日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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間もなく、007シリーズ第21作「カジノロワイヤル」が日本でも公開されます。
先週から既にアメリカ公開されており、サイトをちょこちょこチェックしておりました。
今回007が誕生するまでを描くというリスキーな脚本ということで、ヤキモキしていたのですが、評判もおおむね良く、ファンとしてはホッとするところです。

実は、1967年に制作されたもうひとつの「カジノロワイヤル」があります。
この年は「007は二度死ぬ」が公開された年にあたり、007シリーズの初期の人気のピーク時にあたります。
007シリーズは全てMGMが制作しているわけですが、こちらはコロンビアが映画化権を持っていて唯一制作したジェームズボンドものとなります。今となっては同じソニーグループというのが笑えます!

この時はヒットシリーズにあやかりつつ、笑い倒そうという企画意図でしょうか、12/1公開になる新作と原作は同じとはいえ、全く自由に飛びまくった解釈で通常の007シリーズとは全く違う次元にたつ、超迷作です。
「オースティン・パワーズ」のルーツとも言えるようなパロディづくし、ハチャメチャな話といえばわかりやすいでしょうか。原作者のイアン・フレミングも墓のなかで思わず苦笑していたに違い有りません。


まず、メンツがメチャクチャ!

5人もの有名監督が同時に担当していて(どおりで整合性がイマイチない)、しかもその中にはこの映画の中でも出演しているジョン・ヒューストン(巨匠映画監督かつ名優!)が。

音楽はなんと!、バート・バカラック、主題曲は名曲、Look Of Love。

出演はコレまたビックリのデイヴィッド・ニーヴン、ピーター・セラーズ、ウルスラ・アンドレス(初代ボンドガール!!!)、ウディ・アレン、そして驚きのオーソン・ウェルズ、デボラ・カー、ウィリアム・ホールデン、ジャン・ポール・ベルモンド etc..... 目が回りそうなスーパーラインナップです。

ガキの時に観たときは全くわけわからないままで撃沈したのですが、今になってみると、これだけ豪華にバカバカしいことをやってのけているのに思わず感動させられますし、ここで性の目覚めがなぜなかったと思うくらい?!、女優陣が超セクシー....(今観るとイラストも=写真)

Another CASINO ROYALE として、バカバカしいのが好きな方には要チェックの作品と言えましょう!


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