日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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9/14,16,17に、フランスはパリ、シテ・ド・ラ・ミュジックにて行なわれた室内オペラ、「モーツァルト・ショート・カッツ」についての評が、金曜の夕刊に載っていて興味深く拝見。


フランスの喜劇界をリードしてきた演出チーム、デ・シャンが60年代のホテルのロビーを舞台に創り上げた、交錯する3つの愛の物語。
このベースとなったのが、モーツァルトの初期の知られざるオペラから珠玉のアリアや名場面からの抜粋。女性指揮者ローレンス・エキルベが、これらの調性や曲調を組み合わせたもので物語化したと。

ここまで読んで、モーツァルトのどの曲なんだろう?!という興味がふつふつと....
なんだかんだサーチしてやっと全体像がみえてきました(フランス語に苦戦しましたが...)

採用されている曲は、例えば、
K.87 「ポントの王、ミトリダーテ」
K.344 2幕のジングシュピーゲル「ツアーイデ」からのアリアなど数曲、
K.196 オペラ ブッファ 「偽りの女庭師」から数曲とか、

さらには、
K.446 パントマイムのための音楽(!!)というような、確かにほとんど聴く機会のないモーツアルトの楽曲を紡ぎ合わせて構成していることを理解しました。

批評ではこの室内オペラについて、モーツアルトのエスプリが見事に凝縮と絶賛しており、どういう企画に仕上がっているか、いつか機会があったら観てみたいものです....

せめて今晩のNHK、2006 7月ザルツブルグでのガラコンサートでも視聴しますか(ハイビジョンでは放送済)
ちなみに、超有名曲群がぞろぞろしている中で、K.584はめずらしい曲となっています。
(コシの第1幕11場のアリアを差し替えで歌われた曲)

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