ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

伊藤貫の真剣な雑談 - 5 ( 自称保守の自覚のない人物 )

2023-07-18 23:09:07 | 徒然の記

  1. アメリカの国内政治 ・・バイデン大統領の支持率

  2. トランプ氏の次期大統領選挙準備 ・・正式発表していないが、着々と準備を進めている

 今回も前に進まず、氏が上げた4つのトピックスのうちの1番目のトピックの紹介です。前回は「奇跡の兆し」の発見でしたが、今回は元に戻りました。自称保守の氏が、保守主義とは何かについて独りよがりの説明を得意満面でしています。氏はバイデン氏を「二重人」と評していましたが、私から見ると氏は「支離滅裂な自惚れ屋」です。

  ・アメリカは過去30年間、世界の他の国に過剰に武力介入してきた。その結果は、国際紛争を悪化させただけだ。しかも世界の諸国で、武力介入したり、クーデターを起こさせたりして、3百万人もの民間人を不必要に死亡させてきた。

  ・保守主義者の考えとしては、こういうことは賛成できない。

  ・アメリカだけが世界の覇権を握り一極支配するというのは、バランスオブパワーを支持する保守主義者としては、絶対賛成できない政策である。

 間違いとは言いませんが、日本での保守主義者の定義はこれだけでは不十分です。スッカリ日本人の魂を失っている氏は、アメリカ人として意見を述べていますが、自覚がないのでチャンネル桜の動画で日本の視聴者に語りかけています。

  ・アメリカは元々レーガン時代に、貧富の格差の酷い国だった。最近30年間の政策で格差をさらに大きくしようとしている。

  ・こういうことは保守主義者としては容認できない。だから僕はこういう場合には、社会主義者のバーニン・サンダースを支持する。

  ・アメリカの自称保守主義者は、バイデン大統領を弱腰であるとか、民主党内の左翼の味方をするのかといって批判する。しかし弱腰とか、左翼の味方という自称保守の批判は、単純過ぎる。

 アメリカでなら「自称保守」の批判も通じるのでしょうが、ここは日本であり、日本の動画ですから、私たちの目には氏も立派な「自称保守」の分類に入ります。

  ・本当の保守主義者というものは、たとえ社会主義者であっても、バランスの均衡という方向で仕事をしている時は賛成すべきである。

 日本以外の国では保守も左翼も愛国者ですから、氏の意見にうなづく人もいるでしょうが、日本は違います。日本の左翼には愛国者がおらず、彼らは判で押したように日本の過去を否定し、歴史を批判し攻撃します。そんな社会主義者と本気で協力する保守がいるはずもありません。東京大学で4年間も学んでいながら、日本の状況に無知だというのですから、お話になりません。

  ・俺は保守主義だからという理由で、金持ちはやりたい放題、弱い他の国に軍事介入しても構わないとか、そういう保守主義者はあまりに知恵がない。というより、不道徳である。

 氏が説明しているのはアメリカの保守のことで、日本の保守の定義には通用できません。こんな説明を威張ってしている氏も、あまり知恵があるとは思えません。

  ・貧富の格差の放置とか、軍事介入して内戦が起きても知らん顔とか、最近30年間のアメリカはそうである。

 これが一番目のトピックだった「アメリカの国内政治」の、結びの言葉です。たとえ保守主義者であっても、自分は理不尽なことをするアメリカに対しては、社会主義者とでも協力する。自分はそれほど柔軟性のある保守なのだと自慢していますが、どこまで単純なのかと呆れてしまいました。

 しかしそんな氏の言葉でも、「学びの庭」である「ねこ庭」で読みますと、貴重な教えに変わります。氏の意見は間違いなく、現在の日本人が知るべきアメリカの側面です。

 「日本のマスコミや、日本の政治家がここまでアメリカを酷評したことがあったでしょうか。」

 「アメリカの負の面に焦点を当て、ここまであからさまに語ったでしょうか。」

 氏の説明を聞いていますと、世界のあらゆる紛争と内戦の元凶にアメリカがいることが分かります。しかも彼らは、対立する双方の勢力に武器と資金を援助し、知らぬ顔をしている酷い国だと言います。大東亜戦争に敗れた時から、日本はそんな米国の植民地になっていると、氏が批判します。

 敗戦以来植民地になったままでいる日本は、自由民主党がダメなのであり、言いなりになっている国民のレベルが低いのだと、別の動画で語っていました。こうなりますと氏の意見は、まさに日本人の魂を亡くした米国人の、恥を知らないいびつな意見となるのではないでしょうか。

 今回限りでブログをやめるという選択もありますが、この支離滅裂な氏の動画が41編も日本で見られているという危険性を思うと、息子たちのためには続ける気持ちになります。

 自分が「自称保守」の一人でありながら、自覚さえなく、他人を「自称保守」と批判する氏の動画は、息子たちのためになりません。反面教師の姿をしている氏をきちんと伝えるため、シリーズを続けることにしました。次回は青色表示の、2番目のトピックを紹介します。

   1. アメリカの国内政治 ・・バイデン大統領の支持率

   2. トランプ氏の次期大統領選挙準備 ・・正式発表していないが、着々と準備を進めている

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伊藤貫の真剣な雑談 - 4 ( バイデン氏を支持する二つの理由 )

2023-07-18 17:07:50 | 徒然の記

  1. アメリカの国内政治 ・・バイデン大統領の支持率

  2. トランプ氏の次期大統領選挙準備 ・・正式発表していないが、着々と準備を進めている

 前回は動画の前半を見ながら、並行してブログを書いていましたが、こんなバカな話を息子たちに伝える必要があるのかと考え、後半の部分は先に全部見ました。そして、昨日次のように書いたことを思い出しました。

 「14回番組を見ない前から、氏に期待していない自分がいます。」

 「もしかすると、長いシリーズの中で、氏を見直す奇跡があるのかもしれない。」

 動画の後半を見た結果私が得たものは、「氏を見直す奇跡が起こった」のかもしれない、と言う発見でした。

 日本の政治家と国民への無神経な言葉遣いは改まりませんが、米国在住の国際政治評論家としては大胆な意見を述べています。なまじ日本人と思うから腹が立ちますが、米国在住の日系アメリカ人の雑談と割り切って仕舞えば、勇気のある意見になります。この発見をどうすれば伝えられるのか、嬉しい苦労になりそうです。

 〈 氏がバイデン氏を応援する理由 〉

 こう言う切り口で始めれば、「ねこ庭」を訪問される方々に分かり易いのかもしれません。

  ・オバマ政権下でバイデンは副大統領、ヒラリーが国務長官だった。最も好戦的だったのがヒラリーで、バイデンはほとんどの場合戦争反対の立場に立っていた。

  ・オバマは好戦的な民主党内の勢力に引きずられる形で、リビヤへの攻撃、アフガニスタンへの増兵、シリア内戦開始へと政策を進めた。

  ・シリアでオバマは、内戦当事者のアルカイダとイスラム国 ( アイシス ) 双方に武器援助をしていた。

  ・内戦状態になったシリアでの死者は、70万人くらいだ。

  ・オバマとヒラリーがリビアのカダフィーを殺害したため発生した内戦では、80万人の死者が出た。

  ・アメリカに長く住んで、アメリカの政治家や国務省の官僚、ペンタゴンとCIAの官僚が、何百万人も死者を出す内戦を起こすため、内政干渉や軍事介入をし、ケロッとしている姿をずっと見てきた。

  ・オバマやヒラリーだけでなく、クリントン政権時のオルブライト国務長官、ブッシュ政権時のラムズヘルド、チェイニー、ライス長官など、彼らはシリア、イラク、レバノン、パレスチナ、イエメン、リビア、ソマリアで、イスラム教徒の人たちが二百万人・三百万人死んでもケロッとしていた。

  ・その点バイデンは、アメリカが他国を内戦状態にし、人殺しをするのを嫌がっていた。バイデン親子が他国から賄賂をもらっているとしても、人殺しを嫌がっている点を僕は評価している。

 バイデン大統領を絶対的に支援しているのでなく、オバマ・ヒラリー両氏に比較しての支援です。相対的支援というのなら、理解できないこともありません。ここで氏が、バイデン氏以上に評価しているもう一人の人物について語っています。

  ・予算委員会委員長をしているバーニー・サンダース上院議員は、民主党でなく社会党の議員である。

  ・アメリカ国内の貧富の格差は本当にひどい。先進諸国の中で、最悪である。サンダースはこの大きな貧富の格差を、少しずつ是正する方向へ持っていこうとしている。

  ・彼は米国の貧困層支援のため、今後3年間で3兆ドルかかる法案を通そうとしている。内容は老人医療費補助と貧困層のための教育費支援、コミュニティ・カレッジの授業料免除など。

  ・この法案が通ると、年収1億円以上の金持ちに増税しなくてならなくなるため、大金持ちから大量の政治資金をもらっているオバマ派と、ヒラリー派が猛反対している。

  ・バイデンもこの方向に進むかと思っていたら、むしろ彼らと敵対する方向へ動いていた。

  ・驚くことに彼は、予算委員会において社会党のサンダースの意見に賛成することが多く、3兆ドル予算においてサンダースに近づいている。

 つまり氏がバイデン大統領を支援する理由は、「外国での無用な人殺しに反対」、「貧困層への支援に賛成」という二つの姿勢にありました。米国の貧富の格差について、得意の数字のお喋りを始めますが、変な説明でも面倒がらずに紹介する気になります。

 ・アメリカのトップ二人が、ボトム1億5千万人の国民より多くの資産を持っている。

 ・トップ0.1%の大金持ちは、ボトム94%の国民よりももっと金を持っている。

 ・トップ400人の金持ちが、ボトム64%位の国民よりも金を持っている。

 ・こんな状況のアメリカでバイデンを見ていると、このお爺ちゃんは多分耄碌しているのかもしれないが、他国への軍事介入阻止と、貧富の格差是正の重要性に関する理解と努力をしているのが分かる。

 ・民主党内のオバマ派とヒラリー派は、これらについて全く努力していないし、彼らが政権を担当していた16年間に、貧富の格差を大きく広げたことに対しても、全然反省していない。

 ここまでの意見でも、勇気のあるアメリカの知識人らしい発言ですが、次のお喋りにも半分だけ感心しました。

 ・僕自身は保守主義者だが、保守主義者というのは社会のバランスを維持することを大事にし、これを崩すことを嫌がる。国際政治ではバランスオブパワーであり、国内政治では階層間のバランスだ。

 ・特定の階層が物凄い金儲けをして、残りの多数の国民を貧しくするということは、社会の均衡を崩すことになる。

 ・徐々に変えていくことは良いとしても、一部の人間だけが大儲けをしボトムの多数のアメリカ国民がどんどん貧しくなるというのは、本当の保守主義者としては認め難いことである。

 少数派のバーニー・サンダース支持を公言し、多数派のオバマ・ヒラリー派を激しく批判することは、間違いなく勇気のある発言です。口先優先の批評家と思っていたのは私の間違いで、氏は信念を持つ米国人でした。読めば分かる通り氏の意見は、米国人としての正論です。

 「氏を見直す奇跡が起こった」と、「ねこ庭」を訪問される方々に伝えたかったのはこのことでしたが、全面的な是認はしていません。敗戦後の日本でアメリカがしたことについて、氏は何も注意を払っていませんから、日本の保守人は相手にしないはずです。

 亡国の憲法、しかも国際法違反の憲法を無理やり日本へ押しつけたことと、「11宮家の皇籍離脱」を強行し皇室の解体を図ったことは、日本社会のバランスを急激に崩す行為でした。米国民の貧富の格差を心配しても、氏はGHQの統治以来日本社会のバランスが壊され、現在の大問題に繋がっていることには一片の理解も示しません。

 父として息子たちに伝えるとすれば、「氏を見直す奇跡が起こった」のは半分だけだったということです。半分だけでも奇跡は奇跡ですから、次回も続きを紹介しようと思います。興味のない方は、スルーしてください。

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伊藤貫の真剣な雑談 - 3 ( バイデンの腐敗は常識の範囲 )

2023-07-17 14:20:32 | 徒然の記

  1.  「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回前半 ) 」   令和3年10月22日

 新番組の中の下記4つのトピックの続き、青色表示の雑談を紹介します。 

  1. アメリカの国内政治 ・・バイデン大統領の支持率

  2. トランプ氏の次期大統領選挙準備 ・・正式発表していないが、着々と準備を進めている

  3. 中国とアメリカの覇権争い・・ 確率的にいうと中国が有利

  4. 韓国の核武装 ・・10月10日のワシントンポストの記事

 昨日同様スペース節約のため。話し言葉をやめて文章体にします。

 ・だからウォール・ストリートの影響力というのは、日本の金融業者の影響力とは比較にならないほど強い。

 ・この政治献金の中から、民主党は共和党の10倍以上貰っている。これを見ると、一体民主党の本当の姿はなんなのかと言いたくなる。

 ・オバマもヒラリーも、自分のことを凄く理想主義的で、進歩的で、リベラルであるというポーズを取るのだが、実際には決定的に金持ちの味方、あるいはイスラエルロビーの味方だ。

 ・これに比べるとバイデンは、二流人物であることは確かだし、腐敗もしているのだが、オバマとヒラリーほどではない。

 チャンネル桜の視聴者は有り難がっていますが、三流紙のゴシップ記事のような話のどこが素晴らしいのでしょう。大事なことは日本なのに、なんの関係もありません。悪かった氏の最初の印象が消えず、奇跡の起こる気配なしです。

 ・ヒラリーは、「クリントン・ファウンデーション」を作り、三千数百億円を集めている。これは勿論法律違反だが、彼女は国務長官時代、外国政府、外国企業、外国金融業者から、毎年千数百億円受け取っている。

 ・彼女は自宅にコンピュータのサーバーを置いて、このサーバーを通じてのみ、メール、Eメール、文書のやり取りをし金集めをしていた。

 ・彼女は在任時代、国務省のコンピュータシステムは一回も使っていない。理由は、証拠を残さないためであった。

 ・国務長官を辞める時、自宅のサーバーにあった六万数千通のEメールのうち、三万数千通を消し去った。つまり、国務長官時代の公的メールの半分以上を消去した。

 ・国家的公文書の破壊になるが、こう言うことをやってまで彼女は自分の資金集めをやった。

 ・これに比べると、バイデンも息子のハンター・バイデンも、外国から賄賂を受け取っているが、バイデン程度の賄賂は、アメリカの大統領には誰でもあることで、常識的範囲だ。

 ・内訳は中国から20~30億円、ウクライナから3~5億円、ロシアから数億円だ。

 ・例えば父・ブッシュ大統領が1989年から1992年の在任期間中に、彼の兄弟が中国政府から、コンサルタント料などとして数億円か、数十億円を儲けている。

 ・息子・ブッシュも、彼の在任時代弟二人と叔父がやはり中国政府から、コンサルタントとかアドバイザー料として数十億円儲けている。また中国は、必ず二、三年後に儲けるという投資物件を持ってきたりする。

 このような話のどこが楽しいのか、生き生きと笑顔で喋ります。もしもここで氏が日本の政治家に関し、中国政府が持ちかける必ず儲かる投資物件の話や、コンサルタント料やアドバイザー料の話を具体的にするのなら、参考になります。河野一家、小泉ファミリー、あるいは二階俊博氏などについて、ネットの世界でゴシップめいた噂がありますが、知っているのかいないのか話をしません。

 話されたとしても楽しい話題でありませんから、氏からは聞きたくありません。米国民も同じと思いますが、自分の国の恥ずべきことを得意げに喋られたら、いい気はしません。紹介を始めたばかりですが、無神経な氏の話をいつまで息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に伝えるのかと、そんな気持ちになっています。まるで壊れた「おしゃべり人形」のように、氏の雑談は止まりません。

 ・バイデン大統領の腐敗は、クリントン夫妻のような凄い腐敗ではない。

 ・アメリカの大統領の家族が、外国の政府や企業から賄賂を受け取るのは、良いことと言っているのではないが、普通のことだと説明している。

 ・バイデンは二流の人物で頭も悪いが、良くも悪くも正直である。政治家なので嘘をつくが、すぐにバレるような嘘をつく。

 ・やっていることが小狡くて小汚いが、大した悪い奴ではない。

 ・自民党の政治家も悪いことをしているが、世界的レベルでは大したことはない。彼らのほとんどは、あまり頭が良くなく、大した嘘も言わない、小汚い、つまらない連中だ。

 ・決定的な嫌悪感を覚えるほどの人間はいない。

 日本国民の一人として、我慢の限度を超えました。従って、ここで休憩にいたします。いったい氏はアメリカで、どんな人間たちと暮らしているのでしょうか。私は氏に、言いましょう。

 「決定的な嫌悪感を覚えるほどの人間が一人いる、それは貴方だ。」

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伊藤貫氏の真剣な雑談 - 2 ( 4つのトピック ( 雑談 ) )

2023-07-17 00:03:01 | 徒然の記

  1.  「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回前半 ) 」   令和3年10月22日

  2. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回後半 )」    令和3年10月23日

 本日は、1.番目の動画の紹介です。相変わらずの笑顔が目障りですが、番組開始の挨拶を氏がしているので紹介します。

 「お久しぶりです。伊藤貫です。今度から月に一回チャンネル桜で、『伊藤貫の真剣な雑談』、要するに雑談なんですが、なるべく真剣な喋り方をしようということでシリーズを始めました。」

 「一回につき 3 ~ 40分で終わらせるつもりですが、今日は4つのトピックについて雑談したいと思います。」

 トピックは下記4つで、これから一つずつ氏の意見を紹介します。

  1. アメリカの国内政治 ・・バイデン大統領の支持率

  2. トランプ氏の次期大統領選挙準備 ・・正式発表していないが、着々と準備を進めている

  3. 中国とアメリカの覇権争い・・ 確率的にいうと中国が有利

  4. 韓国の核武装 ・・10月10日のワシントンポストの記事

 スペース節約のため。話し言葉をやめて文章体にします。

 〈 1. アメリカの国内政治 〉

  ・アメリカでは大統領の支持率が40%台になると、ほとんど指導力を失い相手にされなくなる。

  ・バイデン大統領の支持率は、40から38%台なので支持母体の民主党からも相手にされない状況になっている。

  ・バイデン大統領は二重人物で、しかもお年寄りで相当ボケていて、一日中ぼおーとしている。

  ・意識がハッキリしている時が良い日で6時間くらい、悪い日は3 ~ 4時間くらいしかない。

  ・与党議員からも相手にされなくなっているが、私自身はバイデン大統領が嫌いではない。

  ・私が凄く嫌いだったのは、クリントン政権とオバマ政権だった。特に嫌いなのはヒラリー・クリントンと バラク・オバマだ。

  ・二人は頭が良くて凄くずる賢い、しかもシニカルでアメリカ国民を馬鹿にしていて、狡猾的に操っていた。二人とも、打算的で冷たい人物だった。

 アメリカ政治とタイトルをつけながら、個人批判がメインですから、なるほどこれは雑談です。「ねこ庭」から眺めると頭の良いずる賢さの面では、氏も仲間に見えます。

  ・二人は共和党の政治家以上に金持ちにこびへつらい、金持ちに都合の良い政策ばかりしていた。

  ・その証拠に、過去30年間アメリカの貧富の差が拡大してきたグラフを見ると、クリントン・オバマ政権時代の方が、ブッシュ・トランプ時代に比較してよほど早い。

  ・これが偶然の一で一致でない証拠が、去年の大統領選挙での政治資金の流れである。

  ・選挙では1兆4千億円の政治資金が使われたが、その3分2が民主党に流れていた。ウォール・ストリートの金融業者の資金の流れで見ると、10対1の比率で圧倒的に民主党側に流れていた。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々は、7月10日の「ねこ庭」のブログ、「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」での氏の発言を思い出してください。

 「ユダヤ人陰謀論にしても、ユダヤロビー論にしても、米国の政治に大きな影響力があると言うのは半分くらいは正しい。しかしワシントンに長く住んでいると、3つの要素が考えられる。だから、ユダヤ勢力論一つだけで全部を語るわけにいかない。」

 ウォール・ストリートの金融資本家がアメリカの政界を動かしているという、馬渕氏の意見への反論でしたが、ここで氏が語っているのは、「ウォール・ストリートの金融業者の資金力」です。大統領選挙を左右したのは、誰だったか。つまり馬渕氏の意見そのものです。

 経緯を知らない視聴者が、次のようなお目出たいコメントを入れています。

 ・これから毎月お話を聞けるとは。良い番組をありがとうございます。
 
 ・これが本当の国際分析ですね。伊東先生ありがとうございます。
 
 ・伊藤貫さんの番組 ! 心待ちにしておりました !!!   伊藤さんの言論活動は日本にとって不可欠です !
 
 ・特上の見識を家に居ながら拝聴できるとは本当に有難い。しっかりと学ばさせていただきます。
 
 ・待っていました伊藤さん !   月一回の番組だなんていわず、月2~ 3回くらいはやってほしいなと思います。
 
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「伊藤貫の真剣な雑談 」( チャンネル桜の新番組 )

2023-07-16 07:21:54 | 徒然の記

 今日から紹介する動画は、チャンネル桜が提供する伊藤貫氏の単独番組です。制作年月日もハッキリしていますし、18回シリーズですから、伊藤氏の意見が明確になります

   1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」            2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

 前回紹介した上記2編は、チャンネル桜の討論番組から伊藤・馬渕氏の意見を切り取って編集したものでしたが、18回シリーズは伊藤氏だけの番組です。タイトルを紹介しますと、下記の通りです。

  1.  「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回前半 ) 」   令和3年10月22日

  2. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回後半 )」    令和3年10月23日

 前回の2編は何年前の制作か分かりませんが、伊藤氏を支持する人が多かったため、チャンネル桜が14回シリーズとして2年前に作ったのではないかと推察します。紹介する2編のタイトルの頭に「新番組」と書かれてれていたところから、それが伺えます。

 先月の18日、私は『5年前の「年末特別対談」動画  ( 自称保守の人たち )』というタイトルでブログを書きました。動画は平成30年の製作 ( 今から5年前 )、安倍内閣の時のもので、チャンネル桜の水島氏と伊藤氏の対談でした。

 その時伊藤氏は、「アメリカの重要な2つの対日政策」」を説明しました。6月18日のブログと重複しますが、文章を再転記します。

  1. どんなことがあっても、日本には再軍備をさせない

  2. たとえ中国、韓国、北朝鮮が核を持っても、日本にだけは核を持たせない。

 「つまりアメリカは、日本を永遠に保護国、というより植民地にすると言うことですね。」

 「日本に自衛隊があるからと言って、アメリカに逆らえば、自衛隊の武器は即座に使えなくなります。暗号化されたブラックボックスが組み込まれている武器ですから、アメリカはいつでも自衛隊の武器や装備を無力化できるのです。」

 「表向き、日本は独立国ということになっていますが、敗戦以来、防衛と外交についてはアメリカの保護国のままなんですよ。」

 この時の印象を、私はブログに次のように書きました。

 「楽しそうに、得意そうに喋る伊藤氏が不思議でならず、1時間半の動画をつい最後まで見てしまいました。」

 氏はさらに楽しそうに語っていました。

 「私がアメリカから帰ってきて、一番に感じたことは、日本の保守と呼ばれる人たちが、中国と韓国と北朝鮮の悪口ばかり言っていると言うことでした。」

 「中国経済は大したことはない、韓国は口先だけの国だ、北朝鮮は危険な独裁国だなどと、年から年中、悪口を言っているだけ、国の独立を考えようとせず、自己満足のための批判と悪口ばかりです。」

 これから先の長い叙述も、6月18日の「ねこ庭」の内容ですから、覚えている方はスルーしてください。何度でも言わずにおれなくなる気持ちを理解して下さる方だけ、読み進んでください。

 氏の意見には、私と共通する米国認識がありますが、楽しそうに、得意そうに喋る話題でありませんので、水島氏みたいにうなづく気になれません。相手の話に耳を傾けると言うより、自分の意見を機関銃のように喋り、騒々しい話し方をする博学な人物であることは確認できました。

 米国、フランス、あるいはドイツ、イタリア、イギリスなどに在住している日本人評論家には、共通するパターンがあります。

 「日本の政治家は、学者は、マスコミは、」と、常に見下したように批判し、最後には、こうした人々に騙されている日本国民の意識の低さを指摘する。」

 暗い顔で脅さず、楽しそうに喋るところが違うだけで、話の中身は日本国民と日本への批判ですから、聞いていると不愉快になります。

 日本を愛する政治家と学者と国民が、「憲法改正」と「皇室護持」のため、どれほど反日勢力と戦っているか。全ては伊藤氏の言う「アメリカの保護国」からの脱出のためです。

 女性宮家と女系天皇に反対しているのは、国の土台である皇室を守ろうとしている踏ん張りです。敗戦後多くの国民に「国の防衛」と「皇室護持」考えさせなくしたのは、GHQが作った国際法違反の「日本国憲法」です。

 1 時間半も喋りながら氏は、「日本の独立のためには、憲法改正がその第一歩だ。」と、肝心のことに言及しませんでした。

 ずっと日本にいて、国を愛する多くの国民を見ているはずなのに、水島氏は氏の愚論に一つの反論もしませんでした。自称保守にも、色々な人間がいますから、息子たちがこういう人たちに惑わされないことを祈りました。

 以上で転記を終わりますが、なぜこんな面倒なことをしたかと言いますと、18回のシリーズを見なくても動画の内容が予測できる感があり、次のことを息子たちに伝えたくなったからです。

 「14回番組を見ない前から、氏に期待していない自分がいます。」

 「もしかすると、長いシリーズの中で、氏を見直す奇跡があるのかもしれない。」

 次回は、奇跡を期待しつつ1番目の動画を紹介します。

  1.  「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回前半 ) 」   令和3年10月22日

  2. 「伊藤貫の真剣な雑談 ( 第1回後半 )」    令和3年10月23日

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伊藤貫氏の意見紹介 - 17 ( 視聴者のコメント紹介 - 2 )

2023-07-15 21:04:38 | 徒然の記

 今回は、残っているコメントを紹介します。

    コメント8・・

   「ユダヤが ~ ユダヤが ~ ばかりで、前に進まない議論をしている馬渕氏に対し、一刻も早く核武装する以外に日本独立の道はないという差し迫った状況を、具体性を持って訴える伊藤氏。ユダヤ陰謀論は半分正解だが、実際の政治はバランスオブパワーの要素が大きいという伊藤氏のお話。その通りなんだろうと思います。

   「ロスチャイルド内ですら権力闘争が起きるのに、世界がユダヤ資本という統一された一つの集団の筋書きだけで動いていると想像するのは、非現実的。ユダヤ資本の中にもおそらく違いはあり、そこにアメリカのエスタブリッシュ各々の欲望・野望が絡み、本当に複雑なんでしょう。」

    コメント9・・

   「軽々しく「陰謀論」としてしまう伊藤の限界。社会科学系の学者は枠組みがないと何も語れない。厳密な意味で「科学」ではない。」

    「馬淵には、対象そのものに迫ろうとするアプローチが見える。”学者”よりも科学的だ。 伊藤が「説明はいいんだけど、日本はどうするのか?」と言った時には耳を疑った。この人は馬淵の何を聞いてたんだろうと失望するしかない。」
 
   コメント10・・

   「馬渕先生のご説明もわかるが、伊藤先生がご立腹なのも共感できる。北朝鮮はアメリカや日本に向けてミサイルを発射したり、核弾頭を準備してきたけど、実際は中国から独立を維持するために、核やミサイルの開発や潜水艦が必要だったはず。」

   「岸田は、プルトニュームをフランスにどうのと言っている。亡国に拍車をかけるつもりのようです。精神武装と言いますが、日本人はほとんど共産主義思想を知りませんね。共産主義運動が分からない。」

   「参政党の神谷さんのように、いろんなことを勉強してきた人でもそうです。最近は、文化共産主義とかいうんですね。ヘルメットや角棒を持っていた奴らが大学にいた時代にいなかった人には、難しいのでしょう。」

   「私はもう一度、共産主義のどこが間違っているのかをまとめた本があったらいいと思います。資本論なんかが少し前からまた脚光を浴びていますが、形態を変えて出てきているものを批判できる人はいないのかね。マルクーゼの流れの、ジェンダー運動。」

   コメント11・・

     「伊藤貫が、議論のすり替えとか言っている人がいるが、伊藤さんは結局理屈を並べたところで、最終的には武力が必要だと言っているのだと思う。理屈なんて後から何とでも言える、ということが独立国 ( 強国 ) の理屈なんだよ。」

   コメント12・・

   「馬渕さんの言っていることを否定する気はないけど、現状認識だけで未来のビジョンが見えない。ユダヤ資本のグローバルキャピタリストどもが世界を牛耳っているとして、日本はこれから何を目指してどうすべきか ? という点、。」

   「もちろん正しい現状認識がなければ、未来への方向性すら決定できないどころか、大きく間違うので、馬渕さんの言論はもっと広く知れ渡るべきだと思うけど。」

   コメント13・・

   「馬渕、訓垂れても、核議論をかわすようじゃ話にならない。伊藤先生の勝ち。」

 13人の方の意見を紹介しました。最後に私の意見を述べますが、いつも変わらない意見でも、13人の方と並べると違った印象が生まれるのでしょうか。つまり、〈 戦後の日本が先送りしてきた2つの重要案件 〉を語らない人が、果たして保守言論人なのだろうか ? ということです。

  1. 亡国の「日本国憲法」を、戦後77年経ってもなぜ改正できないのか

  2. 皇室崩壊の要因となった「11宮家の皇籍離脱」を、戦後77年経ってもなぜ元に戻せないのか

 この二つを最優先課題として具体論を語らない人は、「絵に描いた餅」を国民に食べさせようとする人であり、空理空論の人と考えます。「学びの庭」の「ねこ庭」から眺めますと、両氏は空理空論の人に見えてなりません。

 次回からは、紹介する動画のタイトルが『伊藤貫の真剣な雑談』と変わり、18回シリーズとなります。茹だるような暑さの「ねこ庭」なので、学徒の方だけご訪問ください。暑さを忘れる好奇心 ( 野次馬根性 ) が無いと、熱中症に負かされそうな心配があります。

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伊藤貫氏の意見紹介 - 16 ( 視聴者のコメント紹介 - 1 )

2023-07-15 17:11:23 | 徒然の記

 13件のコメントがありますので、入れられている順番に従い、省略せずに紹介します。

    コメント1 ・・

   「いつにも増して、興味深く拝聴。今回は馬渕さんの見解に納得です。伊藤さんの突然の日本独立、核抑止力云々は、少々飛躍しすぎの感を否めません。いずれ行き着くところの、必要な議論だとは思いますが・・・」

    コメント2・・

   「超一流の論客だと思っていた伊藤先生が、馬渕大使の丁寧な意見に対しきちんと反論せず、突然感情的になって論点のすり替えのような、情け無い卑怯で姑息な手段に出るとは思いもしなかった。 常に沈着冷静で、視野の広い馬渕大使に完敗でした。」

    コメント3 ・・
 
   「馬渕大使が説明された、多面的な世界の現状分析は大変参考になりました。 ただ、「なるほど、そうだったのか。」で終わるのではなく 「では日本はどうすべきか」という具体的な処方については見えてきませんでした・・・ 」
 
   「伊藤先生は、「国家単位」での分析とされていましたが、分析に基づく具体的な処方を述べられておりました。 私は、「現状分析」とそれに対する「今後の処方箋」の両方を知りたいです。 「分析」だけでは、問題は解決できないので。」

    コメント4・・

   「馬淵さんが精神武装と言っているのは、本当の敵が誰なのか?日本の何を守るのか?がわからないと、命を懸けて守ることはできないと言っているんじゃないの?」

   「今の日本人は、国を守る意識が世界で一番低いらしいけど、そんな国防意識で核を持とうが意味がないと。馬淵さんは、国体こそ日本人が守るべきものだと言っているけど、同感だね。」

    コメント5・・

   「国を取り戻さないで、精神武装なんかできるかよwww。」

    コメント6・・

   「この当時はまだ、日本の核武装論を真剣に論じるまでの風潮でなかったから、馬渕さんも答えにくかっただろうね。伊藤先生は3歩くらい先を見てるから、高らかに「日本は核武装すべき」と言える方。今馬渕先生に聞けば、「核武装すべき!」と迷いなく言われると思いますよ。」

    コメント7・・

   「統一国家と国家ファースト主義、民主主義・保守と思っていたが、実は真っ赤な共産主義思想。統一政府と共産主義の親和性。」

   「伊藤さんは頑固に片側しか見ようとせず、どっぷりと恩恵に預かったアメリカ生活から離脱できない。少し失礼ですが、浅はかなのは、歴史的考察ができていないからだと思った。そろそろ日本に拠点を置いて、世界をみませんか ? 」

 入れられたコメントを読みますと、伊藤氏賛成派と馬渕氏賛成派に分かれているようです。私は両氏にそれぞれ違和感を抱いていますので、いずれにも入りません。「議論百出」、「百家争鳴」という言葉通り、同じ保守といってもこれだけの相違があります。これでは、分派、異端者、裏切り者と騒いでいる左翼の人々を笑えなくなります。
 
 果たして息子たちの参考になったのかどうか、次回は残りのコメントになります。
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伊藤貫氏の意見紹介 - 15 ( 核武装論について )

2023-07-15 11:21:25 | 徒然の記

       1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」            2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

 前回、半煮え料理と言いましたのは、二つの理由からでした。

  1.  あまりに唐突な、伊藤氏の日本核武装論に関する質問

  2.  唐突な質問に対する、馬渕氏の拍子抜けのする回答

 中国、北朝鮮、ロシアの核が日本に照準を合わせ配備されている現在、日本の核武装論そのものを、私は否定していません。今のままでは座して死滅するだけですから、実際に核武装するかしないかは別にして、対抗策としての核武装を議論することは当然でしょう。「やられたらやり返す ( 相互主義  ) 」というのが国際常識ですから、周辺国の脅しにすくんでいるだけというのは一人前の国がすることではありません。

 中国、北朝鮮、ロシアの核は、日本駐留の米軍基地を狙っているという説明ですが、広島・長崎に投下された原爆の千倍とも言われる威力の核爆弾です。「第三次世界大戦」は、地球破壊規模の大戦争になりますから、簡単に発射しないのでしょうが、不測の事態が発生したら、一発のミサイルで日本は壊滅状態となります。

 ウクライナ侵略戦争で、プーチン大統領が実際に核の脅しをかけ、国連の無力さが世界に露呈しました。また中国の将軍は、いつまでも日本がアメリカ側につくのなら、中国には日本を破滅させる力があると脅します。

 たとえそうだとしても、伊藤氏の問題提起は唐突過ぎます。質問をするのなら、前提となる国際情勢を述べ、自分の意見を語ってから始めるのが順序というものでしょう。馬渕氏がグローバリストの金融資本家勢力の説明をしている時、邪魔をするように質問をするのですから、礼儀を欠いています。

 一方馬渕氏について言いますと、唐突な質問だとしても、「差し迫った危機」を目前にしている時、やるべきことは「国民の精神武装」だというのが果たして答えなのでしょうか。伊藤氏の質問がなくとも、中国、北朝鮮の核の脅しが日常的にされている現在、具体的な考えを用意しているのが日本を愛する保守言論人でないかと、自分はそう考えます。

 覚えている人もいると思いますが、日本で初めて「核武装論」の必要性を語った政治家は中川昭一氏でした。氏はタカ派の自由民主党議員の中心にいて、戦後日本の風潮を慨嘆していました。平成21年10月、氏は寝室で倒れているところを発見され、死因は急性心筋梗塞と発表されましたが特定には至らず、暗殺されたという噂も残っています。

 日本国内で「核武装論」を封じ込めている勢力は、共産党を中心とする反日左翼勢力ですから、私自身は中川氏の意見を是としています。中川氏だけでなく、「核シェアリング」を語った安倍氏も、暗殺されました。世界で唯一の被爆国である日本は、決して核を持ってならないという意見が支配する日本で、核武装論を口にすることはある意味では命がけの行為です。従って伊藤氏のように、唐突な質問をするという不躾は視聴者に異様な印象を与えます

 私と同じ思いをした視聴者の方々が、動画にたくさんのコメントを寄せています。伊藤氏に賛成する人、馬渕氏に同意する人、伊藤氏を批判する意見、馬渕氏を否定する意見など様々です。相反する意見ですが、どの意見にも私は同意してしまいました。それほどこの動画がした問題提起が複雑だったのではないかと、そう考えています。

 次回は、そのコメントを紹介いたします。

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伊藤貫氏の意見紹介 - 14 ( 両氏の熱い議論部分 )

2023-07-15 07:04:10 | 徒然の記

    1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」               2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

 久しぶりに横道から元へ戻りますと、頭の整理が必要になります。41編の動画の紹介をめざして、今回がやっと2編目の紹介になるということです。アメリカを動かしている勢力について、馬渕氏は1つの勢力を重視し、伊藤氏は3つと考えています。その場の流れで表現が変わりますが、今後のために再確認します。

 〈 馬渕氏の認識 〉

  1.  「ディープステイト」、 「グローバリストと称するウォール・ストリートのユダヤ金融資本家」、「ロックフェラー財閥を含む、国際主義者と称される資本家たち」「ウォール・ストリート勢力」

    いずれも同じ意味で使っています。

 〈 伊藤氏の認識 〉

  1.  「金持ちのトップ0.1%のグループ」 ( 別名  )「ネオコンとイスラエルロビー」

  2. ( 東部 )エスタブリッシュメントグループ

  3. アメリカ国民

   アメリカの政治・外交政策は上記3つの勢力の絡み合いで決まると言う

 以上頭の整理をした上で、両氏の意見を紹介していきます・・・ここまで書いて「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」の動画を見終えた感想です。作りかけの半煮え料理を出され、さあ食べろとでも言われているような不快感が残っています。

  ・この動画は「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 )同じものの中から、特に熱くなっている二人の議論部分を切り取って作られている。

  ・たった2分23秒の長さで、何の編集もされておらず、「勝手に見てください」という投げやりな動画である

 不快感の理由は以上ですが、内容はいい加減でなく無視できませんので、紹介します。

 馬渕氏

  ・国家単位の議論は重要ですが、それで全てを見ると間違うことを強調してきました。

  ・ウォール・ストリート勢力はイデオロギー攻勢を強めている。

  ・それは何かというと、グローバリズムであって、21世紀の共産主義なんです。

  ・つまりウォール・ストリート勢力は、ロシア革命を支援してきた。

  ・そういう視点を持っていないと、今のアメリカがなぜ反日なのかということが分からない。

  ・伊藤先生の分析は素晴らしいけれど、今なぜアメリカの国務省が反日なのかを考えると、そこにはロシア革命に遡る歴史があるはずです。

 馬渕氏が伊藤氏を批判するので、我慢できなくなった氏が、身を乗り出して質問を挟みます。

 伊藤氏

  ・田中さんと馬渕さんは、日本が核を持つことに賛成なんですか。

 馬渕氏

  ・そんな議論は全然していないんですよ。

 伊藤氏

  ・ちょっと聞かせてください。

  ・だって、そういう海外勢力が日本を解体しようとしていると、さっきからおっしゃっておられるが、それじゃあ、日本を独立させるためにはどうすればいいんですか ?

 馬渕氏

  ・いやメアリかも、そういう意味では、その勢力のターゲットになっていると・・

 伊藤氏

  ・その説明はいいんだけど、独立するつもりがあるんですか。

  ・日本が自主的な核抑止力をきちんと持って、キチンとした独立国になることを支持するつもりが、おありになるんですか。

 馬渕氏

  ・議論はそこまで行っていないと思いますよ。だから、伊藤先生の質問には答えられないんですけれど、つまり独立の意味は何かというと、今我々のやるべきことは日本人自身が「精神武装」しなければならないということなんですよ。

  ・つまり、これだけ反日的イデオロギーに囲まれているんだと、もう一度胃の腑にストンと落としてみる。そうすると、本当の敵が何なのかということが分かってくる。

 伊藤氏の反論が続くのかもしれませんが、動画はここで終わっています。私が注目したのは、両氏の意見より、寄せられた視聴者のコメントの方でした。スペースがなくなりましたので、尻切れトンボとならないように注意しながら、続きの紹介を次回と致します。

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伊藤貫氏の意見紹介 - 13 ( GHQの言いなり内閣がしたこと )

2023-07-14 17:13:33 | 徒然の記

   〈 戦後の日本が先送りしてきた重要案件 〉

  1. 亡国の「日本国憲法」を、戦後77年経ってもなぜ改正できないのか

  2. 皇室崩壊の要因となった「11宮家の皇籍離脱」を、戦後77年経ってもなぜ元に戻せないのか

 昭和22年の片山内閣の時に、11宮家の皇籍離脱が行われています。本論に入る前に、片山内閣とはどういう内閣であったのかを説明します。

 「昭和20( 1945 ) 年に日本社会党が結成されたとき、片山氏が書記長に就任。」

 「翌年の昭和21年に、初代社会党委員長になった。」

 「昭和22年の総選挙で社会党が第一党となり、総理大臣となった。」

 この時の衆議院での首班指名選挙の記録によりますと、3名の候補者がいました。
 
  1.   片山哲  419票   2.  吉田茂    0 票        3.   斉藤晃 1票
 
 名宰相と言われた吉田茂氏を凌ぐ、圧倒的多数で片山氏が指名されています。なぜこのようにいびつな投票結果になったのかは、次の説明が教えてくれます。

 「片山内閣は、日本社会党党首を首班とする初の内閣であり、日本国憲法施行後の初の内閣でもあった。片山の高潔な人柄は広く知られており、世間からの期待も高く、内閣支持率は68%にも上った。」

 「しかし片山は、選挙での地滑り的勝利を収めるまで、自身が一国の舵取りをすることを想定しておらず、政権は、滑り出しから閣内の意見がまとまらず、このため、片山が全閣僚を兼任して親任式に臨み、一人内閣で凌ぐこととなった。」

 「閣僚が決まった後も党内左派の突き上げが続き、また終始GHQの言いなりであったため、政権運営も政争も不得手な片山はグズ哲とあだ名されることとなる。」

 「人事を巡って党内が紛糾し、予算成立も待たずして、短期間で内閣総辞職をせざるを得なくなり、8ヶ月の短命政権となった。」

 この優柔不断な片山氏が、昭和22年10月13日の皇室会議で議長を務めました。11宮家の皇籍離脱を決議した時の会議です。その時の発言記録がありますので、紹介します。グズ哲というあだ名に似合わず、即決の会議でした。

 「今次戦争が終結しました直後より、皇族のうちから、終戦後の国内国外の情勢に鑑み、皇籍を離脱し、一国民として、国家の再建に努めたいという御意思を表明せら れる向があり、」

 「宮内省におきましても、事情やむを得ないところとして、その御意思の実現をはかることとなり、旧皇室典範その他関係法令について、必要な改訂を加え 準備を致しましたが、種々の事情により実現を見るに至らなかったのであります。」

 「そうしてこの問題は、新憲法公布後に制定せられました新皇室典範により、新憲法施行後に実現せられることとなり、これに必要な準備が整いましたので、本日、皇室会議の議に付することとなった次第であります。」

 新皇室典範が、日本国憲法と同じく、GHQの占領下で制定されたものであることや、GHQによる『皇族の財産上その他の特権廃止に関する指令』が発せられていたことなどから、背後にGHQの強い圧力があったことは否定出来ないと言われていました。こうした重要な事実を、本当に伊藤、馬渕両氏は知らなかったのでしょうか。

 米国滞在が長かった伊藤氏が知っていたのかどうか、定かでありませんが、念押しのためもう一つ有名な話を紹介します。

 亡くなられた三笠宮寛仁 ( ともひと ) 親王が平成18年に、「皇籍離脱は、GHQによる皇族弱体化のための措置であった。」という見解を示されています。片山氏の発言録と異なり、皇籍離脱に強く反発した皇族が少なくなかったことの証明とも言われています。

 本来のテーマを外れ大きく脱線しましたが、次回からは元へ戻り、青色表示の項目からの再開です。

   1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」         2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

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