日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



「ニュー・シネマ・パラダイス』で有名な監督、ジュゼッペ・トルナトーレ。 

彼が、イタリア南部のシチリア州の小さな町、故郷バーリアを愛情を持って描く。


イタリア、故郷というキーワードで、フェリー二がやはり自分の故郷リミニを描いた「アマルコルド」を即座に思い出した。
ただ、あちらはフェリーに本人が青年時代の話が中心だが、こちらはもっと大河ドラマ的に、父親の人生を中心に展開しつつ息子の時代へと引き継いでいく。
その人生を思い入れたっぷりに描いているので、俯瞰してみるとやや散漫。
個々のエピソードは面白いのだけど、やや脈絡なく、あくまでも時間軸をたよりに2時間半が経過する。

この結果、冒頭の説明となる。
「大皿にたっぷりてんこ盛りになった、南イタリア料理」
変化をつけないで、やや大味にぐいぐいせめてこられて、お腹一杯になっちゃった感じ(笑)
イタリアが好きな方には、このお正月お勧めな映画であることは間違いないが。


驚いたのは、今年最大級のビックリ カメオ出演があったこと。
同監督の「マレーナ」に主演していた、モニカ・ベルッチがちらっと。
ほんの一瞬なのだが。。。。。

「あれっ?! もしかして”?」
「でも、まさか....」な状態だったのだけれど、ラスト・クレジットで名前を発見し、驚愕。
椅子からころげ落ちそうになった。
よくわかったなと自分でも微妙な気持ちに(それは見たらわかります)

というのは、そのほんの一瞬のシーンは、主人公の性への目覚めを描いたシーンだからだ!
(実に!アマルコルド的展開)
よほど監督の思い入れが強く、彼女にお願いしたのだろう(笑)

そんなワンシーンに、最大?の執念をつぎ込んだ監督の思い入れが、手にとるようにわかってしまった。
こんな結論で申し訳ない.....が、凄いインパクトだったので......

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