日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



放送はもう2ヶ月前。
初見の感想=「これはタフ。うかつに書けないゾ」
で、何度も視聴してから今日やっとアップ(笑)


ムハマド・ユヌス氏といえば、ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの人。
貧困撲滅にもつながる新たな資本主義の形として「ソーシャル・ビジネス」について熱く語る。

もともと無担保の小口融資「マイクロクレジット」を発明した人なので、いちいち説得力が違う。
グラミン銀行を通してこのサービスを提供することで、世界の貧困克服に貢献した人だけに。
行き過ぎた利潤追求から抜け出し、貧困や環境などの社会問題を解決していくべきだと熱く語る姿は感動的。
 
実践している「ソーシャル・ビジネス」の具体例として登場するのが、ダノンと共同で行っているヨーグルト事業。
バングラデシュの貧しい子供たちの栄養状態を改善するための事業である。

それだけでなく、クリーンな自動車事業の話を検討中とか、かなりのアイデアマン。
そしてその車の面白いのが、モーターが発電機となっていて、車から取り出して電気を供給することもできるように考えているという。
文明から遠いエリアでは、電気が使えることで助かる人々もたくさんいるだろうから、大きなメリットがある。


最後に素晴らしいと思ったコメントをいくつか引用。
<金融制度をただす前に、それを生んだ資本主義をただすべきだ。
<私たちは資本主義を誤って解釈している。 
<ビジネスとは金もうけのことで、利益の最大化がその使命という。
<この解釈は人間を金もうけの機械と見なす、誤った解釈だと思う

<すべての人間には利己的な面と、無私で献身的な面がある。
<私たちは利己的な部分だけに基づいて、ビジネスの世界を作った。
<無私の部分も市場に持ち込めば、資本主義は完成する。
<私はそれを、「ソーシャル・ビジネス」と呼ぶ

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