高松・三笠の3宮家を除いた、11宮家の皇籍離脱を実行しました。

 彼らの計画通り、現在の皇室は皇統を継ぐ男子が減少しています。「男女平等」を謳う憲法に照らしても矛盾はないと、反日左翼学者が女性天皇や女系天皇の容認論を言い始めました。

 「女系・女性天皇容認論」は、「万世一系」の皇室を崩壊させるアメリカの政策に合致する意見です。

 危機感を覚え、阻止しようとしたのが、亡くなった安倍首相でした。氏は、日本国内の隅々にまで張り巡らされているアメリカの協力者の存在を知っていましたので、慎重な言葉を使いました。

 「アメリカの支配からの独立」と言わず、「戦後レジームからの脱却」と表現し、本音はアメリカの対日政策への挑戦でした。

  ・「憲法改正」

  ・「女性宮家・女系天皇への反対」

 主として民主党内にいるアメリカの反日勢力は、安倍氏の動きを察知しましたが、長期政権となるにつれ安部派の勢力が大きくなり、政権への関与が難しくなりました。

 過去記事でも述べましたが、アメリカが暗殺を決断した原因は、対日政策そのものへの安倍氏の挑戦でした。息子たちに分かりやすいように、以下アメリカの対日政策と並べて説明します。

    1.  「日本には軍隊を持たせない」

    ・「憲法改正」のための「国民投票法」を改正し、国会発議がいつでもできる準備を整えた。

    ・国民投票で過半数の賛成があれば、「憲法改正」が可能となる状況となった。

    2.  「国民を団結させる天皇を廃絶する」

    ・皇統問題を考える「有識者会議」のメンバーを変え、検討議題の中に「11宮家の皇籍復帰」を追加した。

 「11宮家の皇籍復帰」を議題に追加したのは岸田内閣ですが、影響力を行使していたのは安倍氏でした。

 このまま安倍氏を放任していると、日本がアメリカから独立し、いつか再びアメリカに挑戦する国となる。

 危機感を抱いたアメリカが氏の暗殺に踏み切りましたが、日本にいる協力者たちの手により、国民には米国の影が見えないようにされています。

 疑問の多い暗殺事件なのに、1年経った現在でも経過も内容も国民に知らされないままです。殺人犯として逮捕されている山上被告の裁判も、一向に開かれる気配がありません。

 何度も言いますが、これは「ねこ庭」の推測であり、根拠として示せる資料と情報はありません。ブログで公開していますが、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にだけ届けば良いと、考えています。

 事実を追求する学徒が、「温故知新」の読書の結果から推測しているに過ぎませんが、この推測に立つと多くの疑問が自分の中で解けます。

 次回は「ねこ庭」の推測を基に、安倍首相暗殺以後の政治の動きを再度確認いたします。過去記事がメインとなりますので、興味のない方はスルーしてください。

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