日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



昨日はキューバ館を好意的に取り上げましたが、今日は当サイトにしてはめずらしく、やや批判的な展開になりそうな、カナダ館、いきます。

カナダ館はキューバ館とともに、グローバルコモン2の入り口にあり、そうとうに目立っています。一般的な感覚ですが、ゾーンの入り口にあるパビリオンは混雑するように思います。
(コモン1のサウジアラビア館、インド館、コモン6のシンガポール館、オーストラリア館など)

カナダ館はこのポジションによって、かなり混雑しています。
並んでいると、入り口の女性から、「このパビリオンのテーマは、【多様性】 diversity です!」と明るく説明があるのですが、ここでちょっとイヤな予感がします。
確かに、カナダは東側がフランス語が主で、西側は英語、っちゅう~ ややっこしい国だよな~、
入館すると、すぐ細長い廊下があり、先を右にまわった先に劇場があることがなんとなくわかります。
劇場のスクリーン部分裏全体が、今いる廊下となります。

ところが、この途中で入場者全員が止められます(なんで?!)
よく見ると、廊下の右から透けて見える劇場側にも人が入場しており(?!?!)、合計で結構な人数となります。

廊下の左側のモニターではじまった映画は、数人のカナダ人のオン・オフを、イメージ映像で紹介するというもので、7~8分弱くらい、けっこう淡々と展開します。

終わると、今度は先ほど見えた劇場に通され、今度は大型スクリーンを通して、また同じ音楽がかかり、また7~8分の映像を見ます。

つまり、これって「ほぼ同じ映像を客全員に、2回見せている!」のです!!

これはちょっと.... かんべんしてほしい、と素直に思ってしまいました。
違った見せ方をしても、同じコンセプト、同じ音楽で興味を持続するには、内容が抽象的すぎるのです。よほどコンテンツに自信がない限り、こんなプレゼンテーションはできないと思いますが、その価値を製作陣は確信がもてたのでしょうか。

わりきらない気分で次のゾーンにいっても、もう展示には目がいきません。
さっさと脱出するだけです。
(そうでない人もいると思いますが)

いいポジションを確保しているだけに、金はかかってそうなだけに、残念....という、後味の悪い、カナダ館でした。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集