
さて、正しい「ピンポイント」に立つと、なにが起こるか。
~起こる現象~
しばらく眺めていると、真ん中の「隙間」の間隔が微妙に動き出し、変化する。
まず狭くなりだし、しばらくすると今度は大きくなる(マジです)
その動きは1度だけでなく、繰り返される。
そうしてみていくと、今度は「隙間」だけではなくブロック自体が浮かび出す。
つまり、
「ロスコ絵画」は、錯覚を引き起こす装置だった!
ロスコ自身もこう言っている。
「親密な状態を創りだしたいからこそ、私は大画面を描くのです。
大きな画面は、すばやく、あなたをその中に連れ込むのです」
とか、
「色があなたにとって重要なのでしょうね」と聞かれたとき、ロスコはこう答えている。
「いいえ、色ではなく、寸法です」