稽古場の改装をする為に…ステンレス製のラックを3個購入しました。
その金属製の頑丈なラックが…本日稽古場に到着です。
でも受け取りに…僕一人で留守番です。
でも…川崎隊員に言われてました。
「1個の重さは20キロあるから…手を出したり手伝うと腰を痛めますよ。」
だから…僕は留守番役だけです。
待つ事1時間…3階までの階段をゴソゴソと怪しげな音が聞こえます。
ドアをノックした配達員君は…開けてみると疲れ切っています。
これだ!6thGAMBLEで欲しかった演技は…でも彼には関係ないのです。
僕は…まず1個目を受け取ります。
「まだ2個あります…ゼイゼイ…」と…配達員君は僕に階下を指差します。
僕は川崎隊員の言葉を胸に秘め…聞こえない振りをします。
また数分後…重い荷物をハアハア言って昇って来る配達員君です。
僕が階段を降りる気配がないと解ると…彼は少しムッとして言います。
「これにサインしておいて下さい!後で貰います!」と…伝票を渡します。
既に伝票を持っていたのは…僕が3個目を持って上がって御仕舞いと思ったのか?
僕は彼が哀れに思い…いつもより丁寧にサインしました。
『この伝票のサインは売れるぞ!』と思ってると…あ~あ~の喘ぎ声が聞こえます。
6thGAMBLEのオープニングの喘ぎ声は…やはり正しかったのだ!
20キロの荷物を一人で3往復も運んだ配達員君は…完全にグロッキーです。
伝票を切る手つきや挨拶も…疲れているより不服顔です。
『他人の事を手伝わずに良かった』と…初めて感じた僕でした。