日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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さて、昨日の続きです!

昨日、「コンテンツの誕生」の苦しみ、について理解できない評論の問題点を指摘した。
特に、この映画では「ブロガー」が半分を締めているだけに、その部分を差し置いての評論はできないはずである。

なのに!
まるで雑誌のように、あまりに客観的すぎるブロガー文章が多く見受けられたのは、あまりにも意外。
(なんのための本音を語るブログなのかい?)

そこまでの酷い現象があるので、「この映画を悪く言うブロガーは、総て疑え」となってしまうのだ。


一方で「コンテンツの誕生」の苦しみ、という点で、巡回しているブログの記事を読み、改めて理解が進んだ自分があった。
そこでふれられていたのは、「出版プルー」。

いろいろな縁を通して、本の出版が決まり何度も推敲して完成原稿を納品、いよいよ発売を待つのみの状況。
ここで、作者はほぼ全員が数日間、かなり「落ち込む」らしい。
原稿に対する あれやこれやの「後悔」、発表されての評価への「不安」、その販売状況、などなど、数々のプレッシャーが押し寄せる。

この映画ではそれを、2人の「コンテンツの誕生」への経緯を通し、表現していると実感した。
しかも美しいのは、2人とも別にそんな「結果」を最初から目的として追い求めていたわけではなく、「自然発生的」に意思を示し、それを貫いていく。
そうやって本物の「コンテンツ」が誕生していくのだという事を、表現している。
つまりこの映画は、とっても「真摯」!


写真はNY来訪時、本屋でみつけたジュリア・チャイルドの著作群。
まさか自分が本のみならず、テレビ番組になるなど夢にも思わず、ひたすら自分の表現したいことを追求した彼女に、ジュリーならずとも、最大の敬意を払うのでは。

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