ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

天皇の祭祀 - 7 ( ロスチャイルド家 )

2019-03-16 18:46:35 | 徒然の記

 天皇制廃止を願う村上氏の著書への、7回目の書評です。今回は、直系男子による皇位継承の重要性を、卑近な具体例で説明いたします。以下の叙述は、先日『日本人とユダヤ人』の書評をした時、別途調べた情報です。

 「 ユダヤ人が、華僑やアラブ人やインド人と違うのは、」「彼らが世界の金融と、学問(思想)の主導権を握っている、というところです。」「世界経済を牛耳っているのは、ロスチャイルド、ロックフェラー、サッスーン、」「クーンロエブ、モルガン、ベクテル、ザハロフの7大財閥です。」

 「この中で、ロスチャイルド財閥と、ロックフェラー財閥が群を抜いています。」

  この中でロスチャイルド家を取り上げるのは、ロスチャイルド家が、一族の繁栄と結束を守るため、「男系相続」を徹底している事実を紹介したいからです。

 三年前にも同様の趣旨でブログにしていますが、自民党の二階、石破、野田各氏のように皇室崩壊に手を貸す議員が、何も知らない息子たちや、多くの善良な国民を、誤った方向へ誘導するのを見て、事態が緊縛してきたことを感じました。

 このまま息子たちが、彼らの主張に疑問を抱かず、見過ごすことになれば、100年も経たないうちに皇室が崩壊します。内容が重複するのは承知の上で、再度「ロスチャイルド家」について、報告します。

 ロスチャイルド家は日露戦争の時、戦費の無かった日本へ、多額の融資をしてくれました。関東大震災後の復興事業や、横須賀造船所の建設についても、政府を通じて融資をしています。さらには、米国の中央銀行FRBの大株主でもあります。

 ロスチャイルド家は、18世紀後半の創設期から計算すると、およそ300年の歴史を持つ名家です。300年余りつづいている、徳川家に劣らない家系ですから、私のような一般庶民からすればまさに雲の上の一家です。

 18世紀の後半に台頭したロスチャイルド家は、今ではヨーロッパの財閥、貴族、門閥として、その名を知らない者はいませんが、そもそもの発祥地は、ドイツのフランクフルトです。創設者の名前は、マイアー・アムシェル・ロートシルトで、「ロートシルト」を英語読みしますと「ロスチャイルド」になります。
 
 長男は、ドイツのフランクフルトで、次男は、オーストリアのウイーンで、三男は、イギリスのロンドン、四男は、イタリアのナポリ、五男は、フランスのパリでと、の五人の息子たちは、ヨーロッパの主要都市で家業を拡大・発展させました。
 
 ロスチャイルドの家族は、一族の富と事業を永久に維持・存続させるため、一族以外の人間を排除しました。女たちを事業に加えず、すべて男たちだけの秘密とし、女性たちの結婚相手は、どれほど有力者の子息であったとしても、事業への参加はおろか、仕事の中身さえ知らせませんでした。つまり彼らは、徹底して女系姻族と、女系子孫の排除をしました。

 そんなロスチャイルド家の家訓を、昔読んだ本の記憶を元に探し出しました。

  1.  事業への参加は、直系男子相続人のみとすること

  2.  本家も分家も、長男が継ぐこと

  3.  婚姻は、ロスチャイルド一族内ですること

  4.  事業内容は、男子相続人以外は秘密とすること

 ロスチャイルド家の家系を維持するには、「直系の男子相続」しかないと、彼らは知っていました。三百年の家系を持つロスチャイルド家で、金銭でしかない一族の富を守るためでさえ、彼らは「男系相続」を徹底しています。

 女系配偶者や子孫を入れると、家族が崩壊すると、ロスチャイルド家の人間は警戒しています。2600年以上も続き、国民の中心におられる天皇を、女系子孫でも良いとする国会議員や有識者は、ロスチャイルド家以下の認識しか持っていません。ロスチャイルド家が守るのは、せいぜい一族の財ですが、天皇家は、日本人の魂、もっと言えば、国の根幹を守り続けている方々です。直系男子相続を守らなくて、どうするというのでしょう。

 女系天皇や女性宮家に言及したのは、元はと言えば、小泉内閣時代の皇室典範有識者会議でした。座長だった東大の元総長である、吉川弘之氏が、次のように述べました。

 「皇室の伝統も、変わる時がある。」

  これまで、何度も申し上げました通り、敗戦後の東大は反日左翼の巣窟となり、亡国の学者や知識人の育成機関に成り果てました。氏が知識のない愚者でなく、知識を有した反日の学者だということに、注意を向けなくてなりません。「天皇の祭祀」の著者である村上氏も、東大卒の学者で、元共産党員、天皇制廃止論者です。

 女性宮家と女系天皇を国民が容認すれば、100年も経たぬうちに、皇室の家系が乱れます。野心に燃える不心得者が、天皇の地位を狙いはじめ、ご先祖様が大切にしてきた歴史を汚します。眞子さまの婚約者である小室氏が、良い見本です。女性宮家を創設し、眞子さまを宮家とすれば、小室氏は皇室の一員となります。亡国大学の元総長である吉川氏や、著者の村上氏は、さぞ満足であることでしょう。

  昭和25年に、吉田首相から「曲学阿世の徒」と批判されたのは、当時の南原東大総長でしたが、以来60余年が経っても変わらない東大総長だったということです。吉田元総理のように、「黙れ、曲学阿世の徒」と、吉川氏を一喝できる自民党の総理は、いないのでしょうか。

 神武天皇以来、昭和天皇も含め、百二十四名もの天皇が守られた伝統を、百二十五代目にあたられる陛下が、たった一人で、崩壊の決意をされるなど、そういう軽挙はとても信じられません。

 息子たちに言います。曲学阿世の反日学者や、反日のマスコミ、反日・左翼・グローバリストの政治家が、声をそろえて合唱していても、耳を傾けてはいけません。

「女性宮家賛成」「女系天皇賛成」「男女平等の時代だ。」「時代と共に、皇室も変わる。」「時代と共に、日本人も変わる。」・・こんな合唱は、すべて皇室の崩壊、日本の崩壊へとつながります。

 

 三年前のブログは夏でしたから、名句と迷句で最後を締めましたが、今回も踏襲いたします。

   名句  降る雪や 明治は 遠くなりにけり

      迷句  鳴く蝉や 昭和は 遠くなりにけり  ・・・ (私が、作りました)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 - 6 ( 自民党内の「獅子身中の虫」 )

2019-03-15 21:51:33 | 徒然の記

 村上氏の著書への6回目の書評です。217と218、最終ページです。

 天皇制廃止を願う氏が、後世の人間に向かって訴える言葉です。さすが昔の左翼は、礼節と品格があります。今時の反日・左翼と異なり、汚い言辞で大騒ぎせず、間接的な天皇制否定論です。

 「天皇は、皇室祭祀を執行するさいに、」「私事と考えて、最高祭司をつとめているのではなく、」「この国の、祭司王である天皇として、執行しているであろうことは、いささかも疑う余地がない。」

 「歴史上の天皇は、何よりもまず、祭りをする人であり、」「この本質は、終始、天皇の、宗教的権威の源泉をなしてきた。」「敗戦後の日本においても、天皇の、」「最高祭司としての本質は、不変であり、祭司大権は、基本的に、揺らいでいない。」

 天皇のお立場への正しい理解ですが、現在、保守を自認する政治家の何人が、ここまでの認識を持っているでしょうか。しかし正しい理解をしていても、氏のように間違った思想に染まると、出て来る認識が歪みます。

 「天皇の祭祀は、日本国憲法が拠って立つ、政教分離の原則と、」「本来的に、矛盾する性格を持っている。」「象徴天皇制の存在は、日本国憲法に内在する、致命的な矛盾であり、欠陥である。」

 「この矛盾は、国家神道的風土に対する、自覚した国民の戦いが、全国的に広がり、」「政教分離の原則が、国民生活に根づくことによって、一歩一歩、解決されていくに違いない。」

 天皇の祭祀の矛盾を言う前に、崩壊したマルクス主義の矛盾、社会主義国家の矛盾を語りなさいと、忠告をしたくなります。しかし氏の著作は今から42年前で、まだソ連が崩壊する以前の出版ですから、無理もなかろうと許容いたします。

 日本の思潮は氏の思いに反し、自覚した国民は、むしろ反日・左翼・グローバリストへの疑問を深め、歪められた日本の過去を見直そうとしています。

 天皇は、国民の心を一つにするご存在であり、日本の伝統と文化の象徴であると、そういう思いを深めています。矛盾しているのは天皇の存在ではなく、俄か作りの憲法の方が、日本の伝統と文化に合わないのです。今はまだ、敗戦利得者である反日のマスコミと、利得にあずかる反日学者たちの声が大きく、自覚した国民の声が伝わらない仕組みになっています。

 息子たちのため、私はここで、平成29年の衆議院選挙終了時に、毎日新聞が行ったアンケートを、紹介します。国会議員諸氏が天皇制について、どのような考えをしているのかが、分かります。現在熱い議論となりつつある、「女性宮家」に対する、賛成・反対を問うたもので、女性宮家に賛成する議員は、女系天皇にも賛成し、将来の天皇制崩壊を容認する、馬鹿者たちです。

      自民党  公明党  日本維新  共産党  社民党  みんな 日本・みらい

  反 対     215          2             41             0            0             9            3

  賛 成      48         26               9            0             2             5            5 

  無回答        31          3               4             8             0            4             1

   合 計       294         31             54            8             2            18            9

  当時、民主党も存在したはずなので、なぜデータが抜けているのか不思議ですが、全体の数字が示されていますから、これでも大勢は分かります。

    全議員  480名  反対 280 名   賛成  129 名     無回答   71  名      

              (100 %)           ( 58.3 %)            (26.9%)                (14.8%)          

 結果は、国会議員の過半数が、天皇制の崩壊に反対しているということです。国会議員でありながら、自分の意思を明確にしない卑怯者が、「無回答」です。彼らは、情勢を眺めながら、どっちにでも転ぶ風見鶏です。共産党は、8名の議員が全員無回答ですから、卑怯者の集団であることが証明されました。村上氏は、宮本委員長に異を唱え、節を曲げず除名になりましたが、現在の共産党員は、様変わりしているようです。
 
 「天皇祭祀の矛盾が、自覚した国民により、一歩一歩解決されていくだろう」と、氏は楽観しましたが、国民より以前に、党員である議員が風見鶏の衆愚になっています。これでは、左翼の本が読まれなくなるはずです。
 
 もう一つ興味深いのは、政権与党にいる公明党の議員たちです。天皇制崩壊に賛成する議員が、31名中26名もいます。しかも「無回答」の卑怯者が3人います。この党は、保守自民党と一緒にいる意味があるのでしょうか。野党になったり、与党に与したり、公明党は立党以来,党自体がポピュリストであり、風見鶏です。
 
 一番興味深くて、情けないのは、肝心の自民党議員です。天皇制の崩壊に手を貸す議員が、なんと48名もいて、公明党の26名をはるかに超えています。「無回答」の議員数も31名で、断トツの数字です。戦後の日本の混乱を助長し続けた、矛盾だらけの政権党そのままの姿です。
 
 議員一人ひとりの信条を調べたいのですが、煩雑なので、主な議員を紹介します。ネットの情報ですが、まんざら嘘ではなさそうです。

  二階俊博 

 BS朝日番組の収録で、「女性尊重の時代に、天皇陛下だけ『そうならない』というのは、時代遅れだ。」「そうと決まれば国民には違和感はないと思う」と述べ、女性天皇を容認する考えを示した。

 岸田文雄 

 女性宮家の創設に反対で、選択的夫婦別姓制度にも、どちらかと言えば、反対。

  石破 茂 

 将来的に皇族は、悠仁親王ただ一人になってしまう可能性は、否定できず、男系男子のみで皇位を継承し続けることは、不可能に近い。皇室の安定的な継続を考える上で、このことに対しての議論を、避ける訳にはいかない。旧宮家の復活案もあるが、一般国民として長く人生を送ってきた人物を、皇位継承者とすることは、妥当性に疑問がある。

 皇室が途絶えることは、日本の国体そのものの滅失を意味するものであり、男系男子の皇位継承を基本としつつ、女系天皇の可能性も敢えて追求するべき。

  野田聖子 

 BS朝日番組収録で、女性天皇の是非について、「そもそも女性がだめな理由は、何なのか」と述べ、女性天皇が認められていない理由を、明確にすべきだとの見解を示した。

 二階、石破、野田の各氏は、間違いなく自民党内にいる、「獅子身中の虫」・「駆除すべき害虫」議員です。岸田氏は正論ですが、いかにせん優柔武断で、言語明瞭意味不明な、大平・竹下型の政治家です。信念を見せない策士政治家を、単純人間の私は、敬遠しています。

 村上氏の書評から外れたように、見えるのでしょうが、そうではありません。「天皇祭祀の矛盾が、自覚した国民により、一歩一歩解決されていくだろう」という、氏の期待が、現在の日本では当たらなかったとそう言いたいと思います。

 それでも完全な外れでなく、政治の矛盾と混乱が続いているというのも、事実です。氏の言葉通り、一歩一歩、努力する以外方法はありません。「皇統における、男系維持の重要性」につき、実例をご紹介する予定でしたが、次回にずれ込みました。

 次は書評から、大きく横道に入りますが、大切な皇室をお守りするためですから、息子たちも、我慢して聞きなさい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 - 5 ( 「皇族の権利義務」 )

2019-03-14 18:34:09 | 徒然の記

 村上氏の著書への5回目の書評です。今回は、野党議員の国会質問の続き、「 2. 式典における男女平等 ( 継承の儀)」から、始めます。

 これについては、私が下手な説明をするより、1月18日付の千葉日報の記事を、転記する方が、早道です。

 「政府は17日、皇位継承に伴う、」「一連の儀式の詳細を検討する、式典委員会 ( 委員長安倍総理 )の、 第3回会合を官邸で開いた。」

 「新天皇が、三種の神器の一部などを引き継ぐ、」「剣璽 ( けんじ ) 等継承の儀の参列者は、」「前例を踏襲することと決めた。」「参列者は、成年男子に限定し、」「女性皇族や、秋篠宮家の長男悠仁さまは、参加されない。」

 「皇位継承は、男系男子に限るとした、皇室典範の規定や、」「未成年皇族は、儀式全般に出席しないとの、」「慣例をふまえた。」

 息子たちに言います。ここまでが記事の前半です。後半に書かれていることが、父の言う「皇室崩壊へのステップ」です。さりげなく書かれていますが、これがマスコミによる洗脳記事と、見抜いてください。この記事は千葉日報が掲載した、共同通信からの配信記事です。全国の地方氏に、同時に掲載されています。おそらく朝日、毎日、東京の反日・全国紙も、同様の記事を全国の家庭へ届けています。

 「識者や、野党からは、」「女性皇族であることを理由に、出席を認めない政府の方針に、批判も出ており、」「議論になる可能性もある。」

  この記事の流れが、3月13日の国会質疑で、野党議員の質問につながっていると、どれだけの読者が気がつくでしょうか。年金暮らしで、時間をふんだんに持つ、野次馬の父だから発見できた、「皇室崩壊へのステップ」です。

 野党議員が、一人でできる質問ではありません。反日・左翼のマスコミの応援があるから、自信に満ちて、彼は質問ができます。国民注視の中で、失言を一つでもすれば、議員の首が飛ぶくらい重要な案件です。マスコミは、反安倍、反政府の質問者に寛大で、むしろ支援していると知っているから、彼は落ち着いて質問できます。

 息子たちに言います。現在の国際情勢を思い出してください。野党議員の質問を、喜んでいる国がどこなのか。中国と韓国・北朝鮮は、真っ先に拍手しているでしょうし、米国内にいる反日政治家たちが、笑みを漏らしているかもしれません。

 たかが、国会での野党議員の質問と、軽く考えてはいけません。もしかするとこの議員は、国際社会の中にある反日勢力の協力者で、「言わせられているばか者」かもしれません。もう、この議員の国会質問の中身を忘れてしまいましたが、「儀式に女性皇族を入れないのは、憲法の精神に反するのではないか。」と、そんなことでした。彼の主張の根拠は、憲法の言う「男女平等」です。

  「男女平等」「人権」「自由」といった、憲法の言葉が、今後反日どもの武器として、「皇室崩壊」のために使われていきます。これは誇大妄想家の予言でなく、杞憂でもありません。父のように自由な時間を持ち、昔の本を読み、政治を観察していたら、国際社会の中での反日たちの動きが、自然と分かってきます。

 国民の中に、「お花畑が咲き乱れる限り」、反日・左翼・グローバリストの活躍の場が、広がります。息子たちに言います。そろそろお前たちも、自分の可愛い子供たちのため、真面目に考える時が来ています。

 昨日からの続きである、二つ目の質問について紹介しました。ここで再び、村上氏の著書へ戻ります。172ページ「皇族の権利義務」です。

  「皇族は特権とともに、特別の義務を、課されていた。」「皇族は、皇室に対する忠順と、品位の保持をはじめ、」「職務上の制約、居住と旅行の制限、」「親族法上の制限、財産法上の制限があり、」「また皇族は、公共団体の吏員、議員となることを禁止された。」

 「皇族の子弟は、原則として男子は宮内庁直轄の学習院へ就学し、」「女子は、同じく女子学習院に、就学することとなっていた。」

 氏の意見が書かれていませんので、はっきりしませんが、反日学者の文章ですから、「皇族は、かくも人権を縛られ、自由を制限されていた」と、先日の国会議員の質問につながるのだろうと、推察します。

 私は反対に、氏の叙述の中から、「旧十一宮家の、皇族復帰」への確証を得ました。旧宮家の方々は、日常生活で不便をされたかもしれませんが、皇室の藩屏 (天皇家をお守りする役割) として、誇りと責任感を持たれていたはずです。軽薄な議員が口にするような、軽々しい「自由」や「平等」でなく、二千年の歴史を持つ、「誇り」と「責任」だと考えます。たかだか戦後70年の憲法です。まして野党議員が言う、自由と平等は、宮家が大切にされた誇りと責任とは、別次元のもので、混同すること自体が間違っています。

 イスラム教では、礼拝場であるモスクに女性はいません。これを男女平等に反するとは、誰も言いません。八百万の神様の住む日本には、日本独自の歴史と伝統があります。自民党の議員でさえ、歴史を知らない人間が増えましたから、野党の議員ばかりを責められません。

 陛下の退位式典と新天皇の即位式典が、憲法の定める「政教分離」に反していないかと、野党議員は、詰まらない質問をしていましたが、そもそも政教分離をしていないのは、欧米諸国ではありませんか、大統領の就任式や、議員の証言時に、聖書に手を置いて彼らは誓っています。

 GHQが日本解体のため、神道と政治を分離させた悪だくみを、いつまで馬鹿正直に守ろうというのでしょうか。一つ一つ反証を上げていけば、日本の政治家は、庶民が我慢しているのを良いことに、国会を国民白痴化の舞台にしています。戦後73年経ちましたから、そろそろこういう茶番劇は、おしまいにする時です。

 もう一度、氏の本に戻ります。皇族の義務として、氏が「品位の保持」と説明していました。ここには、一般人である小室氏がとうてい保持できない、歴史と伝統の上に立つ品位が語られています。「十一宮家の復活」について、ますます自分の考えの正しさを確信します。同じ事実を見ても、拠って立つ場所が異なれば、どのようになるのか。反日の学者である、氏の意見をそのまま紹介します。

 「皇室儀制の完成とともに、」「皇室は、一般国民の目から厳しく遮断され、」「近代社会としては、想像外の異様なタブーが、幾重にもつくられた。」「宮中では、現代の日本語からかけ離れた、」「平安時代に始まる、特殊な宮中言葉が常用され、さながら、別世界を形成していた。」「国民は、天皇と皇室を、ひたすら、雲のうえに、仰ぎ見るのみであった。」

 国を愛することを忘れた反日・左翼の学者の本には、共通したものがあります。つまり、憎しみと、否定です。国会で質問した野党の議員にも、同じものがありました。自分の住んでいる国への「憎しみ」と「否定」です。私たちは、いつまで、こんな議員に投票し、いつまで国会を空転させれば気が済むのでしょう。

 乗り掛かった船と言いますか、毒を食らわば皿までと言う方が適切なのか、次回も村上氏の書評を続けます。年寄りの冷水と笑われても、私は、子や孫のため、国をダメにする、反日・左翼・グローバリストの学者の書と、戦います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 - 4 ( 「女性宮家の創設」 )

2019-03-14 07:31:22 | 徒然の記

 なんという、偶然でしょう。先ほどテレビのスイッチを入れたら、国会審議の中継でした。

 野党の議員が、天皇陛下の退位と、新天皇の即位式について、総理や内閣官房長官や法制局長官に、質問をしていました。大嘗祭や、高御座、新嘗祭など、丁度本で知識を得たばかりなので、画面に惹きつけられました。

 長いやり取りの中で、私が結論として掴んだものは、「皇室崩壊」の政治が、現在進行中という事実でした。多くの質疑と回答がありましたが、野党議員の目的は、結局次の二つでした。

  1. 女性宮家の創設

  2. 式典における男女平等 ( 継承の儀 )

 前回のブログで述べましたが、この二つは、皇室崩壊の第一歩です。1. につきましては、大島理森衆議院議長が昨年の11月に、次のように問題提起しました。

 「安定的な皇室維持のためには、女性宮家の創設も含め、」「政府と国会で、秋以降に、議論を開始するべきだ」 

 自民党の大物議員であるにもかかわらず、氏はなぜか皇室崩壊に動いています。今年の1月7日の社説で、千葉日報は婉曲ながら氏に賛同しました。

 「新時代に向かう中で、切実な課題が残っている。」「陛下の孫の世代で、皇位継承権を持つのは、」「秋篠宮さまの長男、悠仁さまお一人。」「女性皇族が、結婚を機に、皇室を離れるという、」「現行制度の下で、皇族の減少も続く。」

 「女系天皇や、女性宮家には、反対が強いが、」「21世紀の皇位継承や、皇族のあり方は、どのような形がふさわしいか、」「国民が、真剣に議論する時期に来ている。」

 皇位継承の男子が減少するのは、皇室の断絶につながる大事です。庶民においても、少子化が進み、人口減少が続いていますから、大島議長の意見には一つの理があります。しかし、女性宮家や女系天皇に活路を見いだすしか、方法はないのでしょうか。将来の皇室を崩壊させる皇統の男系継承の放棄にしか、手立てがないのでしょうか。

 息子たちに言います。前回のブログで、村上氏が語っていたことを思い出して欲ください。

  「皇族家 ( 宮家 ) は、十四家あり、」「その格式は、秩父宮、高松宮、三笠宮、」「閑院宮、東伏見宮、伏見宮、山陛宮、」「賀陽宮、久邇宮、梨本宮、朝香宮、」「東久邇宮、北白川宮、竹田宮、の順とされた。」

  答えは、この中にあります。敗戦後の日本は、GHQによる皇室改革の政策で、十四あった宮家が、三家に減らされました。旧皇室典範で定められていた通り、これら宮家の男子は、すべて皇位継承権がありました。沢山の宮家が守られてきたのは、皇統の断絶を防止するための、ご先祖の智恵でした。
 
 戦後73年が経ち、日本の弱体化を図ったGHQはいません。国の土台となる皇室を守るため、先人の智恵に戻る勇気が、安倍総理以外になぜ自民党の議員にいないのでしょうか。
 総理がこれを言えば、反日のマスコミと左翼議員と、自民党内の獅子身中の虫たちが、一斉に攻撃を開始します。先日までのモリカケ騒動の喧しさと、現在の統計ミス問題を見ればわかる通り、倒閣が目的ですから、安倍氏への醜いまでの攻撃が再燃します。
 
 ですから私が総理に代わり、勇気のない自民党議員に代わり、主権を持つ国民の一人として、意見を述べます。
 
 「皇室の安定と、皇位継承権を持つ男子保持のためには、」「廃止された十一の宮家を、復活させることです。」
 
 自民党の議員だったと記憶していますが、こんな反論をしていました。
 
 「いくら旧宮家と言っても、戦後70年以上、民間人として過ごしています。」「今更、こういう人たちが、皇族復帰と言われても、国民が馴染めないし、ピンとこないのではないか。」
 
 ならば、私はこの議員に聞きたい。眞子さまの婚約者のように、素性の知れない怪しげな人物が、皇族となる危険性を放任するのかと。庶民の常識は、小室氏と旧宮家の方々と、どちらを是とするのでしょう。どちらの方々に馴染んでいくのでしょうか。
 
 旧宮家の方々はもともと皇室に近く、それなりの教育を身につけ、皇室への理解も深いはずです。旧宮家の復活につき、私は何の躊躇 ( ちゅうちょ ) もありません。この方法が、現在考えられるベストの解決策です。これは私の思いつきではなく、千年以上前から、ご先祖たちが智恵を絞り作り上げた仕組みだからです。

 旧宮家の復活に反対する議員は、「東京裁判史観」に縛られた、反日・左翼主義者の仲間で、愛国の保守ではありません。マッカーサーと、戦勝国の人間たちが、一番力を入れたのが、「日本の弱体化」であり、その中身は「日本軍の解体」と、「皇室の無力化」でした。その総仕上げが、現行憲法であることは、今は多くの国民が知っています。

 失われた国の誇りと歴史を取り戻そうと、庶民が眼を覚ましたから安倍内閣の支持率があります。党内基盤も弱く、自民党内にいる「獅子身中の虫」に、足を引っ張られているのに、総理が選挙で多数を得ている理由がここにあります。

 移民法等々の亡国の立法には幻滅し、支持を保留していますが、皇室と、憲法改正に関する限り、私は総理の支持者です。

 書評を外れ、国会中継の話となり、反日・左翼の野党議員の目的を二つ指摘いたしました。そのうちの一つである、「女性宮家の創設」について、述べました。次回は、残る一つである、「 2. 式典における男女平等 ( 継承の儀) 」について、述べます。今回のブログは、単なる「温故知新」でなく、現在の日本を考える「生きた勉強」となりました。

 どうか、息子たちも、父の後に続き、生きた勉強をしてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 - 3 ( 戦後の教育と開かれた皇室 )

2019-03-13 13:16:46 | 徒然の記

 反日・左翼村上先生の、三回目の講義です。今回は、「皇族の方々の権利・義務」について教わります。

 一体、皇族の方々は、庶民とどのように異なっているのか、知っているようで知らないことが多くあります。息子たちのためにも、決して無駄にならない、大切な知識だと思います。余計なことですが、村上氏は、この章のタイトルを「皇族の権利義務」と、ぶっきらぼうに付けています。そろそろ失礼な叙述がはじまります。

 「明治後期から、大正末に至る皇室儀制の整備によって、」「近代天皇制国家の要をなす、皇室の地歩が確立した。」「皇室典範と、皇室に関する諸法令は、」「天皇以下皇族の、敬称、籍、権利義務等を、確定した。」

 「敬称は、皇室典範第17、18条により、」「天皇、太皇太后、皇太后、皇后は、陛下、その他の皇族は殿下とされた。」「陛下の陛は、宮殿に登る階段のことで、」「階段の下にいる、近臣の取次で、やっとその声が耳に達するほど、」「尊い人という意味での敬称である。」

 そう言われますと、平安時代を描く映画などでは、天皇は決して直接話をされず、側にいる近臣を通じて言葉を伝えておられました。

 「天皇以下の皇族の籍は、一般国民の戸籍とは異なり、皇統譜 ( 天皇・皇族の身分と系統とを登録する典籍 ) 、に記載される。」「古代以来の伝統に従って、天皇に姓はないが、」「皇族は宮号を持ち、新たな宮号は、天皇から授けられる。」

 「皇族家 ( 宮家 ) は、十四家あり、」「その格式は、秩父宮、高松宮、三笠宮、」「閑院宮、東伏見宮、伏見宮、山陛宮、」「賀陽宮、久邇宮、梨本宮、朝香宮、」「東久邇宮、北白川宮、竹田宮、の順とされた。」

 「皇族は、特権として、」「皇位継承の権利、公職に就く権利、一般法令を適用されない権利、」「栄誉権、財産上の特権等を有していた。」「公職に関しては、皇族の成年男子は、摂政に任ぜられること、皇族会議員となること、」「枢密院会議に参加すること、貴族院議員となることを認められていた。」

 戦後になり、制度のほとんどが無くなりましたが、そこは詳しく書かれていません。宮家も減りましたし、枢密院も貴族院も無くなりました。まして次の記述は、昔のお話となりました。

 「皇太子、皇太孫は、満10年に達すると、陸軍、海軍の武官に任ぜられ、」「その昇進は、内閣でなく、宮内大臣の上奏で、昇進することとされた。」「また、親王、 王は、満18年に達すると、陸海軍の武官に任ぜられ、 」「欠員を待たず、ただちに昇進することが定められた。」

 ここで別途に調べ、親王と王について、説明をします。現行の皇室典範での規定ですから、昔とは違っているのかも、知れません。ただ、参考にはなります。

 息子たちに言います。皇族の方の敬称とともに、親王と王の規定においても、直系男子という血統が守られている点に、注目してください。皇室を守るためには、男系でなくなてならないという法則が貫かれています。

  [ 親 王  ]

 天皇の嫡出皇子と,嫡男系嫡出の皇子系の男子とをいう。女子ならば内親王という。

  [  王  ]

 天皇からみて直系で、嫡男系嫡出の、三親等以遠の男性に与えられる。皇室典範で定められた敬称は殿下。

 男女平等の時代だから、「女性宮家も、女系天皇も良いではないか。」と、最もらしい意見が最近そこここで聞かれますが、皇室を守る国民は、反対しなくてなりません。結婚した女性皇族の方が、皇族を離れ、一般庶民となられる仕来りには、ご先祖様の叡智が込められています。

 卑近な例が、婚約を発表された眞子様にあります。結婚され、皇族のままであるとすれば、婚約者である小室氏は、皇族になります。そして将来の天皇である、悠仁さまの義兄となられます。

 女性週刊誌を中心として、小室氏とその家族は、金銭に絡む芳しくない噂を書き立てられています。小室氏自身も野心に燃える青年で、生活の当てもないのに、眞子さまに結婚を申し出ました。銀行勤めを辞め、国際弁護士になると言って、法律事務所に席を置いたり、米国のロースクールへ留学したり、腰の定まらない人物です。

 眞子さまの地位と財産を狙い、大胆にも近づいたと、世間は小室氏を胡散臭い人物として眺め、眞子さまとの結婚を祝福していません。若い男女の恋につきましては、自分の過去を振り返っても、他人にとやかく言う資格がありません。

 しかし皇室を守るという、国民の立場からすれば、お二人の結婚には反対するしかありません。「明るい笑顔のあふれる家庭を」と、お二人は望まれていますが、私の目には、厳しく、暗い家庭が見えるだけです。小室氏のような怪しげな人物が、悠仁さまの義兄であるなど、国民感情としては拒絶反応があるだけです。

 このように、女性皇族の結婚相手には、皇室の伝統と品位を守るにふさわしくない男性が、現れることがあります。もしも彼が野望に燃えた、金銭欲の塊だったとすれば、皇室は内部から混乱し、やがて崩壊いたします。だからこそ、いにしえのご先祖さまたちは、直系男子の皇位継承にこだわりました。

 直系男子ならば、皇室の中で、幼少の時から天皇にふさわしい教育を受け、いわゆる帝王学を学ばれます。また、結婚のご相手にしましても、親である両陛下はもちろんのこと、皇室を守る宮内庁の関係者たちが、間違いのないように、様々な手立てを致します。女性皇族の恋愛や結婚には、このような手厚い仕組みがありませんので、今回のように、「好きだから、結婚する。」という、眞子さまの例が現れます。

  これもまた眞子さまだけの責でなく、「開かれた皇室」という、戦後の風潮が作った結果です。「結婚は、両性の合意で成立する。」と憲法が規定し、たとえ親でも、干渉することはできません。皇室の伝統や文化や、国民との関係が教えられていないのであれば、眞子さまの愛に誰も反対できません。戦後の民主主義教育では、眞子さまのなされていることは、正しい行為だからです。

 これ以上を述べますと、大切な皇室を批判することとなりますので、止めたいと思います。息子や、訪問される方々に分かっていただきたいのは、私が述べているのは、「男系天皇を守る」ことの重要性です。眞子さまや、小室氏への批判がメインではありません。

 現在の日本は、「皇室の崩壊」の危機にあります。著者である村上氏は、共産党員でしたから、崩壊を望んでいるので本望でしょうが、多くの国民はそうでありません。氏の著書を好機として、今一度、皇室について考えたくなりました。危機にあるのなら、なおさらのこと、眼をそむけず、真摯に向き合いたいと思います。

 日本を大切に思われる方が、共に考えていただければ、ありがたいと思います。浅学非才、偏見に傾きがちな私に、ご指導、ご鞭撻のほどをお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 - 2 ( 東北大震災の全国慰霊祭 )

2019-03-12 20:27:16 | 徒然の記

 村上重良氏著『天皇の祭祀』の、第二回目です。

 除名されたとは言え、元は筋金入りの共産党員ですから、次第に反日・左翼の論調になるのは、致し方ありません。しかし古代の制度や仕組みを語る時は、博識な学者ですから、学徒として謙虚に耳を傾けます。

 「政府は、明治初年から、神社祭祀の基準となる、」「皇室祭祀の新たな制定と、体系化を進め、」「国家神道創出の、基礎を構築した。」

 「天皇祭祀の場として、古来の賢所に加えて、」「皇霊 ( 歴代天皇・皇后などの神霊 )と、天神地祀 ( あまつかみ・くにつかみ )が、宮中に祀られたことは、」「新しい皇室神道の、整備と充実を意味した。」

 「新神殿は、明治21年の新皇居の造営に際して、」「皇居の吹上御苑内に造営された。」「翌明治22年、皇室典範と大日本帝國憲法の発布に先立って、」「赤坂仮皇居から新神殿に、神器の鏡、皇霊、天神地祀が、遷座された。」

 長らく京都におられた天皇が、維新後に東京へ居を移され、東都が日本の中心となります。江戸城が皇居となり、新宮城となるわけですが、そのまま入られたのではありません。明治天皇を中心として、元勲たちが知恵を凝らし、遷都を実現した様子についても、詳しい叙述があり興味深いのですが、そこは割愛いたします。

 「新に造営された賢所 ( かしこどころ ) 、皇霊殿、神殿は、宮中三殿と呼ばれ、」「新嘗祭の祭場である、神嘉殿とともに、皇室神道の、大小の祭りの祭場となった。」

 これを知りやっと私は、戦前の指導者たちが何かあれば、うやうやしく「皇居遥拝」をしていた理由が分かりました。皇居とは、天皇が住まわれる場所というだけでなく、神話時代からの、日本の神々が祀られる場所だったということです。もっと簡単に言いますと、皇居は維新以後、日本最大規模で、最高に権威のある、神社そのものだったということです。

 敗戦後は、過去の歴史が教えられなくなりましたから、私たち庶民は、「皇居遥拝」の意味が分からなくなっています。戦前は日本の各地で、国の行事があるたびに、皇居の方へ向かい、全員が頭を垂れていたいましたが、それには、ちゃんとした理由があったのです。

 「皇国史観で頭の狂った軍人どもが、バカの一つ覚えのように、」「皇居遥拝をし、国民にも強制した。」「これこそが、戦前の、大きな過ちの一つだった。」

 日本の敗戦後、変節した学者たちがマッカーサーにすり寄り、戦前を否定し、国民を洗脳したのですが、私なども、間違いなく洗脳された一人でした。村上氏は、本の中でこのようなことは語っていませんが、似たような主張を、本の後半になると述べます。

 突然話が飛びますが、昨日( 3月11日 )は、東日本大震災の発生した日でした。秋篠宮ご夫妻が出席された東京の式場を始め、東北各県はもちろんのこと、九州、四国、中国、近畿、中部と、犠牲となった方々の御霊 ( みたま ) を弔うため、日本全国で慰霊祭が行われました。

 各地の模様を、NHKや民放のテレビが全国に、そのまま映像で伝えました。地震が発生した14時46分に、全国の人々が頭を垂れ、それぞれの場所で、黙祷をしました。私も家内と、居間のテレビの前で、黙祷を捧げました。式場での、ご遺族の言葉を聴きながら、知らぬ間に、家内と二人で涙を流していました。

 NHKの朝ドラのように、悲しんだり叫んだり、憤ったり、そのような大げさなことは、ご遺族の誰もせず、静かに話されていました。聴きながら家内と私は、涙を誘われました。

 昨日のテレビを見て、多くの人々が涙をこらえ、被災者の言葉に耳を傾けたのだと、推察致します。普段は、自分は自分人は人と、薄情なほど割り切っている私でさえ、式典の黙祷に感動したので、各地の人々が感動したはずと想像できます。

  皇居遥拝にしましても、同じことが言えます。国民が同じ気持ちになり、同じ知識と経験を持っていたら、敬虔な心で頭をさげるのは不思議なことではありません。私たち日本人は、いつも無私になり、心を一つにし、御霊 ( みたま ) に頭をさげることができるのです。時として、現世の利益に惑わされますが、犠牲者の御霊へ捧げる気持ちは、失っていません。

 昨日、全国で行われた震災の式典を観ながら、私は日本人を再発見致しました。息子たちや、私のブログを訪ねられる方々が、どのように受け止められるのか分かりませんが、震災式典と皇居遥拝の共通精神を発見したと、自分ではそう考えています。

 そのうち、村上氏の叙述が本来の反日・左翼調となりますが、暫くは大丈夫です。皇室の祭祀に関し、もう少し教えて頂くこととし、本日はここで一区切りとします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天皇の祭祀 ( 大嘗祭 ( だいじょうさい ) )

2019-03-11 21:30:48 | 徒然の記

 村上重良氏著『天皇の祭祀』( 昭和52年刊 岩波新書)を、読了。

 田中英道氏が、講演で語っていた言葉を思い出します。

 「私の本が出ましたが、おそらく誰も読んでいないでしょうね。」「保守の人は、本を読みませんから・・。」「しかしそれでいいんです。」「本ばかり読んで知識を求めていると、左翼になります。」「世の中に出ているのは、左翼の本ばかりですから。」

 聴衆の中から、笑いが漏れていましたが、実際その通りです。廃棄本を図書館から貰い、本棚に並べ、せっせと読んでいますが、ほとんど左翼学者の著作です。本ばかり読んで知識を求めている私は、もし若かったら氏が言う通り、左翼になっていたのかもしれません。天の配剤とでも言うのでしょうか、定年退職後から読書を始めたというのは、幸運でした。

 単純な人間ですから、若い時にこの勢いで読書をしていたら、今頃は間違いなく、反日・左翼の老人です。辺野古の海岸で、みっともない姿を息子たちに晒していたはずです。まことに、幸運でした。

 このように述べますのは、著者の村上氏も、まことに立派な、反日・左翼主義の大学講師 だったからです。岩波書店も日本破壊に寄与した、まことに立派な出版社であると、再認識いたしました。

 しかし私は、国会でバカをさらしている野党議員とは違いますから、村上氏を一方的に批判しません。私の知らない天皇の祭祀につき、古代から現在に至るまで沢山教えて頂きましたので、感謝をし敬意を表します。私が批判するのは、氏が「東京裁判史観」のまま、自分の国を否定する愚行だけです。立派さと愚かさが明確であるだけに、氏は学者として、真っ直ぐだったという気もします。まず、巻末に書かれている、氏の略歴を紹介いたします。

 「昭和3年、東京に生まれる。」「昭和27年、東京大学文学部、宗教史学科卒業。」「現在東京都立大学講師」

 存命ならば、今年90才です。大正10年生まれの母が、97才で健在ですから、氏も元気なのかもしれません。次に、ネットのデータを紹介します。

 「東大卒業後、慶応大学講師を務める。」「日本共産党に属し、共産党に敵対的な、創価学会および公明党を批判する著作や論文を、いくつも発表していた。」「しかし宮本顕治が中心となり、」「日本共産党と、創価学会との合意について、創共協定を締結したことにより、」「共産党指導部が、融和的態度を示したことに反発し、」「宮本指導部を公然と批判したため、党から除名された。」

 「村上は、国家神道の研究で知られ、特に岩波新書の『国家神道』は、」「国家神道論における定説として、長く扱われてきた。」「近年の検証により、明治政府の中にも、」「伊勢派・出雲派などの路線対立が有り、一枚板ではなかったことや、」「明治政府の神道信仰の強制が、ほとんどなかったことなどの史実を踏まえると、」「村上の国家神道論は、粗雑かつ本人の先入観に基づく説だったのではないか、」「といわれるようになり、学界での影響力は低くなっている。」

  ネットは便利です。ここまで教えてもらいますと、氏の人物像が鮮やかに結べます。宮本顕治氏は、共産党の委員長として君臨し、党内独裁体制を敷いた人物です。「民主集中制」などという、奇妙な言葉で自らの独裁を正当化し、誰も異議が唱えられませんでした。
 
 その彼に逆らい、除名されたというのですから、根性のある人物です。独裁者でもないのに、安倍総理に逆らわず、日本をダメにする法律を成立させ続ける、自民党の議員諸氏には、氏の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいです。
 
 しかし氏は、平成3年に63才の若さで亡くなっていました。強気でいるように見えても、苦労の人生だったことが伺われます。

 「新嘗祭 ( にいなめさい ) は、皇室神道にとって、」「最重要の祭典であることから、祭場には、宮廷の中心地の殿舎が、宛てられた。」「平安前期の9世紀には、大内裏 ( だいだいり ) の中央にある、中和院の、中央に設けられた、神嘉殿であった。」

 以前から、新嘗祭の言葉は耳にしていましたが、そんな重要な祭りごととは知りませんでした。 

  「新嘗祭は、記紀に由来する祭りとして、」「重く意義づけられている。」「高天原 ( たかまがはら ) で、皇祖神天照大神 ( あまてらすおおみかみ )は、 」「保食神 ( うけもちのかみ ) から、五穀の種子を得て天孫降臨の際、この元種を、」「皇孫ににぎのみことに、授けたという。」

 「新嘗祭は、稲の元種を授けた皇祖神の、神恩に感謝し、」「天皇が神と共に、新穀を食べることで、」「天皇の徳を増す、祭りとされた。」

 氏の説明を読みますと、前日から始まり、当日は早朝から翌朝まで、暖もない宮殿で、古来からの仕来りどおりの服装で、細かな手順に従い、ゆっくりと執り行われます。知るほどに過酷な祭事で、年を召された天皇には、文字どおり命を削るお仕事です。これを知りますと、今上陛下が、皇太子への譲位を考えられたのも、むべなるかなと思えて参ります。

  さらに説明が進みますと、庶民が知らないだけで、陛下が一年中ご先祖さまと、国民の安寧を祈られていることが分かりました。詳細は省略いたしますが、次の叙述からでも、陛下のご多忙さが伝わって参ります。

 「天武天皇の時期から、毎年の新嘗祭と区別して、」「即位に伴う、一代一度の大新嘗祭を、」「大嘗祭 ( だいじょうさい ) と、呼ぶようになった。」「古代の皇室神道の祭祀は、」「大祀、中祀、小祀に、分けられていたが、」「大嘗祭のみが、大祀で、」「祈年 ( としごい )、月次 ( つきなみ )、神嘗 ( かんなめ )、新嘗 ( にいなめ )、加茂の各祭りが、中祀であった。」

 今上陛下は、4月30日に退位され、5月1日に皇太子さまが、新天皇になられます。氏の説明によりますと、天武天皇以来の大嘗祭を行われる、ということになります。来年の10月には、新天皇の即位を国内外に宣言する、即位礼正殿の儀が行われます。この時に使われる玉座 ( ぎょくざ ) は、高御座 ( たかみくら)と呼ばれますが、保管先の京都御所から、皇居へ運ばれました。 

  天皇の御代 ( みよ ) 代わりの行事は、まさに日本の歴史であり、文化です。昭和天皇から今上陛下の時は、知識がありませんでしたから、無意識のうちに過ごしましたが、今回は氏のお陰で、感慨深く見守ることができます。

 スペースが無くなりましたので、続きは次回といたします。反日・左翼・共産党員の学者の著作でも、事実を教えてくれる限り、感謝と敬意を持って受け止めなくてなりません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

表現者クライテリオンスペシャル「日本の自死」

2019-03-10 23:10:46 | 徒然の記

 2月2日付動画、「表現者クライテリオンスペシャル」「日本の自死」という長い名前の、討論番組を見ました。

 三時間のうち、2時間まで見ました。出席者は、水島氏が選んだ、若き保守論客たちです。グローバリズムに汚染され、移民法、水道法、種子法廃止、農業の法人化など、日本の文化や伝統を崩壊させる法律が、自民党の手により、次々と成立しています。

 一方で、中国や韓国による日本の土地買占めが放任され、国交省が率先して売買の奨励をしている等々、このままでは、近い将来、日本が日本で無くなる日が来る。ということで、危機感を抱いている保守の論客たちが、そうなった原因の分析と、処方箋を語るというものです。

 「議論を進める上で、日本の死とは、いったい何を指しているのか。」「みなさんの意見を、整理しておきましょう。」「現在の日本が、深刻な死に直面していると言われますが、」「みなさん自身は、具体的にどのようなものであると考えていますか。」

 こう言って、司会の水島氏が、一人ずつ順番に、「日本の死」とは何を指しているのか、質問していきました。

 真面目に2時間聞きましたが、情けない、保守の若手論客に失望し、スイッチを切りました。外国の専門書を沢山読み、私の知らない外国の学者の名前や、新しい専門語を沢山喋りますが、彼らには、日本国民の常識がありませんでした。弁舌さわやかに、理屈を並べますが、肝心のことは誰も口にしません。

 私に言わせれば、彼らは全員「曲学阿世の徒」です。こんな若者を集め、日本の問題を語らせ、疑問を抱かないとするのなら、水島氏にも疑問符がつきます。「国民保守党」を立ち上げ、政治活動に踏み出すというにしては、お粗末な番組を作ったものです。

 もしもこの中の誰かが、新党の議員として担ぎ出されるのでしたら、「国民保守党」に期待するものはありません。結論は最後に述べるとして、日本の現状につき、ズバリと問題把握すらできない、彼らの名前を報告いたします。

 1. 評 論 家     小浜逸郎

 2. 京都大大学院教授  藤井聡

 3. 評 論 家     佐藤健志

 4. 室伏研究所所長   室伏謙一

 5. 京都大大学院准教授 柴山桂太

 6. 京都大大学院助教  川端祐一郎

 現在の日本で一番の問題点は、国を大切にする国民なら、誰でも心配している事柄ではありませんか。

   1. 皇室の破壊

     2. 安全保障体制の欠落

 「1. 皇室の破壊」により引き起こされるのは、日本の文化、伝統が破壊され、八百万の神々の存在する日本の消滅です。祖先への崇拝、家族制度の崩壊、共同体意識の崩壊と、さまざまなものが、この後に続きます。

 「2. 安全保障体制の欠落」により、日本は自分の国を守る軍隊も持てず、永久に米国の属国となり続け、中国や韓国の横暴にも忍従する国であり続けます。

 明確にこの問題点を、この言葉で指摘しない彼らが、なぜ保守の論客と呼ばれるのか。不思議でなりません。天皇制を守ることが、日本の歴史と伝統の土台であると、彼らは一言も述べませんでした。

 もしかすると、最後の一時間の中で、我慢できなくなった水島氏が、軌道修正したのかもしれませんが、二時間も、日本の問題点を討論しながら、皇室と憲法の四文字を誰も口にしなかったのですから、幻滅だけが残りました。

 反日・左翼・クローバリストの野党もダメですが、チャンネル桜が集めた、今夜の若手保守論客も、期待はずれの頭でっかちでした。これでよく、評論家とか、大学教授とか、大きな顔ができるものです。現在の日本では、左翼ばかりか、保守のレベルも低下していると、痛感いたしました。

 千葉日報を真似て、「両論併記」のブログにした訳ではありませんが、結果として、「右も左も批判する」情けない内容となりました。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文議長発言と日韓議員連盟 - 2

2019-03-08 21:28:28 | 徒然の記

 今回は、2月14日付の千葉日報から、日韓議員連盟会長額賀福志郎氏の対応に関する、記事を転記いたします。

 「額賀氏は、13日、ソウルで韓国の李首相と会談した。」「ソウル空港での取材に応じ、文氏の発言について、耳を疑うような発言だ。しっかりと反省し、日韓関係のために、しっかり働いてもらいたいと、李氏に抗議したことを明らかにした。」

 昭和天皇が犯罪者と言われ、今上陛下が犯罪者の息子と言われたというのに、自民党の議員である額賀氏は、たったこれだけのことしか、言わなかったのでしょうか。氏は、罵詈雑言の文と協力し、日本の国民を馬鹿にしているのでしょうか。

 反省してくれとか、しっかり働いてもらいたいとか、この言葉のどこに、抗議が含まれているのか。私に伝わってくるのは、「へたれ額賀の韓国追蹤」の臭気だけです。

 「額賀氏は、李氏に、今後も意見交換しようと伝えた、」「とも述べた。」

 後に続く記事がこれです。慰安婦問題につき、かって韓国サイドに立ち、日本国民をどん底に突き落とした、官房長官談話を出したのは、河野洋平氏でした。その息子である、河野太郎外相でさえ、「到底受け入れられない。極めて無礼な発言だ。」と、怒りを露わにしています。

 日韓議員連盟がどのような団体なのか、知りませんが、韓国で賑やかに宴会をやり、韓国におもねり、日本の悪口をいう議員の集まりなのかと、そんな気がしてきました。そこで、もう一度、ネットでどのような議員が名前を連ねているのか、調べてみました。

自民党  11名

 河村建夫 二階派 衆 山口3区     武田良太 二階派 衆 福岡11区

 中谷元 谷垣グループ 衆 高知1区   額賀福志郎 竹下派 衆 茨城2区
 
 三原朝彦 竹下派 衆 福岡9区     竹本直一 岸田派 衆 大阪15区

 繁本護 二階派 衆 比例近畿ブロック  竹下亘 竹下派 衆 島根2区

 武井俊輔 岸田派 衆 宮崎1区     伊藤信太郎 麻生派 衆 宮城4区

 逢沢一郎 谷垣グループ 衆 岡山1区

公明党  3名

  高木美智代 衆 比例東京ブロック   遠山清彦 衆 比例九州ブロック

  赤羽一嘉 衆 兵庫2区


無所属の会  1名        無所属  1名

  中川正春 衆 三重2区       重徳和彦 衆 愛知12区

国民民主党  2名

  藤田幸久 参 茨城県選挙区     岸本周平 衆 和歌山1区

日本共産党  6名 

  笠井亮 衆 比例東京ブロック    志位和夫 衆 比例南関東ブロック

  穀田恵二 衆 比例近畿ブロック   井上哲士 参 比例区

  吉良佳子 参 東京都選挙区     本村伸子 衆 比例東海ブロック

立憲民主党  4名

  阿部知子 衆 神奈川12区      白眞勲 参 比例区

  石橋通宏 参 比例区        本多平直 衆 比例北海道ブロック

  反日、左翼、グローバリストの野党議員が14名、与党自民党が11名、公明党が3名です。野党議員は元々が反日で、日本人なのかどうかも疑わしく、文と同類の人間ですから、無視するとしましても、保守を自称する自民党の議員が、反論の声ひとつも出していません。

 「こやつら」こそが、自民党の中にいる「獅子身中の虫」であり、「駆除すべき害虫」です。

「私自身が、10年前から話してきた持論であり、被害者の、最後の許しが出るまで、日本側が謝罪しろということだ。」・・・韓国国会議長文が、このように語っています。

 自民党の日韓議員連盟の議員は、10年間も文と話をしていながら、この間違った寝言を、一度も正させなかったのか。追蹤笑いで、うなづいていただけなのか。日韓議員連盟の使命は、日本のために、解散することです。私たち有権者は、自民党の議員の資質についても、もっと目を光らせる時が来たことを、胆に銘じましょう。

 ただし、慌ててはいけません。息子たちに言います。ものごとには、順番があります。まず落選させるべきは、ここに名前を連ねている、反日・左翼・グローバリストの野党議員です。彼らを落選させたら、その次が、自民党の中にいる「獅子身中の虫」たちです。選挙区に戻り、この議員たちがどんなに立派なことを喋っても、選挙の一票を入れてはなりません。彼らがやっていることは、オレオレ詐欺と同じなのです。警視庁の標語を、思い出しましょう

   「私たちは、決して、だまされません ! 」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文議長発言と日韓議員連盟

2019-03-07 20:57:38 | 徒然の記

 皇室関係の新聞記事は、スクラップ帳に保存しています。韓国国会議長文喜相 ( ムン・ヒサン) の発言を、初めて知ったのは、2月10日の千葉日報でした。

 文の顔写真が掲載された、二段組の小さな記事です。「韓国議長、陛下 謝罪を」「慰安婦問題解決と主張」という見出しの、ソウル発共同通信社の配信です。文の略歴がありますので、それを先に転記いたします。

 「文氏は、与党所属の重鎮議員で、平成16年から20年には、」「韓日議員連盟会長を務めた。」「平成29年5月には、文大統領の特使として訪日し、」「安倍首相と会談した。」「平成30年7月から、国会議長を務めている。」

 訪米中の文が、2月8日、米国ブルームバーグ通信とのインタビューで、述べた言葉が書かれています。

 「旧日本軍の従軍慰安婦問題について、天皇陛下が、」「近く退位する前に、元慰安婦の手を握り、」「本当に申し訳なかったと言えば、」「これを最後に、問題は解決する、」「と述べた。」「陛下が、戦争犯罪の主犯の息子だ、」「とも指摘。」

 「安倍首相にも、同様の謝罪を求めたと、」「同通信が、9日までに、伝えた。」「韓国人元徴用工問題などをめぐり、悪化した日韓関係に、」「さらに悪影響が出る恐れがある。」

 これが記事の全文です。この時期に、なぜわざわざ、文が米国でこのような発言をしたのか。聞かれもしないのに、話したと思われませんので、ブルームバーグ通信の、ためにする悪意の質問が、先にあったのかも知れません。山本氏の「ユダヤ人と日本人」を読んだばかりですから、いろいろ考える私です。

 三日後の13日に、関連記事が掲載されました。5段組となり、日本の対応が書かれていますが、変わらず小さな見出しです。中身を要約いたします。

 1. 安倍首相

   発言を読んで、私も本当に驚いた。甚だしく不適切な内容を含み、極めて遺憾だ。

 2. 菅官房長官

   わが国の厳しい立場を、強く申し入れている。誠意ある対応を注視したい。

 3. 河野外相

   到底受け入れられない。極めて無礼な発言だ。

 4. 外務省金杉局長

   議長発言直後の8日、在日韓国大使館に、抗議を伝達した。9日に、長嶺駐韓大使が、韓国外務省第一次官へ抗議を申し入れた。

  徴用工問題、レーダー照射問題で、やりたい放題に言われている時、さらにこの文発言ですが、政府の反応は穏やかなものです。これが、反日・野党議員や朝日新聞などが政府に要求する、「大人の対応」なのでしょうか。相手が子供だから、大人は我慢しろという理屈ですが、韓国は本当にそんな子供なのでしょうか。

 翌2月14日の記事は、見出しの活字が大きくなり、ソウル発共同通信の配信です。

「安倍氏の抗議、理解不能」「韓国国会議長 慰安婦発言で謝罪拒否」・・訪米中のワシントンでの発言だと言います。

 私は、怒りと共に、文の発言を記事から転記いたします。

 「心からの謝罪が、一言あれば終わる話を、」「日本が、長い間引きずっているというのが、」「私の話の本質だ。」「私自身が、10年前から話してきた持論であり、」「被害者の、最後の許しが出るまで、」「日本側が謝罪しろということだ。」

 「日本政府が、文氏に謝罪と撤回を求めていることについては、」「謝罪する事案ではないと一蹴し、」「態度を硬化させた。」

 ここまでが、記事の半分です。歴史を知らない息子たちならいざ知らず、この文の悪態を聞き、握った拳が震えない日本人が、いるのでしょうか。韓国の売春婦問題だけでも、朝日新聞が捏造した大嘘なのに、加えて、陛下に謝れとは・・・。国会議長ともあろう人間が、この程度の歴史認識しかなく、しかも反対に、日本政府に文句をつけてくる、怒りが体を突き抜けます。

 彼らはいったい、日本人に何度謝らせれば、気がすむのか。これが最後、これが最後と、ゴールのないゲームみたいに、何度煮え湯を飲まされたことか。「心からの謝罪が、一言あれば終わる話」と、最もらしいことを言いますが、これが変幻自在の、曲者言葉です。

 「確かに日本政府は、何度か、謝っている。」「しかし日本の政治家は、すぐその後で、謝罪をひっくり返すようなことを言う。」「心から、謝罪していない証拠だ。」

 彼らの屁理屈を、何度も聞いていますから、我慢できなくなります。要するに、この言で行けば、反日韓国のクズどもが気に入らなければ、永遠に、何度でも、日本に文句がつけられるということです。「心からの謝罪」という言葉の、「心から」とは、具体的に何を指すのか。中身は何もなく、もやもやとした気分があるだけで、未来永劫言いがかりをつけられる、「悪魔の言葉」です。

 息子たちと、訪問される方々に言います。前回の「ユダヤ人と日本人」のブログを、思い出してください。

 「人災とは、ユダヤ人が受けてきたような、」「災害に用いられるべきであろう。」「これは、千年でも二千年でも、じりじりと続いて、」「いつ果てるとも知れないのである。」

 彼らがやっていることは、いつ果てるとも知れない、じりじりと続く「日本攻撃」です。私はもう、彼を文氏と呼ばず、文と呼び捨てにしています。そして、韓国政府に関係する人間たちを、「こやつら」と蔑称いたします。日本の国旗を燃やし、総理の顔写真を傷つけ、こやつらは過去に散々、理不尽で礼儀知らずな、日本攻撃をしてきました。

 そして今度は、私たちの心の中心におられる天皇陛下を、薄汚い政争の場に呼び入れました。「戦争犯罪者」などと、事実でもない話をする文を、政府はなぜ放置しているのか。私は、なされるがままの政治家にも、強い憤りを感じます。昭和天皇が戦争犯罪人になったなど、そんな事実は、歴史のどこにもありません。

 この記事の後半分には、日韓議員連盟会長の、自民党の額賀氏の対応が書かれています。腹立たしいことに、スペースがなくなりましたので、続きを次回といたします。

 ( 私の気持ちを、先に述べさせて頂くなら、文と同様に、額賀氏も呼び捨てにしたい衝動があります。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする